第9回ウォーキング 〜鎌ヶ谷縦断〜

松戸と船橋の間には、鎌ヶ谷という目立たない町がある。
ただし日公ファンは二軍グランドがあるのでおなじみであろう。
そういえば欠損バーのこみみちゃんは公フアンだった。

鎌ヶ谷市を北西〜南東に割る新京成で1駅目は、ぐぬぎ山となる。
くぬぎ山といえば新京成の車庫がある駅となる。

ちなみに、ファイターズ球場は市川市に近い方の、かなりの山奥となるので今回のルートとはしない。

まずはくぬぎ山へ。
くぬぎ山は新京成の車庫だけではなく、本社もある。
決死モデル:チームPユウリ
ユウリの左の白い建物が本社となる。

ところで、くぬぎ山周辺にはバスが走っていないだけではなく、全く店が無い。
これではゴーストタウンである。

ともかくも、線路沿いに步くことにしたい。

車庫に行く途中、なぜか堤防のような連続した土盛りがある。
これは「野馬防土手」といい、江戸時代に放牧馬の逸走を防ぐ為に作られたのだといい、延長は150kmにもなったのだという。

そして右側に梨畑を見て、左側に車庫が連なる。
船橋にはふなっし一がいて、梨が特産であることを主張しているが、鎌ヶ谷もまた梨が特産である。

向こうには北総線のガードが見える。
スカイライナーが成田空港方面に走って行ったが、基本的には高額で本数も少ない。

そして松戸と幕張を結ぶ県道57号線を南東方向へ。
基本的には住宅地の中にある。

しばらく歩いていくと北初富駅へ。

北初富駅は新京成の中で最も乗降客数が少ない駅となるが、かつて北総線が高砂〜新鎌まで開業する前は、ここから小室方面に分岐していたのだ。
決死モデル:トルソーさん丸尾

それまでは、松戸からは津田沼行と小室行が交互に出ていたのである。つまり、船橋市である小室あたりから東京に出るには、松戸経由でなくてはいけなかったということである。

ところでこの北初富、片側(津田沼方面)だけ高架化しており、松戸方面は相変わらず踏切があり、地上駅となっている。

そしてさほども步かないうちに、また高架線が現れた。
こんどは東武野田線であり、鎌ヶ谷市の代表駅である「鎌ヶ谷駅」はこちらにある。
決死モデル:チームTエリー

また、すぐ先にはまた新京成線の高架がある。
そのくらい新京成はクニュクニュと曲がりくねっているのである。
なぜここまで曲がり具合なのか。それは習志野の鉄道連隊の敷設訓練としての610mm軌間の軍用鉄道が始まりだからである。
その路盤敷を西武と京成が競願する形で払い下げの申請を行った。
千葉県内に路線がある京成はともかくなぜ西武なのか。
それは、鉄道連隊を終戦除隊となった将兵がこぞって京成と西武に入社したからであるという。
現在の西武新宿線の東村山までの路線もまた、鉄連が演習として敷設した路線である。

その新京成線も、高架化の波にさらされている。
新鎌ヶ谷駅周辺で連続立体交差事業が始まっており、最後の地上駅の時と、最初の高架駅の時は実際に行ったこともある。

その高架区間は、とりあえずこの初富第3踏切の直前で終わりとなる。
この区間が完全に高架となるのは、2020年になるという。

そして再び県道57号線を鎌ヶ谷大仏方面へ。。。
沿道のスポーツ用品店では、昨年のドラフト会議で6位指名され千葉ロッテに入団した地元習志野高校出身の古谷拓郎の横断幕が掲げられていた。
いまのの所、wikipediaに独立した項目はない。

そして、鎌ヶ谷大仏の交差点を右折するとすぐに鎌ヶ谷大仏そして駅となる。
決死モデル:チームR真夜

鎌ヶ谷大仏には以前も来たことがあるが、大した大きさではない。
この時も書いているが、新京成線開業当初、この鎌ヶ谷大仏を観光資源として売り出そうとはしたものの、あまりの小ささに誰もががっかりしたほどであるという。

周囲はある程度商店街があり、千葉相互銀行の後裔である京葉銀行の鎌ヶ谷支店もこの鎌ヶ谷大仏にある。
新京成の駅としては、この鎌ヶ谷大仏が中心であるということが言えよう。

その新京成線における鎌ケ谷市の代表駅である鎌ヶ谷大仏駅は、船橋新京成バスの本社も兼ねており、バスの車庫とバスターミナルも併設している。
バスターミナルは定期券売り場もあり、車庫を出たらすぐに横付けできる乗り場も2番まである。

ホームの自販機は8900系を模している。
そういえば常盤平の自販機は8800系の形で、北習志野の自販機はN800系の形だった。

さて次なる案件に行きますか。。。

 

関連するエントリ(とシステム側で自動的に判断したもの)


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です