PCR陰性証明書が無いと行けない収鋲

北朝鮮KCTV「録画報道:党の育児政策を貫徹するための事業を力強く推進」より🇰🇵
各地でヤギ乳の生産が盛んに行われている。
黄海北道の温情畜産専門協同農場の建物は、千里馬の時代すら知ってそうな面持ち。

咸興市青年ヤギ農場では「乳加工統合生産システム」が導入されている。
ノートパソコンとモニターの間にある白い「操縦部」は、パソコンと搾乳などの現場とのインターフェースということだろうか。

目が覚めるとまだ暗かった。
アナウンスを聞くと、六日町の辺りだと言う。
それにしても冷房が効きすぎて寒い。

毛布が欲しいところだが、コロナ対策でか全くないと言う状況。
羽織る布団もなくもうしばらく寝ることに。
コロナの前に風邪でも引かなければいいが。

そして5時前、新潟駅に到着。
さすがに早朝だけあって周囲にはほとんど誰もいない。

駅前の地元せんべい会社の広告には指原が出ている。
本来ここにはNGT48が入るべきだった。
しかし、例の暴行事件があってからと言うもの、地元には許されていないようであった。

Twitterで「NGT48 CM」で検索してみても、長岡市内の解体業者で1件CMがあると言う程度なのだと言う。
解体業者かぁ…

それはともかく、現在新潟駅は大規模な改修工事中であり、両脇からしか入ることができない。

正面向かって右側の入り口から入ることにする。

長岡駅は3番線からの発車であった。
車両はE127系の3両編成。
客はそこそこの入りだった。

3両編成は、ほどなくして新津に到着した。
線路が4方向に出ている新津の駅は、構内が広い。

どっち駅のベンチや壁などに、リスのような哺乳動物のような何かがフィーチャリングされているが、これはオコジョのようだった。

そもそも新津は、新潟駅が高架化してからというもの「SLばんえつ物語」の拠点となる駅となっており、そのための観光広告に力を入れているようだった。

ところで、体温はどうなってるんだろうか。
測ってみたら36.0℃だった。
今日行く粟島には、PCR検査証明書の他に、体温計まで持っていかないといけない。

酒田行きは、ハイブリッドのGV-E400の2両編成であった。

新潟駅から、新発田や村上方面に行くのに新津を通ると言う事は、つまりいわゆる「水原線」を通ると言うことである。

水原線を通るのであれば、新潟県阿賀野市は収鋲しておきたい。
阿賀野市と言うのは、少し前までの水原町と京ケ瀬村のことである。
しかし、阿賀野市内にある京ヶ瀬・水原・神山の各駅はそれぞれ30秒停車である。

それでも、おそらく阿賀野市なんて再び来るチャンスもないであろうから意を決して撮ることにしたい。

酒田行きのハイブリットディーゼルカーは、青々とした苗田が広がる越後平野を行く。
この列車は車掌が乗っているので、どの駅でも全部のドアが開くのがありがたい。

しかし、京ヶ瀬に到着すると高校生が乗り込んでくる。
あくまで邪魔なのは自分なのであるが、乗り込んでくる時間は、撮影上は時間のロスになる。

それでもどうにか3駅で撮影はした。
これで新潟県阿賀野市は収鋲としたい。(収鋲率:新潟県46.7%、全国49.2%)

ところで、阿賀野市内の各駅から乗り込んでくる女子高生の髪型は皆揃ってスポーティーなショートカットである。
そういう校則なのか、それとも流行っているのか。

高校生たちは新発田で降りていった。
その代わりに、新発田からは客が大勢乗ってきた。
ボックスを占有しているのも申し訳ないほどに。

そして酒田行きは、青々とした越後平野をなおも北上する。

坂町では米坂線が分岐するが、米坂線のディーゼルカーはキハ110であった。
そのうちキハ110も淘汰されていくのだろうか。

そしてなおも北上する。

ほどなくして村上に到着。
この7:30時点で体温は36.3℃。

村上は、直流電化区間の最北端であり、新潟県北の要衝でもある。
交直流の電車を投入するのはもったいないと見えて、ここから先へ直通する列車はすべてディーゼルカーである。

ところで、村上駅の待合室でぼんやりTwitterを見ていると、こんなツイートがリツイートで回ってきた。

日本語が所々乱れているが、この人はコロナで行き倒れになったらしい。
そのために警察沙汰になり、救急車まで呼ばれたが、呼吸困難でないともはや病院では受け入れないらしいのだ。

