今回は熱海に所用があり、欠損バーにも陸軍北上病院にも行く事ができない・・・
仕方がないので、以前八潮秘宝館で教えてもらった熱海秘宝館に行くことで、せめてもの憂さを晴らそうと思う。
兵頭さんによれば「バックがでかいので安心(閉館の心配はない)」ということだが・・・
熱海の秘宝館に行くには、熱海ロープウェイで行けばいいらしい。
ガイドマップを見れば、ロープウェイの山頂駅からすぐの所にあるようである。
ロープウェイの山麓には、釣り船が営業している食堂が軒を連ねる。
いい感じの昭和の観光地ムードである。
(決死モデル:チームTエリー)
ところで、ロープウェイの駅は随分と熱海秘宝館の宣伝に余念がない。
一応、ロープウェイも鉄道事業法上の索道事業であり、公共交通機関のはず。
あんな風に秘宝館を大々的に宣伝する公共交通機関はいかがなものか・・・
さて、ロープウェイに乗ります。
総ガラス張りの車両・・・ というか搬器。
昭和57年に製造したらしい。何とも昭和の情緒を感じるとは思ったが、熱海からも近い十国峠ケーブルの車両に比べたらまだ全然新しいことが分かった。
あちらの湘南形ケーブルカーときたら昭和31年製である。
この熱海ロープウェイと秘宝館は資本関係でもあるのだろうか・・・ と思ってWikipediaを調べてみると、どうやら秘宝館自体を熱海ロープウェイが経営しているようである。
そういうことだったのね・・・
索道事業というお堅い会社が経営しているのであれば、そりゃ秘宝館の経営だって安心というものだろう。
さて山頂駅に着きました。
・・・というか、駅そのものが秘宝館なのである。
何だこれは? たまげたなあ・・・
鉄道事業法の下にある駅(停車場)の中で、この駅ほど淫靡な駅があるだろうか?
ただし、秘宝館のこの扉は入り口ではなく出口である。
入り口は3階に登った道路沿いとなる。
秘宝館は撮影禁止だというので、写真は撮らないでおく。
さすがに秘宝館なので、秘宝館らしいものがたくさんある・・・と言っておこう。
それより感じたのは、「昭和」である。何から何までが昭和。
埃の一つ一つが昭和から積もっていたような、ここを思い出して飯を食いたくないような饐えた雰囲気が支配している。
来てみたいから来はしたものの、不安感に襲われる。
この不安感こそが、また秘宝館という場所の魅力の一つなのだが。八潮秘宝館でもやっぱり不安感は感じましたよ。ただし不安感を感じない、安心して見れる秘宝館なんてそれは秘宝館じゃない。
特にエロ射的がもう昭和感にあふれる文物であったなあ・・・
最後は売店で、エログッズが所狭しとおいている。
そこを出れば、さっきのロープウェイの山頂駅である。
後は再び3階に登り、熱海城側から出ることにする。