その手は桑名のハマグリのガソリン焼き

北朝鮮KCTV「切々としたした懐かしさの中に社会主義共同仕事が沸き立つ」という番組らしい🇰🇵
7月8日の金日成同志の命日を偲んで、農業部門での遺訓を特集しているようである。
これは列車爆発で有名になった龍川郡にある新厳共同農場にて。
どうやら建国間もない頃にここで現地指導したらしい。

こちらは平壌果樹農場。
1969年に金日成同志がこのリンゴの木で現地指導をしたので聖蹟が建立されているらしい。
近くにはその様子を描いた朝鮮画もある。

6時12分に目が覚める。
今日は九十九里浜で、はまぐりのガソリン焼きイベントであるが、大体7時台に行動を開始できればいいかなと思っていたので、この分であれば大丈夫であろう。

天気はと言うと、数日前に週間予報で見たところでは、本州一帯が雨に覆われていたので、開催自体危ぶんでいたが、この分だと大丈夫では無いのだろうか。
事実、外は曇っており、鳥がさえずっている。

日課となっている、他のSNSの投稿を済ませ、出発の準備をする。
今日は大きなリュックでなくてもナップザックで良いだろう。

結局、行動開始したのは7時45分。
雨が降っていないので自転車で行こうと思ったら、どうやら自転車を駅に置き忘れたらしい。
そういえば昨日は自転車で駅に行ったんだったか。
それもそのはずで、昨日は今日より晴れていた。

集合場所は千葉駅前であるが、新京成であれば乗り換えなしで行けるところ、吉牛で朝食を食べたかったので八柱経由で行くことにした。
やはり日本人は米である。(冒頭のKCTVの通り、北朝鮮だって米なんだろうけど)

兎も角も、新八柱から武蔵野線の中の人となる。
武蔵野線では座れなかった。

そして総武線の黄色い電車に乗り換え千葉駅へ。

千葉駅前では相変わらず京成系の千葉〇〇バスがウヨウヨと発着している。
10時まではまだ時間があるので、NTT千葉支店の向かいのサンマルクで時間をつぶすことにする。

今回のツアーで、千葉から出発するのは2人だけなのだそうで、貸切バスは頼まず、アルファードで送迎するのだと言う。
10時の集合時間かと思っていたら、10時半だった。

引き続き喫茶店でアルファードを待ってると、ショートメールが来てもうドライバーは京葉銀行前に来てると言う。
それで、送迎の車で行くことにした。

送迎の車は、千葉市内に住んでるJSツアーの社員がやってくれているのだと言う。
韓流好きのおばさんであり、「愛の不時着見てないの!?見たほうがいいよ」と熱く愛の不時着を勧めてくれた。

北朝鮮旅行を専門にしているJSツアーは、韓国専門の三進トラベルの子会社なのであり、2〜3名で運営しているんだと言う。
「新義州の日帰りツアーを希望しているのであれば社長にリクエストしたほうがいいわよ」とのことであった。

高速道路を降り、九十九里町に入ると、はまぐり料理の看板がよく目に付く。
九十九里浜は、はまぐりでも有名のようだった。

千葉出発は自分1人だけなのだが、結局1番先に着いたのは自分たち千葉出発組だった。
急行ポチョンボさんが来ており、BGMの準備をされていた。

しばらくしてバスで来た東京発の人々も到着した。
北朝鮮好きと言うと、何やらオタク系と言うイメージがあるが、女性もそれなりの割合いた。
「愛の不時着」の影響だろうか。

ほどなくして、律動体操が始まったのだが、たいして練習してなかったのでうまく動けなかったのはともかく、昔、北海道支社の頃の草野球で負傷した右膝の爆弾がここで爆発した。
もう歩けるか歩けないかというところまで膝を痛めてしまった。
ほんとに痛い。

律動体操は1回目でもかなり痛かったのになんと2回目やると言う。
勘弁してよと思いつつ2回目はなんとかこなす。

まず最初は普通にバーベキューであった。
それもそうだろう。ハマグリだけで腹が膨れるとは思えない。
席は指定席になっており、4人1組でやるような感じだった。
バーベキューなんて共同作業なわけだが、自分は全く役に立たず、申し訳ない気がした。

