Home Care & Rehabilitation

痛い足を引きずってまでどこへ行きたかったのかというと、これ。

いや別に、スズキの軽自動車が見たいとかそんなのではなくて、国際福祉機器展に行くことにしたのである。

結構前から「国際福祉機器展」というイベントがあるという事は知っており、我々の世界でも「行ったことがある」という人はいた。若い女性の義足モデルさんもいたようである。(確か2000年前後)
しかし、どうしても自分は行く気にはなれなかった。

その理由は2つあり、

  • 実名での入場者登録が面倒だった。現地で関係者に「何のために来た?」と聞かれた時に説明しにくい。
  • もし仮に自分が想定する通りの「義足(義手)の美少女」がいたとして、お知り合いになれる可能性は限りなくゼロに近い。そしてイベントが終われば、どこかの関係者とウェイウェイやってるのだ。そんな「おあずけ」状態で理性を保つことができるかどうか?

・・・という事であった。

前者はともかく後者である。「義足(義手)の美少女」なんて、見たいような見たくないような・・・?
しかし、近年では欠損バーの登場など、自分でも欲求がそこそこ満足できている状態となっているので、今年は行ってみることにしたのだ。

という事で、いつもであればビッグサイトには船で行くことにしていたのだが、プールから出た時点で13:47頃になっていた。
タクシーを使えば日の出桟橋を14:00に出る高速船に間に合ったかもしれない。しかしそれを逃せば15:00になる上、何しろ田町駅の裏なのでタクシーは都合よく来るわけではない。
15時には車椅子女子3人組「Beyond girls」のトークショーがあるので見てみたかったのだ。(これについては別途稿を改める)

結局、山手線とりんかい線を乗り継いで国際展示場へ行くことに。

この時間になると、行く人より出る人の方が多いようである。
決死モデル:チームWBノノナナ

さすがに、コミケほど混雑しているわけではないが、なにぶんにもお客様は車椅子の人が多い。
それで、りんかい線でも各駅で「お客様ご案内でーす」というアナウンスが聞かれた。
りんかい線の輸送担当者からすると、コミケ並みに緊張する日ではないだろうか。

さて入り口に到着しましたと。

国際福祉機器展は英文略称ではHCR。略さないで言えば「International Home Care & Rehabilitation Exhibition」ということになるらしい。

会場内は撮影禁止だというのでカメラはしまう事に。

入場に関しては、HCRのアプリをインストールし、ログインすればそれがeチケットになるようで、スムーズに入場することができた。
入場の目的を聞かれることも特になかった。

この国際福祉機器展は、バリアフリー界の一大イベントであり、義肢や車いすから、住宅や車のバリアフリー化に至るまで内容は多岐にわたり、義手や義足などと言うのはその中の一分野に過ぎず、パイとしてはかなり小さいものである。

とりあえず入った時刻としては14:30も過ぎ、ビヨンドガールズのトークショーも近づいているので6ホールへ行くことに。
トークショーについては別項にて詳報するとして、義肢関係の展示は、今仙義肢や川村義肢がスポーツ用を展示しているといった程度で、特段若い女性をモデルに使っているだのそういうことはなかった。

また、住宅のバリアフリーを手掛ける会社では、観光地にあるような顔抜きまであるではないか!

顔抜きがあるという事は、つまり写真撮影を前提にしているという事である。
だったら、会場の注意事項の「写真撮影禁止」というのは何なんだろう?
ブースの人に、写真撮っていいかどうか聞いたら「どうぞどうぞ!お撮りしましょうか?」という事だったので、自分の顔を撮ってもらうのは辞退して、こっそり決死させてもらう事にした。

ところで、目下の自分自身の問題として、膝の痛みがあるが、それに関するサポーターの展示もあった。
舶来の品のようで、ブースには通訳さんしかいなかったが、とにかく通気性の良いサポーターであるという事は分かった。
担当者がいないことを申し訳なさそうにしており、分厚いリングファイルの資料までもらってしまった。
まさか、自分自身が正当にHCR出展企業のお世話になるとは思ってもみなかった。

あとは帰ってゆっくり休むことにしよう。

・・・そんな国際福祉機器展でしたとさ。

 

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