チャレフェス演劇祭2017

思うところあって、「チャレフェス演劇祭2017」へ行くことに。

ちなみに、今日のプールを早朝にやることにしたのはこの演劇祭へ行くためである。

どういう演劇祭かざっくり言うと、つまりは「バリアフリー系の演劇祭」ということで、マスコットガールとしてμちゃんが出るというのである。

場所は新宿の全労災ホール。
都営新宿線の新宿(つまり京王の新線新宿)の8番出口からすぐの場所である。

入場料は3000円と、なかなかのお値段である。

ステージの様子は自由に撮影して拡散してOKなのだそうで、お言葉に甘えバシバシ撮影することとする。

司会?というか進行役にはセイン・カミュも出ている。
「セイン・カミュ」を手話で言うと「小顔」という表現になるのだそうな。
手話について昨日以降少し勉強したのだが、たとえば「北海道」は、2本指で菱形、「札幌」は、両手の4本指を交差させて右手を引く(格子状の街並みだから)という言語体系なのだそうな。
しかしセイン・カミュ、ああいう帽子をかぶっていると、まるでヒッピーのように見える。

オープニングアクトは、和太鼓千代組による太鼓パフォーマンス。

「響沁浴」というコンセプトで、母胎の鼓動をテーマにしているのだという。

「靴を脱いで聞いてみてください」という。
これは、特に聴覚障害者向けに、足で感じる鼓動を感じてください見たいな意味があるのだろうか。(詳細不明)

次に、インクルージョン連盟のマスコットガール・μちゃんのあいさつ。
今日は浴衣姿である。

このインクルージョン連盟というのは、チャレフェス演劇祭を講演しているらしい。
どういう連盟なのかちょっと分からなかったが、バリアフリー系の表現活動をどうたらするみたいなコンセプトなんだろうか。
いや、こっちとしてはμちゃんさえ見れればそれでいいかな、みたいな。

さて、μちゃんさえ見たらあとは寝てるか・・・ と思ったら、そうは問屋がおろさなかった。

次は、知的障害者を中心とするダンスチーム「STREET JAM」。

ダウン症の人や車いすの人もいるが、激しいダンスでもなかなか息の合ったパフォーマンスである。

よさこいソーランで上位の常連になる平岸天神とかA la collette 4プラとかみたいに、長いこと練習してきたんだろうな・・・(札幌ネタ)

そして次は「演劇結社ばっかりばっかり」による、「視覚障害者あるある」ネタ。

視覚障害者が街や教育現場で出会う「あるある」ネタ。

学校の講演会に呼ばれることもあるようであるが、呼ぶ先生はどうしても「お涙頂戴」にしたがる節があるという。
また、甚だしくは視覚障害者である講師が学校側と普通に電話していると、
「ご本人様ですか!普通に電話してるなんて偉いですね!」
「何で普通に会話してるだけでえらいと思われるんですか!?」

また、電車に乗ると仁義なき席取り合戦が繰り広げられる。
視覚障害者側もなかなかしたたかでエグイな・・・

次は、聴覚障害者のダンスチーム「きいろぐみ」。

近々、手話ミュージカル「真夏の夜の淫夢」・・・じゃなくて「南半球の真夏の島」をやるのだそうで、クリスマスソングを真夏バージョンにした手話ダンスを披露。

〽楽しいウィンターワンダーランド
が、
〽楽しいブルークリスマス

になるのである。

次は、この演劇祭の真打とも言うべき「チャレフェス歌劇団」による演劇。

ストーリーとしては、
人間による湖の環境汚染で水の精(Nyankoさんが客演)が嘆き悲しんでいる。
湖に住む生き物たちが、それを悲しんで人間たちに復習を考える。
しかし、それよりも人間たちに祭りを見せることで、生命環境の大切さを知ってもらう・・・ みたいな流れでいいのかな。
圧巻だったのは、これまた客演のかんばらけんたさんの車椅子パフォーマンスである。
これは息を飲むようなパフォーマンスだった。
車椅子をこれだけ自由自在に操り、観衆の目を引く。

最後は出演者全員でフィナーレ。

手話歌で「僕らはみんな生きている」を歌う。

また、手話通訳者の方が今日が誕生日だったようで、サプライズでハッピーバースデーを、これまた手話歌で歌う。

そんな演劇祭だったとさ。

 

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