思い出供養:もしあの頃、理想の女性が目の前に現れてたら?

世の中には想像を絶するような造形力の人もいるものである。
特に髪の表現が凄い。
ドールの髪と言えば、スケールが小さくなればなるほど、あからさまに「人形っぽさ」が出てしまうものだ。例えばリカちゃん人形のように。
ところがこの方は、髪の毛の太さまで1/6にしてるのか?と思うほど精細に髪のふんわり感や小顔感を表現している。
まるで美容院から出てきた女子大生のように。

御本人曰く「僕はただ塗っただけ」とな。

そりゃイチローが「ただバットを振っただけ」、大谷が「ただ投げただけ」と言うようなものだろう。

イチローはどんな時でも、素振りができるようにバットを近くに置いていたのだという。つまり、努力することが一切苦になっていなかったということだ。練習がつらいなどと泣き言を言っている凡人と決定的に違うのは、このような所であろう。
天才とは「持って生まれた技術」以上に、「日々の努力を一切苦痛に感じない才能」であることを痛感させられる。

ともあれ、この草莽の天才が生み出す、美容院から出てきたようなエアリーな感じのロングヘア女性をここまでリアルに表現したトルソーフィギュアを見てたら、つい自分自身の思い出を供養したくなってみた。

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