救急車が帰っていくというのは余程の医療崩壊である。
つまり、受け入れれる病院が全くないと言うことなのだろう。

この方は、いわゆる「中等症1」と言う状態だろうか。
近いうちに、このようなコロナ患者が外に転がっている状態が普通になっていくのだろうか。
まるで戦時中のウクライナの飢餓のように。

この危機迫るツイートを見ると、のんびり旅行している自分は何なんだと言う話になる。
心胆寒からしめるツイートである。

だったら引き返すか?
少なくとも、冷房が効いているといっても密な待合室に居た堪れず、暑い外のベンチで待っていることにした。

粟島汽船に送迎する乗り合いタクシーは、8時25分に来てくれることになった。

というか、タクシーはすでに停留所の前で待っていたのだ。
粟島浦村は、船の発着する岩船港から村上駅までの送迎タクシーを村の予算で雇っているらしい。
それで30分前までに予約が必要なのだ。

で、客は自分1人しかいないと言うことを判断し、この小型タクシーを差し向けたと言うことらしい。

タクシーの運転手は、なんとなく秋田訛りっぽい感じであった。
新潟県は全般になまりが少ないイメージであるが、県境まで来ると結構隣接自治体の影響受ける感じがする。
というか隣接と言えば庄内ではないだろうか。

フェリー乗り場の車の台数を見て、「今年は半分ぐらいだね」と言った。
それでも、半分ぐらいは来ているようである。

切符売り場に入り、若い夫婦連れや子供たちで結構賑わっている。
釣り客が多いようだった。
というか、ぶっちゃけて言うとマイルドヤンキーっぽい感じが多い。

粟島に行くためには、前2週間の体温をはからなければいけない。
それで、これまでのモーニングルーティーンでガストの店先の体温計であった値とおぼしきものを書き込む。

PCR検査の結果はもう要らないと言うことだった。

高速船は、晴れた日本海を順調に走っていく。
幸い、電源のある席に座れた。

ものの1時間程度で、高速線は粟島に到着する。

港では、各民宿の送迎車が出迎えしている。
宿泊客を乗せて、三々五々出発していく。

こちらはと言えば、送迎バスの北回りと言うのが11時に出ると言うので、それの予約をすることにする。
北回りのバスと言うのは、1日1往復だけ、島の北側の岬などをめぐる観光色の強いバスである。
5分から10分程度の休憩もある。

港にある観光案内所で予約をしようとするが、結構な行列が並んでいる。
なんだと思ったら、キャンプ場のテント使用届らしい。
粟島はキャンプのメッカでもあるらしい。

それでみんな、レギンスなどスポーティーな格好しているのだ。

さて、こちらは11時のバスを予約したので、その間待合室で待っていることにする。
待合室には、クーラーは無い。
長居されては困ると言うことなのでもあろう。

いずれ、この上陸をもって、新潟県岩船郡粟島浦村は収鋲としたい。(収鋲率:新潟県50.0%、全国49.3%)

11時のバスであるが、10時50分過ぎには既に来ていた。
銀色のマイクロバスであった。
南牧村のワゴン車のようなものを想像していたので、少し余裕を持って乗ることができそうだ。

バスに入ろうとしたら、ねじりハチマキをした運転手が「予約の必要なバスだよ?」と言う。
「予約してましたよ」と言うと、他の女性客は「出発しなくてよかったねぇ」と言う。

昔はおばさんばかりで数名だった。
村営バスとは言っても、いわゆる定期観光バスのような感じで運営されているようだった。

ねじりはちまきの運転手は、女性客に対しやたらフレンドリーに話す。
「この岩はねー、昭和39年の新潟地震で盛り上がったんだよ。昭和39年は東京でオリンピックがあったんだけど知らないでしょ?」といった感じで観光案内をする。

バスは、日本海の海岸美を右手に走る。

最初の休憩所は「八つ鉢展望台」と言うところで、海を一望の下に見ることができる。
そして、バイオトイレもあって、トイレ休憩も兼ねている。

そして良い時間になったらまた出発する。

ねじりハチマキの運転手が名調子で解説するには、次の仏崎展望台は「ハワイにも劣らない絶景」なのだと言う。

果たして、その仏崎展望台に到着すると、聞きしに勝る絶景が広がっていた。
奇岩景勝とはまさにこのこと。
ここは10分停車だった。
まさに、定期観光バスとしての運用である。