火を起こすのに難儀したが、着火剤を追加することでどうにかバーベキューができる程度の火を起こすことができた。

昼が近づき、いよいよメインイベントであるはまぐりのガソリン焼きである。

ハマガソは、まず濡らしたムシロの上にハマグリを並べるところから始まる。
ガソリンをかけてもはまぐりに入らないように並べる向きがあるのだと言う。
そして、はまぐりに当たらないように焼酎を飲むのが普通なのであると言う。
名実ともに「アルコール消毒」と言うやつだ。

ガソリンは、想像していたのと違って、バシャーッとかけるわけではなく、ペットボトルからポタポタとかけるような感じであった。
それで、ガソリンをかけたところが火がつくと言う感じで、思ったほど爆発的に燃えるとか言う感じではなかったのである。

千葉から送迎してくれた女性社員の方が、JSツアーの社長に「ほら、リクエストするなら今よ」と紹介してくれた。
新義州日帰りツアーに行きたい旨を伝えると、「日本人は無理。日本人には金を使ってほしいから」と言うことであった。

残念…
というか、今や日本人はそれほど金持ちの民族ではないのだ。
北朝鮮当局には、その点をアップデートしてほしいものである。

この後、15時までフリータイムであると言うのは、正直で手持ち無沙汰である。
なにぶんにもコミュ障であり、どうも会話を弾ませるのが苦手な自分は、海に行ってぽつんと過ごす。

元々のコミュ症は、決死撮影なんてものを始めてからより進行しているのではないだろうか。

そろそろ15時間近くなってきたので、キャンプ場に戻ることにする。
そうしていると、キャンプ場から「マンセー!」と聞こえてくる。
一本締めの感覚でやってるのかな。
少し乗り遅れてしまった。

後はもう千葉駅を送ってもらうだけ。
JSツアーの社員さんと「愛の不時着」の話をずっとしていた。
個人的には、朝鮮人民軍の兵士というと浅黒くて栄養状態が悪そうなイメージがあったので、韓流タレントのような色白で背の高いイケメンがいるはずがないと思って、食わず嫌いをしていた。
それでも、熱心に薦めるので一度ネトフリに契約してみてみようかな。

千葉駅からは、総武線の快速で新橋を目指す。
ホテルオークラは虎ノ門なので、新橋からは都営バスの渋88系統が1番便利なのだが、30分に1本しか走っておらず、あいにくいい時間がないので、銀座線で虎ノ門へ行く。

昨日、バッハ帰れデモで写っていたのは虎ノ門病院の脇であった。
虎ノ門病院と言うと、ホテルオークラからは道本隔てた程度の距離がある。
そこまで警官が警備していると言う事は、安倍晋三並みの警備であると言えよう。

実際に、虎ノ門病院の脇を通ってみると、確かにホテルオークラのところには警官が等間隔で立っている。
そして向こうにはアメリカ大使館がある。
これはカメラを向けるとかなりやばい状況ではある。
外国公館と言うのは、撮影するとガチで怒られるのだ。

ただし、今なら警官の間を縫ってホテルオークラの脇を通ることはできる。

それでも1枚撮影してみる。
ピント合ってないが、さすがに何枚も撮るのは職務質問されかねないのでさっさと退散することにする。
オークラのエントランス前でも警察官の見ていると固定写真を撮ってみたが、特に何も言われなかった。

このラジエッタの撮影を以って、ハ群の撮影も終了したので、後はイロハシャッフルが残っているのみである。

さて、夕食はどこで食べようか。
せっかく日比谷線のほうに来ているので、北千住の珍来にでも行こうか。

と言うことで、久しぶりに珍来でマーボー丼。

北千住からの常磐線快速は座れなかった。
しかし、松戸からの新京成線はガラガラで余裕で座ることができた。

駅の階段を降りると、律動体操でやった膝がどんどん痛くなってくる。
ここまで痛くなってるのは、札幌支社にいたときの野球大会で負傷して以来だ。

帰宅し、玄関や風呂場の段差にすら右膝が痛くなると言う状況。
明日から生活できるんだろうか…

ともかくも今日の決死の4名を洗いに出してこちらも風呂に入る。

そして乾いたところでまたイロハシャッフル

ここからしばらくはこの陣容で行くことにする。

さて、また明日から1週間が始まる。
自分は決死撮影を通じてストレスを解消すると決めたのだ。
ならばもうそれであらゆるストレスを解消していくしかない。

 

 

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