あの銚子電鉄が台風第15号の影響でやばいらしい。
【経営がつなわたりなんです(TT)】台風15号の影響など、相変わらず様々な問題を抱えながら綱渡りの経営が続く中、地元のクラフトビールメーカー 銚子チアーズ株式会社との共催で、銚子ビール列車 鮪(ツナ)渡り号を21日に運行しました。本日のTBS あさチャンでその模様が放送されました。頑張ります! pic.twitter.com/oUJr5bOZZX
— 銚子電鉄(公式) (@choden_inubou) September 23, 2019
・・・となると、旅行して経済を回して復興を応援しなければいけないのではないだろうか?
そうだ。そんな大義名分がある。
そうと決まったらもう行くしかない。
そうと決まったら駅に行くしかない。
そう思ってYahoo路線で時刻を検索してみたが、それより1つ早い京成津田沼行きに乗れた。
1本早い電車に乗れば津田沼で朝食でも食えるかもしれない。
そう思って飛び乗ったら車内はガラガラ。
ダブルでラッキーだと思ったら、この電車はくぬぎ山止まりだという。
道理でガラガラだったわけだ。
涙で回送電車を見送る。
(決死モデル:チームTエリー)
そして次に来た京成津田沼行きで新津田沼を目指す。
さすがにラッシュ時相応に車内は満員であったが、新鎌ヶ谷で座ることができた。
なんだかんだ言って「環状方向」の路線なので、接続駅で客の流れが大きく変わり、座ることだってできるのである。それは武蔵野線も同じ。
ということで、アプリの時刻表通りだと途中で蕎麦でも食うとかいうわけにはいかないわけで、仕方が無いので津田沼の駅ナカのまい泉でカツサンドを買って車内で食べるしかない。
カツサンドというのは昔から「旅先で朝食を食べる時間もない時の朝食」という位置付けになっている。
(決死モデル:トルソーさんの丸尾)
ちょうど、千葉行きの快速が来たのでこれで千葉を目指すことにする。
さすがにラッシュと逆行し、高校生の登校時間も過ぎたようで車内はガラガラである。
そして千葉からはE209系の銚子行きとなる。
乗務員は佐倉運輸区にいるようで、佐倉がJRの輸送の拠点となっているようである。
昔は機関区もあったし、何より成田線が分岐している。
佐倉から先は単線区間となり、列車交換による数分の停車を繰り返しながら行くことになる。
八街でも列車交換。
八街市は落花生の生産が日本一なのだという。
(決死モデル:チームY宇崎)
列車で移動している間にカメラから写真をダウンロードし、それをインスタにアップ・・・ という作業を繰り返す。
しかしその作業の間にインスタ映えしそうな風景に出会っても、作業中で撮れないという事態に遭遇する。
こういう場合はどうすればいいのか。
ダウンロード等カメラを占有する作業は、食事中などにした方が良さそうな気がする。
そういう反省点を生かして、インスタグラマーとしての大成につなげたいところである。
八日市場では何と7分停車。
ホームは駅舎側なので、駅前の撮影まで容易にすることができる。
(決死モデル:チームP桃園)
ところで、千葉県匝瑳郡の中心である八日市場の「匝瑳」ってのはどういう意味だろうと思っていたが、「匝」というのは「めぐる」という意味らしい。初めて知った。
また、八日市場以外にも猿田でも4分停車。
あとは終点の銚子を目指すだけ。
銚子に到着する頃には、車内もかなりガラガラになっていた。
そして銚子駅に到着。
銚子駅は前回来た時に比べて新しくなっていた。
また、跨線橋を渡った2~3番線の先に銚子電鉄のホームがあったが、ベンチは地元のヤマサ醤油の広告が出ていた。さすがは銚子といった所か。
(決死モデル:チームTアンヌ)
銚子電鉄の車輛は元京王の5000系の2両編成であった。
