super-azusa

2015年4月「かわいすぎる市議」として八王子でトップ当選した社会党候補がいる。
思えば、当選当初からこんな論調が目立っていた。

それが彼女にとっての地獄の始まりだった。

ネトウヨに絡まれるのはいつものこと・・・

2017年11月には同じリベラルのはずの社会運動家に絡まれ・・・
(この件、社会党内の争いとは言うものの、まずアメリカのなんちゃらさんが社会党員であるという証明しないといけないんじゃないだろうか。そして、党内で言い争いがあることは悪いことではないと思う。何でもかんでも内ゲバ扱いにされてはね・・・)

2018年2月には中川淳一郎なる繊細な心を持つチンピラに慟哭するが如くに絡まれ・・・
(本件のクライマックスは、中川某の「もうやだ、なんでオレが女性差別主義者みたいな話になってるんだよ」と泣きが入っているところ。被害者ポジション獲得まであと少し頑張るぞ!ってところですね)

被害者意識丸出しで泣き叫ぶように絡み続ける中川某がきっかけとなり、市議はツイッターを辞める羽目になってしまう。

そして2018年11月。

「もう議員はやらない」ということになってしまった。
社会民主主義者として政治家に立候補した彼女の芽は、ここで潰されてしまったのだ。
市議ご本人は「コピペもスクショもするな」ということなので、下手なことはできないが、Facebookにかかれた男どものアプローチたるや想像を絶するものがある。

市議さんのブログの2016年11月4日のエントリを読むだけでも・・・
「応援しています」という人から以下のような言動があったそうな。

  • 応援している(から僕の言うことを聞きなさい)
  • 応援している(けれど僕の相手をしていないから、けしからん)
  • 応援しています(から、僕のすすめた本を読みなさい、感想を知らせなさい)
  • 応援しています(から、僕の電話には深夜でも出なさい/メールにすぐに返信しなさい)
  • 応援しています(から、僕が誘ったら、2人きりでも飲みに来なさい…!)
  • 夜眠る前であっても朝起きてすぐであっても、「知らない男性」「会ったことのない男性」「ほとんど知らない男性」から、私的なメッセージが届きます。
  • お返事をせずにいると、「なぜ返事をくれないのか」と連絡の頻度が多くなったり「もういい」と怒ってしまう人もいます
  • こちらがもし反論や口答えをしようものなら、相手の男性は不機嫌になり「もう応援しない!」「期待はずれでダメな人だった」ということを誰かに言いふらされてしまったり、SNS上に書き立てられてしまう

うわぁ・・・ これは・・・
いや、こういうのは容易に想像できる。

「アドバイス」と称して他人の内面に上から目線で干渉する、こういうのを「マンスプレイニング」と定義しているが、ところがどっこい女→男にだってこういう「上から目線のクソバイス」は存在する。

あなたのためを思って」「あなたを応援しているから」そんな枕詞に、自分だってどれだけ苦しめられてきたことか・・・ それを言いだすときりがなくなるのでこの場では割愛するが、オバサン→若者の「オバスプレイニング」が普遍的に存在することは、例えば新宿の女中殺しを報じた昭和26年5月26日の読売新聞夕刊の漫画「轟先生」からも伺える。

前回までのいきさつは分からないが、男子社員は怒って仕事を辞めるらしい。
それで後任の社員を連れてきたら女社長が「まだあのこと怒ってるの・・・ バカねぇー、この子・・・」(顎クイ

怒る方が未熟」であるとする、上の立場の者からのこのような慰撫のされ方は、割と誰にとっても心当たりがあるのではないだろうか。

また、本年11月26日のエントリには、以下のようなくだりがある。

オンライン上であれ現実の顔を合わせての場面であれ、私に対し個人的に接触を重ねたがる人々によくあるのは「あなたのことを娘のように思っています」という言葉なのですが、お会いしたこともないのになぜ「娘」?!とびっくりするとともに、ああ、寂しいのだな、家族関係に何か忘れ物をしている人なのだな、と思ったりします。「娘」以外にも、「妹」や「女性の友達」、「恋人」「妻」、「部下」などの代償としての何かを求められている感覚があります。
きっと話せば近しくなりうる存在だからと思い込んでしまい、自分が諭し導いてやる、と思ってしまう。けれどその「娘」のような存在の私に反論されたり拒絶されたり、思い通りの反応が得られないと「なにを!」となって攻撃的な気持ちになる、ということなのでしょうか。
これはやはり、家父長制的な日本のこれまでの精神的風土と女性への無自覚なミソジニーに根ざしているもので、女性の社会進出と活躍を阻む男性たちの厄介な「社会意識」が顕在化したものだと考えます。

