「黒い福音」を歩く

昭和34年、BOAC(現:ブリティッシュ・エアウェイズ)のスチュワーデスが殺害され、善福寺川で死体が発見されるという事件が発生した。
当時関係の深かった、ドンボスコ社のベルギー人神父が疑われるが、その当時の日本の国際的発言力ではカトリック教会内に捜査の手を伸ばすことができず、結局疑惑の神父は病気療養を理由に、羽田空港からベルギーに帰ってしまう。
この事件は、松本清張によって「黒い福音」として小説化され、北野武の主演で映画化もされている。

今回は、この事件のあった善福寺川周辺を歩いてみたいと思う。

「昭和毎日」でも、昭和34年を代表するような事件の扱いで書かれているこの事件は、善福寺川の大宮橋下流側で被害者の死体が発見されたという。
写真で見る限り、左岸(写真右側)は一面の田園地帯で、本来はのどかな場所であったようである。
(今回の決死モデルは、警察マターだけにチームPウメコ
リンクにある昭和毎日の写真とは逆側の宿山橋側から移しているが、まさにこことなる。

ちなみに、2014年には、90歳を超えたその疑惑の神父をカナダまで追いかけた「消えた神父を追え」という本が出されている。

ネタバレになるのでどのような結果になるかはここでは言いかねるが、御興味があれば一読をお勧めする。

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