ニワカ戦隊ヲタになる夜

土曜日の晚、こんなイベントがあるのだという。

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【大岡山駅からゼブンズバーへの行き方】いよいよ今日は「ERI’s BAR！」駅から近いけど、念のため行き方動画撮っといたよ〜。お越しくださる皆様！どうぞ気をつけて！今宵は共に楽しみましょう❤️

たなかえり(@_tanakaeri_)がシェアした投稿 – 2019年12月月13日午後1時16分PST

つまりはチームY城ヶ崎の中の中の人である。
インスタグラムでは唯一、本人が「いいね」くれた人でもあり、これは行ってみたいところ。

・・・が、自分にはメガレンジャーどころか戦隊そのものにこれといった思い入れがないのである。
だからこそ、女戦士という女戦士の両腕を悉く〇〇しながら恬（てん）として恥じずにいられるのだ。

そんな自分が行って楽しめるだろうか・・・？
むしろ、心ある特撮オタからすれば自分のような者はどんな悪の軍団よりも忌むべき存在ですらあるかも知れない。

とか言いつつ三田線から直通の目蒲線に乗って大岡山え。
大岡山といえば東工大。
東工大といえば素数。
今日は14日で昨日は13日。13日だったら素数だったのに…

場所は、地下化した大岡山の駅前にある地下のバー。
18時過ぎに行くとすでに結講な行列ができていた。

並んでいるオタクはそれぞれ顔見知りのようで、「お疲れ様〜」などとあいさつしている。
そして「スーツアクターが云々」「大野剣友会がどうたら」という話で盛り上がっている。
到底付け焼き刃の知論で立ちうちできるような世界ではない。

そもそも自分にとってメガレンジャーって何なんだ？

これだけ初対面での交流が盛んとなると、自分も何か聞かれるかもしれない。
メガレンジャーか？　それとも仮面ライダークウガ？
一応「実は戦隊についてはよく分からないのだが、ブラック労働で苦しんでいた時期、日曜日の朝起きると戦隊番組をやっていた。それをボンヤリ見ていたがそれがメガレンジャーだったので思い出深い」というカバーストーリーを拵えた。

そうこうしているうちに入場が始まる。
婦人警官のコスプレに身を包んだたなかえりさん御本人が案内してくれる。
もしかしたら入れないかもしれないというほどの盛況だったが、どうにかカウンター席に入ることができた。
隣の女性は戦隊ヲタのようだったが、白いヒラヒラのミニスカートに150デニールぐらいありそうな厚手のストッキングという「オタサーの姫」ファッション。
聞けばもう20歳を超える子供さんがいるのだという。

20人ぐらいしか入らない狭い会場で乾杯が始まる。
そして婦警姿の御本人との撮影タイム。
撮影タイムは3回に分け、次はメガレンジャーの城ヶ崎千里、そしてサンタクロースとやるのだという。
自分は千里の時に撮ってもらった。
とは言っても諸星学園の制服ではなく、何かの回での私服のバージョン。
自分のスマホかチェキか選ぶことができたが、チェキを選ぶことにした。
御本人は「チェキって独特の味があっていいですよねー」と言って下すったが、その実はこうして決死できるから…
（決死モデル：チームY 城ヶ崎）