ああ、こういうの、自分にもあった。自分の場合「まるで甥っ子のようだ」と言われたのだった。で「結婚しろ。良きベターハーフが云々」と。
・・・まあいいか。それだってもう10年以上前の話だ。自分の場合は一発怒ったら向こうからの接触はなくなった(他の人には執着してるようだが)。それでいいじゃないか、と。

かように、男の自分ですら面倒くさかったのだから(とはいえ、男が被害者となるセクハラは、世間のマッチョな価値観の中では別の面倒臭さを孕んでいることは各所で指摘されているし、自分も実感している)、若い女性の苦痛たるやいかほどのものだろう。
本当に・・・
あー、女に生まれなくて、よかった!
・・・としか言いようがない。
(写真は2017年8月17日の拙ブログのエントリの再掲)

このように異常性癖を持っている自分でも、政治的なスタンスではリベラルでありたいとは思っている。
しかし、件の市議会議員さんが言っているように、若者を苦しめてきたのは他でもない「自称リベラル」であることも確かだ。
「僕は(私は)こう見えてもリベラルなんだよ」
自身を振り返っても、こんな事をいって信用させてすり寄ってくる大人かどれだけいたことか。そして少しでも不信感を顔に出せば「信用ないんだね。じゃあいいよ」とあの手この手で報復してくる。こんなのは一度や二度ではない。
だから、自らを「リベラル」と名乗ることには抵抗がある。知らず知らずのうちに、誰か下の者に理不尽を敷いているかもしれないのだから。
そのようなことを考えると「リベラルでありたい」とするのが関の山なのかな・・・なんて。

そして件の市議さんの件はまだ終わらない。

引退の件に関し「加害者は身内とも言うべき左派やリベラル」というくだりに大興奮したネトウヨ共が、これまたメッセージを無遠慮に送り付けているのだという。(市議さんのブログの11月25日のエントリ

  • あなたは愛国者になれます
  • 野党政治家を抹殺しましょう!

要は「さよならパヨク」しましょう、という事である。

いっそ、八王子を決死散歩してみるか・・・

ということで、
〽8時ちょうどの~ あずさ5号で~ 私は私はあなたから 旅立ち~ます~

と、スーパーあずさ5号の指定券まで買ってしまった。
何といっても市議さんのホームページのドメインは、
super-azusa.net
である。
松戸からであれば武蔵野線経由で行けなくもないが、やっぱりここはスーパーあずさで行くべきでしょう。
決死モデル:チームPメイ
ちなみに前述の「さよならパヨク」した人は、メイ中の中の人である。

ところで、この手の趣味の人にはなぜか鉄ヲタも多い。スーパーあずさであればE353系なんじゃないの? これ一般「あずさ」とか「かいじ」のE257系じゃないの? という向きもあるだろう。
んなもんオタク以外分かりゃしねえからいいんだよ!

中央線では線路内に人が転落したとかで、八王子には約30分遅れ。
都合、予定より1時間遅れて到着することになった。

相変わらず八王子にはタンク車がひしめいている。
根岸~八王子間の石油列車である。
八王子は「内陸都市」としての一面を持っていることが、ここからも見て取れる。

さて、じゃあちょっと行ってみましょうかね・・・
八王子駅から北西方向に延びる斜めの道路は、意外に古くからあるようで、古い建物がこの通りに面して立っていたりする。

そしてその斜めの通りを通って、甲州街道に出てすぐの所に、ユーミンの実家である荒井呉服店がある。
ここから「雨のステイション」やランドリーゲートやに行くのであれば立川経由で青梅線に乗って西立川へ行っただろうか。

今年正月の「はれのひ」騒動で、被害に遭った新成人の救済のために、この呉服店も動いたというのは報道にも出ていた所である。

そしてまた甲州街道沿いに西進し、国道16号線の交差点を渡って程近い所に、社民党八王子総支部がある。

勤労会館という、昭和40年代情緒にあふれた低層ビルの中にある。

このビルが建った頃であれば、まだ労働運動や学生運動も一般庶民からシンパシーがあっただろうか。
そのシンパシーが決定的に離れたのは、「山岳ベース事件」のような内ゲバであったり、国鉄の順法闘争のような通勤客が迷惑と思うような闘争手段からであろうか。

昨今の入国管理法改悪や水道法改悪にしても、労働者レベルで声をあげないとどうにもならないのではないかと思う。
どうして一般国民はここまで従順に飼い慣らされてしまったのか・・・

 

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