AKB48が一企業の社員慰労会に動員されたり、果ては総理大臣主催の海外賓客を集めたパーティにまで動員される姿を見るというのは、実は嫌いではない。
自分だって権力や資本を手にしたら、少女たちを侍らせて権勢を言祝ぎたい欲求は多大にある。
北朝鮮の喜び組だって同じだろう。
一つの巨大な権力が国中から美少女をかき集める。
そして己がリビドーのために消費する。
いいじゃないいいじゃない。
だからこそ両腕のない少女たちによる喜び組「TRS48」を作ったのだ。
でもそれが「戦争」という重いテーマの元にあったら・・・?
今回紹介する「兵士のアイドル」(押田信子著 旬報社)はそのような本である。
昭和13年から終戦まで「戦線文庫」という、前線の兵士向けの芸能雑誌が発行され、戦地に送られていた。
「男女七歳にして席を同じくせず」
よくぞ「軽佻浮薄」「淫卑」などと検閲されもせずに、
(決死モデル:チームTアンヌ)
戦後のGHQによる「3S」(Sports、Sex、
本書では、その「戦線文庫」を彩り、
銃をとって支那や南洋の戦線に向かったのは、
あくまで書中では、