このコロナ騒ぎの中であるが、琉球へ脱出を図りたい。
世が世なら、アメリカの法律のもと渡航できなかっただろうか。
台湾が日本への渡航警戒レベルを「2」(警戒)に引き上げる方針を示したほか、アメリカは「レベル1」に。韓国やタイは渡航自粛を呼びかけており、日本の新型コロナウイルス感染拡大への警戒が広がっています。#新型肺炎 #コロナウイルス #COVID19https://t.co/G2ELQW5Xyn
— 日本経済新聞 電子版 (@nikkei) February 21, 2020
とはいえアメリカでもインフルで1万人以上死んでるしっていう・・・
CDCがどうたらするどころの騒ぎなのかな。
今回のフライトは羽田発5:55のJAL 3471便。
本当であれば昨日のうちに那覇に着いているはずだったのが、夜に仕事があったので早朝に変更したのである。
スーパー銭湯の仮眠室では4時に目覚ましが鳴って起きる。
どうにか起床事故は免れた。
外は雨が降っている。
そしてマイクロバスで羽田空港へ。一番前なので、羽田空港までの道をよく見ることができた。
ところで、この5:55の便は羽田空港発の国内便で最も早い便である。自動チェックイン機はやっと起動を始めているという状況である。
そんなこんなでチェックインが済み、7番ゲートへ急ぐ。
(決死モデル:チームRナオミ)
乗り込むとナローボディ機・B737-800であった。
Wi-Fiはできるが、通信品質は悪くほとんど何もできなかった。
それでなくてもストゼロを飲んだ二日酔いで寝てたけど。かなり頭が痛かった。
隣の女性2人組はやたら華やかな感じで、結婚式に行くのだろうか。
那覇に到着するとさすがに暑い。
東京はと言えば2月なので冬の盛りであるが、沖縄は20℃を超えているのである。
それでやや薄い上着を着て来たのだが、それも全く不要である。
羽田とか成田とかスワンナプームのような大空港は、到着する通路と出発するゲートを分けているが、那覇のような中途半端な規模の空港はそこまでするのはコストパフォーマンスが悪いと見え、一緒くたになっている。それで出発待ちの人の間を通って行くことになる。
そういえば朝食を食べていない。空港で沖縄そばでも食うことにしよう。
空港内には琉球銀行の支店がある。世が世ならここでドルに換えていたであろうか。
(決死モデル:トルソーさんのナイ)
最初にやるべきことは、10月に開業した首里~てだこ浦西間を乗ること。
ということで早速ゆいレールの駅へ。那覇空港駅は日本最西端の駅であるという。ちなみに日本最南端の駅は隣の赤嶺駅。
(決死モデル:チームRナオミ)
兎も角も乗り込み、てだこ浦西を目指す。ちなみに3月20日からSuicaなど交通系ICカードが使えるようになるのだという。
奥武山公園を出ると次は壷川となる。壷川ということは・・・ あの「唐船ドーイ」である。この唐船ドーイのカチャーシーを聞くと那覇に入ったことを実感する。
だいたいの客は首里あたりで降りてしまい、新規開業区間は数えるほどしか乗っていない。
ゆいレールで唯一のトンネルを抜けると、終点のてだこ浦西となる。
ゆいレールはまだまだ延伸する気があるようで、着工区間が伸びている。
(決死モデル:チームWBノノナナ)
改札を出て駅前に出ると、まだまだ住宅地は造成の途中である。
ところで、駅舎には「てだこ浦西駅」とは書いていない。京急と同じで「知ってる人が知ってればいい」みたいなマインドなんだろうか。
さて、とりあえず踏破もしたので次なる予定に行きましょう。
行く先は首里城。
二千円札の意匠にもなっている首里城の守礼門は、首里駅から見ると反対の方向にあるのでアップダウンをかなり歩かされることになる。首里城は城郭の分類でいえば「山城」ということになるだろうか。
そして守礼門から首里城に入り、再建中の本殿へ。脇から見ると焼け跡を眺めることができる。
そこから観光客が写真を撮って行く。
実は今日、萩生田文部大臣が視察に来ていたのだという。コロナもコネクションルーム不倫iPS恫喝もほっぽり出して。
その焼け跡にハイビスカスが咲いている。これは自分で自分にピューリッツァー賞をあげたい一枚になった。
(決死モデル:チームY楼山)
そしてまた守礼門の前から外の道路を首里駅の近くの鳥堀まで歩く。
首里から与那原へは、東陽バスの191番のバスが便利のようである。それらの情報は、「沖縄バスナビ」ですべて見ることができるので便利である。何となればバスの現在位置だってわかる。
191番のバスは浦添の城間から渋滞を塗ってやってくる。それで10分以上遅れてやってきた。しかし沖縄バスナビさえあればバスがどこにいるかは分かる。
そしてやっと来た191番のバスに乗り与那原へ。
与那原町役場入口で降り、与那原駅跡に向かう。
与那原駅というのは、沖縄県営鉄道の中で唯一の鉄筋コンクリートの駅であり、柱が残っていたのだという。
現在では、当時の写真などを展示する、沖縄で数少ない「鉄道博物館」の様相を呈している。少なくとも沖縄県営鉄道の展示をしているのはここだけではないだろうか・・・ということは、那覇空港駅の近くにあるというゆいレール記念館を見てみないと分からないが、土日は休みであるという。
駅舎の前には、大正期に東宮殿下(後の昭和天皇)がお乗りになられたという記念碑が立っている。
さて、次は勢理客に行きたいけど、その前に飯食いたいな・・・
願わくば沖縄らしくステーキを食べたい。Googleで検索してみると、国際通りなど那覇の中心部にばかりある。
まあそれでもおもろまちあたりであれば、新都心というくらいなので何かしらあるんじゃないか。
そう思って儀保でバスを降り、市民病院前まで歩きゆいレールでおもろまちまで行ってみた。
(決死モデル:トルソーさんのファラキャ)
おもろまちにある飲食店と言えば、叙々苑だのしゃぶしゃぶ温野菜だの、要は本土系ばかりしかない。なんで沖縄まで来て本土系の店に・・・?
そして那覇メインプレイスというショッピングセンターに入ってみると、ミスドだのスタバだの、やっぱり本土のチェーン店しかない。
この新都心・おもろまちとはつまりそういう場所なのだ。近くには合同庁舎など国の機関が集まっている。那覇は日本中に数ある転勤先の一つでしかないという本土の人間にとって、数少ない「ナイチャーに戻れる場所」なのだ。まあ沖縄にもそういう場所があることを知った、ということで・・・
結局、とんかつを食べることにした。