後は、山道をくねくね走って、粟島のメイン道路である県道に合流し、釜谷の集落へと向かう。
運転手によれば、釜谷集落は30世帯程度で、人口は80人程度なのだと言う。

そして、その釜谷集落のコミュニティーセンターである「さっこい館」の前が、バスの終着となる。

釜谷集落は、急な斜面にへばりつくような漁村であった。

港に折り返すバスは、12時の発車だと言う。
これまでやってきた、北周りの村営バスがそのまま港へ行くと言う。
こちらのバスは、県道をそのまま走る系統となっており、1日数往復する生活路線としての系統となっている。

これまで北回りで回ってきた客のほかに、中学生らしい2人が乗り込んできた。

果たして、生活路線としての村営バスの旅は呆気なく終わってしまった。
すぐに汽船乗り場に到着。

さて… 昼食にしますか。
昼食は港のビルの2階にあるレストランで。

昨年までは4名でやっていたらしいが、今年は1人しか残らないのだという。
その1人の履歴書のようなものがホワイトボードに書いてありこれまでも数カ所の自治体で「町おこし協力隊」をやったのだという。
町おこし業界も、こうして数カ所を転々とするパターンが多いようだ。

さて、そのたった一人のレストランであるが、今日は魚の丼とカレーしか無いという。
魚が食べれないので、カレーしか注文できるものがなく、それにする。

もはや16時の船でまでやることがないので、どうやって時間を潰すかと言うことに注力したい。
とりあえずカレーを食べ、水でも飲みながらゆっくりしていることにしたい。

とりあえず、内浦の中心部だけでも見ていくことにする。
観光業のウエイトが高いためか、釣り宿は民宿が軒を連ねる。

村で唯一と思われる郵便局がある。
集配車の出入りするスペースは無いようで、この局には集配機能があるかどうかは不明である。

郵便局の前には、双方向に向けてバス停があり、なかなか本格的である。

市街地の南のはずれに小中学校があった。
おそらく昭和の末ぐらいに建てたのではないかと思われる建築ではあるがそれなりに大きく立派である。

後は細い路地を回って、また港に到着する。

粟島のどこの飲食店も、昼の部と夜の部を区切って営業しているようで、昼の部は14時で閉めるところが多いようだ。
その中でも、港に1番近いカフェは15時までやっているようだった。

それで、そのカフェに入って一休みすることにする。
ここではメニューが比較的多く、コロッケバーガーなんてのもある。
ところが、飲み物はウーロン茶を頼んだために、この暑い中平で飲み干してしまい、店に入る理由を失ってしまう。
やっぱり、長居したければホットコーヒーでも頼むべきだった。

そのうち、客が増えてきたので自分はいたたまれなくなり店を出ることにする。

まだ14時半前で、船の出発まで2時間ちかくあるのだが、さっさと乗船手続きを済ませてしまう。
待合室は冷房がなく、外のベンチにいたほうがよっぽど海風が当たって涼める。
涼めるとは言っても、この炎天下でぬるい風しか当たってこない。

そのうち、島内の各民宿の送迎バスが客をおろしにやってくる。
みんな16時の船に乗りに来たのだ。

キャンプで来てる人はみんなレギンス姿である。
なぜキャンプでレギンスなのか。
それは虫刺され対策なのだと言う。

日本人女性の太い脚にはレギンスがよく似合う。

16時発の船の改札は40分前からだと言う。
つまり15時20分。
どうせなら、早く船に乗って電源の取れる席をゲットすることにしたい。

果たして、15時17分ごろから乗船が開始した。
首尾良く、電源を取る席をゲット。

さっきのコロッケバーガーが効いているのか船内ではほとんど寝ていた。

岩船港に到着すると、予約していた乗り合いタクシーが待っていた。

乗り合いタクシーは意外に早く着いた。
まさか17時15分に着けると思っていなかったので、17時15分発の「いなほ12号」ではなく、その次の17時36分発の「海里」を予約したのだ。

17時05分ごろに着いてしまったので、「海里」をキャンセルしてしまって、「いなほ12号」に予約変更することにした。

「いなほ12号」なら18時01分に新潟に到着する。
これなら、歩いても19時に閉店の万代シティーバスターミナルのカレーを食べることができる。
万代シティーバスターミナルのカレーは名物だ。

