先日靖国神社に行った時・・・
あまりの雑踏に、決死撮影しようにも客の誰かがフレームインしてしまう。
それはすぐキレそうな高齢者であったり、こちらを盗撮魔として訴えてきそうな若い女性であったり。
でも、そんなことを構っていられなくて、魔法の言葉「多少のフレームインはお許し頂きまして・・・」と気にせず撮ってしまうのである。
「お許し頂きまして」
それはかの伝説の欠損SNS「MOON BASE」に遡る。
いや、同じ時期の脊損フェチ女性の掲示板だったかな。
そのようなフェチ掲示板に降臨してくれる女性は非常に稀だったので、我々フェチとしては大切に扱わなければいけないと考えていた。
ところが、だ。
恐らくは年配の人ではないかと思う。
「障害があっても子供が産めるんですか?」など、無神経な質問をしてくる男がいるではないか!
こちらはなすすべもなく、当の女性は案の定怒って、二度と書き込みしてくれなくなってしまった。
その時の常套句が「〜は、お許し頂きまして・・・」だった。
高齢者や年長者が、それをいいことの何らかの非常識を都合よく許してもらおうとする時の魔法の言葉として非常に印象に残ることになった。
「お許し頂きまして」と言えば何でも許してやらないといけないのか。
今思えばだが、その人も何らかの障害があったのだろう。
「発達障害」だの「アスペルガー」なんて言葉が一般化する少し前の事だった。
ただ、自分自身も含めてではあろうが、欠損好きの人はやはりどこかまともではない人が結構多い気がする。
「年長である」「金を持っている」そんなことにかかわらず、礼儀と適切な距離感は常に持っていたいものである。
それに何より、そんなDQNへの怒りに執着しないことである。
そりゃ怒って誰か悪者を批判しているなら気持ちがいいかもしれない。
何より安価な麻薬のようなものだ。
しかしそれは幸せな事だろうか? 有意義な時間の使い方だろうか?
自分自身もあの頃の彼らと同じくらいに年老いていくのであれば、綺麗な老い方をしたいものである。
そんなことを考えた私的devotee史。