平成末期のアンナミラーズ

一時期は、例の制服で一世を風靡しており、千葉そごうにも出店していたアンナミラーズは、今や品川駅前にしかないのだという。

いつか行こう行こうと思って行っていないままになっていたのだが、平成も終わることとて、一度行ってみることとしたい。

ひと頃は千葉そごうだけではなく、自由が丘や横浜など色々な所に店舗があったはずである。
それが今や品川駅前だけ・・・

時の流れとはいとど過酷なものである。

ちなみに、品川駅前の第一京浜の向こうにある高輪Wingの2回の、赤くネオンが光っているのがそのアンナミラーズである。

風前の灯火となってしまったこの1店舗も、いつ閉店するか分かったものではない。
行けるうちに行ってしまいたい。

・・・と思っていたら「風前の灯火」とかそんなことは全くなく、行列ができていた。

それと、店内を見る限りでは、例の制服は昔からの通りだが、客層としては女性が圧倒的に多い。年齢層は若い女性からおばさんまで様々である。
制服に鼻を伸ばしてやって来るような男など自分を含め数えるほどもいない。
あくまで、価格は多少高いがパイの味で勝負する店になっているようだった。

何やかや思って待っていたら、行列が流れ出し自分も店内に入ることができた。
案内は男性店員である。

カウンターの席があるようだったので、そこになるかと思ったら、品川駅や第一京浜が見渡せる席に案内された。
これはありがたいかも。

さすがはアンナミラーズだけに、色々なパイがある。
その中で、ダッチアップルパイを頼むことにした。
アンナミラーズはそもそも、ペンシルベニアダッチスタイルの店だ、というので・・・

脚の付いたコーヒーカップもアンミラ名物である。

ところで、窓際の席は良いのだが、つまりは向こうからもこちらが見える、ということである。どうも落ち着かない。

肝心の店員さんの制服であるが、あまり女性の年齢をどうたら言うものでもないが、「その制服で抵抗ない?大丈夫?」 と思うような落ち着いた感じの女性が着ていたのが印象的だった。自分自身でその制服を楽しめているなら、周囲がどうたら言う筋合いは無いのだろうが・・・

「ごゆっくりどうぞ」とは言われたものの、品川駅から丸見えの場所では落ち着かず、さっさと店を出ることにした。

そんな日本最後のアンナミラーズ。

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