そうなるともう一つ欲を出して、夜行バスではなく新幹線で今日中に帰ってしまいたい。
それも、大宮発20時56分の「しもうさ号」に間に合うようにしたい。
そうすると、18時54分の「とき344号」に乗るしかない。これなら大宮に20時32分に到着する。

つまり、良い形で与えられた時間は18時01分から18時54分の1時間弱と言うことになる。

さて、スマホには、「東京都の感染者4066人で日曜日最多」と言うニュースが入ってきている。

確かに、感染者が減る要素は無いのだ。
オリンピックは今日は開会式であると言うが、今後どうなるのか全くわからない。
ワクチンに行きたいと言うが、感染者はワクチンを打てないと言うではないか。

ほんとに怖いとしか言いようがない。
PCR検査を受ける前は、自分がもしかしたらわが社で8人めの感染者になるのかとビクビクしていたが、この調子だと、わが社でも来週初めからボロボロ出てくるのではないだろうか。

千葉県でも感染者は988人であると言う。
首都圏でも、感染者はもう1000人のオーダーに達しているのだ。
本当にどこに潜んでいるかわかったものではない。
考えるだけでも鬱だ…

「いなほ12号」は新発田から白新線に入り、新潟へと向かっていく。

そして、高架線になり左手に新幹線の駅が見えたらそこ新潟駅に到着となる。
降りたホームのすぐ左は新幹線のホームとなる。

後ろのほうの号車だったので、東側の出入り口のほうが近いかと思って東側から出ようとした。

ところが、工事中なので臨時通路がかなり長い。
13時07分のBRTに乗らなければいけないのだ。

やっとのことで改札口を出ると、帰りを急ぐ女子高生たちに「ワクチンを打っちゃだめだよ。絶対打っちゃだめだよ」と言っている男がいるよう
黒い「#QAnon」のTシャツを着た、横浜にいたクルーに似た男がビラを配っている。

Qアノンってかなりの極右だと思ったが、ワクチンには反対なのか。
反ワクチンと言えば左のお家芸だと思っていた。

それはともかくBRTに急ぎたい。

BRTに乗るとはいっても、ものの1キロもせずに万代シティーバスターミナルに到着する。
そして、路地を1つ通ると、バスターミナルとなる。

新潟名物である、バスセンターのカレーライスはまだそこに鎮座していた。

早速大盛りを頼むことにしたい。
どうせなら、カレーライスと、店そのものが映るアングルで食べたいではないか。
そーゆーアングルを探して食べることに。

もっと欲を言うと、バスターミナルなのだから、バスも映るアングルで食べたかった。
しかし、各席には衝立が付いており、なかなか多くを求めるのは難しい。

さあ、食べ終わったら新潟駅に戻ることにしたい。
万代橋から新潟駅には、バスがかなり頻繁に走っている。
とは言っても、博多駅から天神の西鉄バスの1.7秒に1本と言うほどではないが。

そして新潟駅に到着する。
18時54分の「とき344号」には間に合いそうだ。

新潟駅のバスターミナルを右手に見ながら、えきネットでeチケットを買う。

「とき344号」はE2系で運用されている。
更新工事が終了しており、電源も取れる。

車内はかなりガラガラだ。
それで、密になる事は無い。

あとはもうブログ付けするだけ。
何もやることはない。
iPadとiPhoneの充電をしつつ大宮到着を待つだけ。

長岡や越後湯沢である程度の客が乗ってきた。

そして高崎を過ぎ、降りる準備を始める。
左手に在来線の線路群が近づいてくると、大宮に到着である。

あとは3番線から新習志野行きの「しもうさ号」に乗るだけ。

ところで、煙草を吸うのは英語で「smoking」だが、電子タバコを吸うのは「vaping」らしい。
初めて知った。

20時50分過ぎて、「しもうさ号」のE231系が3番線に入線する。
車内はガラガラだ。
それもそのはずでこの時間になると首都圏ではほとんど店がやってないからだ。

結局、ほとんどガラガラのまま新八柱に到着。
後は新京成線で帰宅。

帰宅して、まず石鹸とアルコール手を洗い、イソジンとハナノアでうがいをする。
もはやこの状況だと、神経質になってなりすぎる事はないだろう。

22時半現在、体温36.2℃、血中酸素濃度97%。

今日は、オリンピックの閉会式であったと言う。
この世界コロナ大戦中に、ろくでもないレガシーを作ってくれたものである。

 

 

 

 

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