つい数日前にこれ以上ないバス駅を見つけたと思ったら、まだあった。
さっそく行ってきたいところである。
とはいえ、この先もまだ色々と旅行先が控えている。
よって浪費は控えたいところ。
結局とった手段は、1枚残りの青春18切符を買ってそれで行くことにした。
新八柱〜白石の往復でまともに切符を買えば5,500×2で11,000円。
しかし金券ショップで1枚残りの18切符を買ったので2,900円となる。
内情を言うと本当は大宮でおにぎりを買って撮ろうかと思っていた。
しかし南浦和の殺人的ラッシュがブログ映えというかツイッター映えすると思って、こちらを撮ることにした。
それで大宮は素通りすることにしたのである。
(決死モデル:チームR小沢)
では朝食は・・・
と思って浦和駅西口の磯丸水産でマグロ丼でもと思ったら、ここは11時30分にならないと開店しないのだという。
24時間営業だと思っていたらこんな店もあるのか。
浦和8:42発の湘南新宿ラインの予定が、1本早い8:29の上野東京ラインに乗ることができた。
この浦和から宇都宮までの1時間半は、グリーン車に乗ることに。平日なので1000円となる。
ラッシュとは逆の上野東京ラインの15両編成は、埼玉の住宅地から農村地帯をひた走る。
そして栃木県に入る。
当初の予定では、1つ早い電車で着いたので、買い物する余裕ができた。
ということでレモン牛乳と、ベーコンジャーキーを買う。
栃木県は牛肉も一応あるようである。
(決死モデル:チームR持田)
黒磯行きは205系であった。
都心でお払い箱になった車両がこうして隅っこで短編成となり細々と余生を暮らすというパターンが出来上がっているようである。
千葉の209系のように。
程なくして黒磯に到着。
県境を越える新白河方面は、橋を渡って4番線となる。
なぜ同一ホームのりかえができない・・・?
いうて同じ大宮支社管内なのに。
ところで駅舎に付いている1番線には、かつて115系に付いていたであろう古いサボが積んである。
「浦和通過」なんてのもある。湘南新宿ラインの走りとも言うべき存在であろう。
(決死モデル:チームTアンヌ)
ところで新白河行きに使用するのは勝田のE531系。
ディーゼルカーと聞いてたが…
ここから先は交流電化区間。つまり黒田原など那須町内の圧間は、栃木の交流区間にある町ということになる。
その黒田原はなかなか味のある駅舎。
ところで、同業者がそれなりの数いる。やっぱり18きっぷの使用期限が近いからかな。
県境の携帯電波の入りにくい地帯を抜け、平野が広がり新幹線と合流すると新白河に到着する。
新白河到着直前、キハ110が黒磯に向けて出発していった。仙台支社持ちの車両はキハ110になるらしい。
つまりディーゼルカーの走る栃木ということになる。
いや、それは烏山線も同じか。
新白河には場外馬券売り場があるらしい。そしてそこに向かって引込線が出ている。
これは何だったんだろう・・・?
(決死モデル:チームR天美)
ところで、新白河から先は仙台持ちの701系の2両編成となる。
いよいよ東北らしくなってきた。
ここから先は福島県内の移動となり、客もそこそこ多い。
郡山に到着するとテルハーが残っており、国鉄情緒を醸し出している。
ゆっくり撮ろうにも乗り換え時間は4分。
福島行きもまた701系であった。
ところで・・・おっさん車内で屁こくな。
一応写真撮っておいた。このハゲジジイが・・・
福島には13:27到着で13:45出発。都合、乗り換え時間は18分となる。
その中で決死して昼食食って・・・と、よりによってカツ丼セットを頼んでしまった。
時刻は刻一刻迫ってくる。
13:39頃着丼。胸やけもせよとばかりに大急ぎでかき込み13:41に食べ終わる。
そして一目散にホームヘ。
(決死モデル:チームWBラジエッタ)
どうにか間に合うことができた。
これに乗り遅れたら泣くに泣けない。
14:19に白石到着。
1番線には、いかにも明治時代からあるといったような煉瓦造りの油庫がある。
そしてまた、白石駅もなかなか昭和建築である。
特に「白石駅」の表示。いかにも「ひばり」「はつかり」を知っていると言ったような面持ちである。
次々と各所へのバスがやってきては出発していく。
ほとんどが「白石市民バス」になってしまっているが、宮城交通のバスは白石蔵王行き。
(決死モデル:チームWBナギサヤ)
そしてワゴン車が来たと思ったらそれが江志前行きだった。
これが目的の「小原線」である。
高齢者たちの無アクセント南奥羽方言をBGMにバスというかワゴン車は山へと分け入っていく。
そして20分ほどバスに揺られ、旧道らしき道に分け入ったところで小原温泉駅に到着。
なるほど、聞きしに勝るいい感じの駅舎である。
(決死モデル:チームWBノノナナ)
さっきまでバス・・・というかワゴン車に同乗した高齢女性によれば、小原温泉駅については、「学校に通う時よく乗っていた。昔は切符を売る人がいるのは当り前だと思っていた。確かに古い建築だと言われればそうかも知れない」とのこと。
その駅舎に入ってみると、窓口は完全につぶされて掲示板のようになっていた。
構造としては崖の上に駅がある感じ。四国の松山高知急行線の御三戸のようなイメージだろうか。
その小原温泉駅の崖の下に何やら良い感じの木造建築がある。
看板は立っていないが、玄関前にポストがあるということは郵便局か?
後を振り向くと、おそらくは新幹線開業前から、いや東北本線に「あぶくま」「いなわしろ」といったキハ55の準急が走っていた頃すら知っているのではないかというような街並みがある。
(決死モデル:チームWBミサメグ)
一応目的地があるのだが、そこにいく時間を蚕食しても撮りたい風景がそこにあった。
さて、ではその目的地に行きますか・・・