どうせなら元グリーン車の2000系にでも来て欲しかった。あれも結構ガタが来て予備車的に使っているのだろうか。
ともかくも外川に向かって出発。
経営難で有名・・・ というか経営難で一躍ブレイクした銚子電鉄は、「売るものがなくなったので今度は音を売ります」といってドアの音やモーターの音などをCDで売るらしい。
どこまでも商魂たくましい。
大正時代の開業当初にたてられたという駅舎も、その内部も、一々が情報量が多すぎる。
南海電鉄と同じで、ひとえに経営何によるものではあろうが、よくぞここまで残してくださいましたと言うほどの充実ぶりである。
(決死モデル:チームPペギー)
また、車止めの先にはデハ801が置いてあり、車内を見ることもできるようになっていた。
デハ801の車内には「打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?」のパネルも置いてある。アニメの聖地になったのだろうか。
また、何気にかなり古い郵政カブも打ち捨てられている。
撮るだけ撮ったら、銚子行きで1駅だけ戻り犬吠へ。
犬吠から犬吠崎灯台を目指すことにしたい。
まさか列車だけ撮ってインスタ映えでもないし・・・
ところで、さっき乗ってきた銚子電鉄の電車の車掌といい、犬吠駅の駅員といい、「鉄道員」らしい精悍さがないというか、何というか鉄ヲタに鉄道院の制服を着せただけ、という面持ちがあった。
仕事自体は普通にしていたようだが、何か雇用形態でもあるのだろうか。
まさか「好きならどんな安い給料でも働くでしょ」みたいな神経で雇ってるとか・・・?
犬吠崎灯台は、犬吠駅から歩いて数分の所にある。
正にこれは絶景!
インスタ映え必至の風景である。
(決死モデル:チームWBノノナナ)
昼食であるが、一応今回の旅はインスタ映えしたくて来ているので、銚子らしい何かを食べるしかない。
銚子といえば日本有数の水産都市。そうであってみれば海の幸を食べるしかない。
とはいっても自分は海の物が苦手なんだけど・・・
結局、自分でも食べれそうな鉄火丼を頼むことに。
もちろん、インスタ映えを狙って撮ったら捨てるなんてことは絶対にしない。
普通に完食した。
さて、いい時間なので駅に戻りますか・・・
そして犬吠から仲ノ町へ至り、入場料150円払って車庫見学をすることにする。
銚電名物のデキ3は、シートをかぶって塗装しなおしているようだった。
いったい今度は何の色になるというのか・・・
(決死モデル:チームTヤギー)
仲ノ町の駅の前に出てみると、人家など一つもなく、工場しかない。
まるで鶴見線かと思わせられる風景が広がる。
ところで、夕方の日差しが強く、いくらこの旅行最大の鉄ネタであったとはいえ、ヤギーを投入してよかったのかどうか迷うほどであった。
そして、仲ノ町駅北端からは、元京王グリーン車2000系を、雁首並べて撮ることができた。
(決死モデル:チームPみく)
ところで、今後のインスタ中心主義政策をとることで、首周りの関係からにしこくん仕事に入ることのできないみくをどのように使って行くか、というのが問題になる。
みく1人のためにあたらしくにしこくん衣装を作るというのもコスパ悪いし・・・
みくにはプール仕事や義手仕事といった、にしこくん仕事に関係ない部分で頑張ってもらうしかないのかな。
さて、後は銚子から戻るだけ。
さっきは総武本線経由できたので、今度は成田線経由で戻ることにしたい。
そして成田から我孫子へ行き、名物「弥生軒」の唐揚げそばで夕食。
(決死モデル:チームY城ヶ崎)
この弥生軒では、山下清も働いたことがあり、昭和35年には直筆のメッセージも残したのだという。
そんなこんなで、「サンキューちばフリーパス」の元を1日で取ってしまったが、有効期限としては明日もあるので、明日も朝か夜かで使うことにしたい。