高速バスではほとんど寝ることもできず、気づいたら金沢駅に到着していた。
季節は晩秋。
名実ともに旧制四高寮歌の「北の都に秋長けて」である。
そういえば池袋暴走事故の上級国民・飯塚某も旧制浦和高校出身で「武蔵が原」とか「城北十里」を歌っていた青春時代があったのだろうか。
さてバスを降りたところでバスで決死・・・ とおもったら、バスを降りたところで女性が二名、長々と駄弁っている。
女性にカメラを向けると結構厄介なので、女性が去るのを待って決死することにする。
さすがに厄介事は御免である。
ところで、金沢駅前というと例の噴水であるが、あまり朝早いとやっていないようである。
(決死モデル:チームWBミサメグ;超獣戦隊ライブマン出身)
とりあえず、金沢に来たところで11:30に粟津の児童館で尾小屋鉄道に乗る以外は何らの予定も立てていない。
ということで、さしたる目的も無く北鉄浅野川線に乗って内灘まで行ってみる。
そして戻りしなに割出という駅で降りてみる。
(決死モデル:チームTアンヌ;ウルトラセブン出身)
「割出」それは日本の駅を50音順に並べた時に一番最後に来る駅であり、いかにも北陸の私鉄にありそうな駅名である。
降りてみると、まず駅舎に「割出駅」という駅名標が無い。
地元客以外の利用を想定していない。むしろ拒んでいるのだ。
やはり鉄道事業者である前に閉鎖的な北陸人であるということであろうか。
さて、ではいい時間になったので粟津を目指しましょう。
昭和38年まで、粟津駅前の新粟津駅から粟津温泉まで、北陸鉄道の電車が結んでいた。
駅前の自転車置き場の前のカーブは、いかにもここに電車が走っていましたといわんばかりのカーブとなっている。
(決死モデル:チームWBミサメグ;超獣戦隊ライブマン出身)
ここから踏切を渡ってしばらく歩くと、粟津の児童館に行くことになる。
正式には「石川県こども交流センター小松館」。
ここでは尾小屋鉄道の保存運転をしており「なかよし鉄道」として乗ることができる。
今日は日曜日なので11:30と15:30の2回となる。
今回の旅程の中で最大の鉄ネタなので、ここでヤギー投入となる。
(決死モデル:チームTヤギー;ウルトラマンメビウス出身)
さすがにコロナの御時世だけあって、整理券方式で乗ることになる。
この旅行を計画した時は天候が危ぶまれたが、どうにか乗ることができた。
なにしろ雨が降ったら休むというのだから。
さて、乗るだけ乗ったら次の旅程へと行きましょう。