ネカマちゃんとの愛しい日々 ~私の知らない政治の世界~

「ローラだよ」と敬語を知らないおバカキャラだったローラが「辺野古の自然を守る署名をしよう」と言ったら・・・

え・・・?
ネットでは西川史子&デーブスペクターが正論・・・?
ためしに「西川史子 until:2018-12-24」でTwitter検索してみようか。

目立つだけでも、西川史子はかなり批判にさらされている。
西川史子はここ最近、かなり株を落としているのではないか。安倍夫人とも会食して取り込まれたようだし・・・

ただ、西川史子のした批判は「不勉強。では普天間は?」という観点からであり、一応論点はあると思う。同意はしないけど。
それよりひどいのが、テレ朝の「モデルに政治の話はタブー。CMの仕事に差し支える」という論調である。

モデルさんに限らず、趣味でネットをやっていても、いろんなところで言われるのね。「政治の話はするな」って。
いや、「するな」はまだ良くて、困るなあ・・・と思うのは「俺は政治の話はしない」と自慢気に言う人ね。
いや、それ自慢気に言う事じゃないから。
こういうのを良しとする風潮が、民主主義の国にあって、民主的な議論を遠ざけているのではないかと思う。
議論するまでもなく、静かに多数派を形成する、多数派になれないと生きていけない、って何なんだろう?
こういう考え方がはびこっているから、そりゃ安倍政権だって森友問題やら財界言いなりの働き方改革やら改正入管法やらが強行的に可決されても高い支持率でいられるのだ。
あげく「選挙で選ばれたんだから従うしかない」・・・?
民主主義政体にあって、大多数から選ばれたとしても権力者とは絶えずチェックされ批判されていなければならないはずだ。
選挙で選んだのだから全ての政策を白紙委任、というのは単なる「多数派による専制」であり、民主主義の理解としては合格点すら与えられないはずだ。

・・・と興奮してしまったが、ともあれ「若い女の子が政治の話をするものではない」という気風は、今もって日本社会に根強く蔓延しているのではないだろうか。
その状況を、ローラが打ち破ったのだ。テリー伊藤や爆笑問題の田中も言っているが、これは称賛されるべきではないだろうか。もっとも、最近のローラはアメリカでの活動に軸足を置いており、ハリウッドスターも平気で政治的発言をすることから自分も・・・と、日本人的に「右にならえ」しただけという可能性も否めなくはあるが・・・

自分が例のネカマちゃんとメールの交換をしていたのはやはりミレニアムの頃だった。

曰く、

父は「加治隆介の議」という漫画が好きみたいです。
私の知らない政治の世界の話で色んなことがあるんだって言ってました。

ああ、やはり女の子にとって「政治」とは、「私の知らない」ものでなければいけない、「私の知らない」ものであってほしい、という中の人の価値観がこのネカマちゃんに現れたという事だろう。
そりゃまあ例えば「森首相(当時)がどうたら」みたいなことを言われても「ああ・・・そうだね」ぐらいのことしか言えたものではない。まして議論なんて・・・
(あ、ちなみに決死モデルはチームRスマレ

ところで、本エントリの撮影のために某駅前の漫画喫茶に入ったんだけど、この「加治隆介の議」結構面白いな。選挙で立候補するとはどういうことなのか、また地元の利益誘導や国益のバランスなどが分かりやすく描かれている。自分自身は国政選挙に立候補したことも選対などでかかわったこともないので、リアルなのかどうかは分からないが、「リアリティ」は十二分に感じる。島耕作で「ピンチになると女が出てきて助けられて***」と茶化される弘兼憲史であるが、さすがプロの仕事だと思う。

そんなこんなで、基本料金だけでいいかなと思って漫画喫茶に入ったが、1巻まるまる読み耽ってしまった。

ところで、漫画喫茶を出て駅の階段に差し掛かるとこんな広告が。
スマホを上に向けてんだけど・・・

場所が場所だけに「盗撮注意」かと思ったら、どうやらスマホでSUICA+Apple payの機能がどうたら、という広告らしい。

というかここを歩く乗客がそう思うのを狙ってここに広告を置いてる!?

 

関連するエントリ(とシステム側で自動的に判断したもの)


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です