原爆Tシャツで物議を醸していた韓流ボーイズグループ「防弾少年団(BTS)」は、今年の紅白の出場も決まっていた所、原爆Tシャツの廉で物議を醸すこととなり、ついには今後日本国内で予定されている音楽番組(紅白含め)全ての出演が白紙になったのだと言う。
【BTS 年末の音楽特番全て白紙】https://t.co/9zd8feKRoJ
韓国の7人組「BTS(防弾少年団)」が、年末の音楽特番の出演が全て白紙になったことが9日、分かった。Mステに続きFNS歌謡祭、紅白の出演がなしになったという。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) 2018年11月9日
まず、本件に関し自分自身がどう思うかなのだが、あまりいい気分ではない。
やっぱり自分だって日本人だし。
峠三吉の「にんげんをかえせ」を大音量で聞かせてやれば彼らも改心してくれるだろうかぐらいは思う。
でもネトウヨと一緒になってBTSを責めるかと言えば、それは嫌だ。何よりネトウヨ並みの物知らずだとはさすがに思われたくない。俺が騒がなくたって奴らは勝手に騒いでくれるだろう。事実、冒頭の通り全ての日本でのスケジュールが白紙になっている。お前らこれで満足しただろ?
そんなわけで、都会っ子リベラルをもって自任する自分は静観していることにしたのだが、リベラルの中には黙っていない人もいた。
むしろ、BTSに出演してもらって、番組内で、この問題についてのわだかまりを解くような一言を放送できたら、ものすごく価値が生まれたのに。BTSはアーティストであって、政治評論家ではない。アーティストとしての魂をテレビ朝日が報道できたら良かったのに、せっかくの機会を逃してしまった。
— 茂木健一郎 (@kenichiromogi) 2018年11月8日
うんうん、この冷静で穏健な物言い。これぞ鍛えられたリベラルである。
ただ、これでは血に逸った若者たちに支持されるわけはない。むしろ反発を食らい大炎上をするだろう。
自らが日本国籍を持っていること以外に誇るものの無い若者たちはむしろ、強面でにっくき反日韓国人どもの表現の自由や内心の自由を弾圧してくれる大人を欲しているのだ。(ヘイトデモだったりアニメキャラの性的消費だったりに意見されれば「表現の自由の弾圧!」と怒るのは棚に上げて。そして彼らは、普段から被爆者について理解してそのための活動をしているわけでもない)
このような日本人であるから、茂木先生がいう所の「ものすごい価値」があったとして、それは「豚に真珠」であったり「猫に小判」というものであろう。ちなみにカンボジアに行った時、猿に50ドル札見せたけど見向きもされなかったぞ。
おそらく、未来永劫この国民性が変わることはないのではないかと思う。この国は労働基本権も何のそのと働き続けて世界第2位の経済大国にまで成長した。ではその時に民主主義や個人の自由も成熟しただろうか? その答えはNOで、むしろ労働運動や市民運動を経営者目線や政治家目線で腐すようにまでなってしまったではないか。
プリキュアパンツ騒動の時も思ったが、この国に成熟したフェミニズムやリベラルが根付くことはないんじゃないかと思う。
茂木先生もかつかつ旦那も、日本を見限るなら今ですよ!
・・・ただ、このBTSの件に戻ると、被団協(日本原水爆被害者団体協議会)は何か言わないのだろうかと思う。
被団協は、「ひばく星人」の出たウルトラセブン第12話をお蔵入りにするだけの力を持った団体である。
このBTS原爆Tシャツに関しても、何か物申せばそれなりの影響力はあったのではないかという気はしているが、現時点で何らのアクションも起こしていない。
やっぱり、ネトウヨと一緒になるというのがネックなのかね・・・
『ウルトラセブン』初放送から50年
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第12話は、封印すべき作品だったのか? “アンヌ隊員”に聞いたhttps://t.co/gaxxXlDZuR— ハフポスト日本版 (@HuffPostJapan) 2017年9月30日
アンヌの中の中の人も,12話のDVD化を切に望んでいるが、円谷プロは解禁する予定というスタンスを今なお崩していない。
・・・と、新宿は西大久保公園の近くにその名もズバリ「BTS×ARMY」という店があった。
(決死モデル:チームTアンヌ)
ものの話では、「BTSアーミー」と呼ばれる集団(ももクロで言う「モノノフ」みたいなの?)がビルボード1位に押し上げる操作をしているという噂もある。
BTSが来日が中止になって、羽田空港で落胆したファンも多いというし、今後もBTSは世界中で音楽活動を続けるのではないだろうか。
ただ、もう日本には来ない方がいいと思う。こんな衰退しきったガラパゴスに来ても良いことなんて無いよ。面倒くさい日本は外して自由にやってればいいんじゃないかと思う。
最後に、2013年6月30日のヘイトデモ封鎖事件の舞台となった大久保公園にて。