都心への限界旅行

また今週末も外出の自粛要請が出され、店舖を休業する所も多くなってきた。

ただしあくまで「自粛」である。
休業保償してくれるわけでもない中で、おそらく外出をゼロにするわけにはいかないだろう。

ただ、自分に関しては幸いそういうことはないが、この時代を切り取ってみたいという気持ちもある。
しかし、閑散とした街の中自分1人というのは、変に目立ったりはしないだろうか。
まさかそこで見張ってたマスコミに取材なんてされないだろうな。
ある意味、究極の限界旅行になってしまうかもしれない。

そのように戦々恐々としながら松戸駅に降り立つと、さほど自粛ムードはない。
駅の中の喫茶店も普通に営業している。
決死モデル:チームWBナギサヤ

松戸からの千代田線は一応、コーナーに座ることはできた。

山手線も閑散としていたが、心なしか女性が多い。
一説には、普段から店員など接客することの多い職業の女性はもう諦めているという話もある。

西日暮里の横を通り過ぎる新幹線も、湘南新宿ラインを通り過ぎる成田エクスプレスもまるで空気を運んでいるよう。

新宿に降り立ってみると意外に人が多い。これでも少ない方なのかも知れないが、自分以外に誰もいないと言うほどでもない。

歌舞伎町に行くと、わりと普通に人がいた。
しかし若者中心だった。それと外国人。
決死モデル:トルソーさんナイ

飲食店系は店を閉めてる所が多い。
いつぞやダークツーリズムで行ったことのある歌舞伎町ビル火災事件の跡地の韓国料理店は営業していたので、ここで昼食にすることにする。

昼食はユッケジャン。
結構高い・・・ まあ歌舞伎町で高いだろうし仕方ないのかな。

さて、次は原宿に行くことにしましょう。

原宿に到着すると、ホームがもう1本できていた。
それと、駅舎が新しくなっていた。本当は味のあるいい駅舎だったのだが・・・

さて、竹下通りに行ってみよう。
今日は限界旅行のつもりで来たのが、ごく普通にみんな歩いてるので拍子抜けしてしまった。
こんな調子だから毎日コロナの感染者数が記録更新してしまうのだろう。
決死モデルチームPウメコ

ただ、半分ぐらいの店は閉店していた。
さすが原宿と思ったのは、洗えるマスクを扱っている店が結構ある。アパレル系の本場だけはある。

単純往復は芸がないので別の道を通って行こうと思ったら、迷路のような道に迷ってしまった。
それでもどうにか私有地のような所を通って竹下通りに出る事ができた。
本当は立ち入り禁止だったのかもしれないが許してちょうだい。

さて、次に来たところは渋谷である。
渋谷も結構な人出。本当に外出自粛なのだろうか。

と、オーロラビジョンみたいな画面に「小池百合子です」と出てきた。いわく「東京には海外から帰ってこられた方もいらっしゃいます。都民の皆様に外出の自粛をお願いいたします」という。

世界的にも有名な例の109前のスクランブル交差点ではマスコミのマイクが待ち構えている。
やっぱりマスコミがいた。

しかしいつもに比べれば人は少ない。
桜と青ガエルとか、桜とハチ公像とか、こんな時期じゃないと撮れないだろう。しかしなかなかピントが合わず、何回か撮り直しすることになった。
決死モデル:チームY間宮

そうして撮った写真を確認している隣で、「NHKですが今日はどうして渋谷に・・・」という取材が始まった。
きっと「こんな若者ばかりだからコロナが」みたいな文脈での報道になるに違いない。

渋谷から銀座線で末広町を目指すことにする。

末広町というか秋葉原もまた人が結構いた。

本当に外出自粛とかいうのはどこへ行ったんだろうか。

絵売りのおねいさんなんて久しぶりに見た。

厚生労働省は今般のコロナでの一律給付に対して「風俗営業は除外」とか言って差別とか炎上しているが、この絵売りのおねいさんたちを除外するのであれば理解は得られるのではないか。
もっとも、どんな時でも分断を持ち込むこの政権のやり方に賛成などできないが・・・

メイド喫茶のおねいさん達の呼び込みも心なしか熱が入っていた。
彼女達も非正規雇用でつらいのだろうか。
もし明日の食事代や家賃にも困る状況であれば、セーフガードに頼って欲しい。
なぜこのような格差社会になってしまうのか。それは大人しすぎる日本人の帰結ではないのか・・・

 

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