パゴダすらフォロースルー

ミャンマーは本来観光資源の豊富な国である。

それがもう限界乗り鉄をしてるうちに満足してしまって観光なんてどうでもよくなってしまったが、一応観光はすることにしたい。
TRS48用語で言うところの「フォロースルー」というやつである。

ということで、アウンサン廟の向かいにあるシュエダゴン・パゴダ。
決死モデル:チームTレナ

パゴダの門では、2匹の巨大な狛犬のような何かが鎮座している。
この門から先は靴を脱いで裸足で入らないといけないようで、門前では水ぼらしい感じの女性や子供が1000チャットで売ろうとしている。
「え・・・?1000チャットも取るの?」と思ってたら、出ようとしていた学生さんが使い終わった袋をくれたのでどうにかなった。
しかし、袋売りの女性からするととんだ営業妨害であっただろう。

裸足でパゴダへ至る階段を上ると、両脇では仏具などを売っている。
彼らが仏様の身許で商売をすることを許された平民だとすれば、さっきの袋売りは何だったんだろう。
仏様の身許に身を寄せることすらできない不可触賤民アンタッチャブルのようなものであったろうか。

さて、階段を登り切ってパゴダまで到着すると、「外国人10000チャット」だという。
こちらは帰国を前にチャットは使い切ってしまいたい身。5000も持っていない。
それほど見たいとも思っていなかったので、踵を返して降りることにした。

さて、じゃもう飯でも食って帰る準備するか・・・

やはり11番のバスでパゴダの北西の新市街地のような地帯へ。
高級なショッピングセンターには、夜市とは全く違うような、チェーン系のやや高級そうな飯屋が入っている。
決死モデル:チームPさくら

その中で、一番手前の飯屋に入ることにした。
若い学生アルバイトのような店員が、日本並みの笑顔で接客する。
よほど接客マニュアルがしっかりしていて教育されているのだろう。

腹も膨れたら、あと数時間あるもののWiFiの通じる空港へ行くことにする。
公共交通機関もないし・・・

ところで、昨日も触れたが最近のヤンゴンのバスは日本車は殆ど淘汰されたといっても過言ではない。
最近は同じ右側通行の韓国車や中国車が主流のようである。

それも、これ見よがしにハングルや漢字を残しており、コリアブランド・チャイナブランドといった面持ちである。

さて、空港まではいけないにしても、空港の1~2km先ぐらいは行くことはできる。
それがヤンゴンのBRTであるというのだが、黄色い色の「၃၇(37)」番のバスがそのBRTらしい。
ジャカルタのBRTのように専用の道路と乗り場があるわけでもない、単なるバスのようではあったが冷房付きで、他のバスとは一線を画しているようであった。

で、空港に最も近い(とは言っても1km強)セーマイという場所で降りる。
決死モデル:チームPメイ

都合よく空港へ向かう乗り合いトラックでも来てくれればよいが、なかなか運良くはいかない。

空港も近いこととて、諦めてタクシーに乗ることに。
値切るのにも疲れたのとチャットを使い果たしたいのとで、言い値の3000チャットで空港へ行くことに。

あとは空港のWi-Fiで必要な場所にメール打ったり何だりして時間を潰すことに。

しかし、バンコクの空港と違って、免税店もレストランもショボい・・・

ただ、物価が安いのだけは助かった。

良い時間になったので機内の人となる。
そして飛行機に揺られること2時間でバンコクへ。

帰途もやっぱり沖止め・・・
決死モデル:チームRハナ

スワンナプーム空港では、条件反射のようにゲーンキャオワーン(グリーンカレー)を食し、ヤンゴン空港では変えなかったお土産を買うなどして時間を潰す。

そしていよいよ成田便の中の人に・・・
バンコク23:55発のTG642便に乗るのはこれが初めてではなく数回目である。
成田に朝着くので使いでのいい便なのである。

さて、成田に到着しました、と。

また空疎な現実に戻ることと致しましょう・・・

 

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