めざせ50デニール

この4月以降、決死撮影でヘビロテで使い続けてきたこのパッツン衣装も、いい加減ガタが来つつある。何しろ北は北海道の石狩月形から南はベトナムのホーチミンまで連れて行ったのである。

最近に至っては、この体たらくである。
(特に左足の膝とつま先)

 もはや、着せること自体が可哀想な状態である。

いっそ、この衣装は冬らしく黒タイツに履き替えさせることにしようか。

黒タイツと言えばデニールである。デニール。

デニールというのは繊維の糸の太さの単位で、特に黒いストッキングでは肌が透けるかどうかというあたりで重要なポイントになる模様。

ツイッターで「デニール」で検索すれば、盛んにその辺の話が出てくる。

やはり冬とはいえ、黒タイツなら透け感が欲しいよな。
ということで、50デニールを目指すことにしたい。

タミヤカラーのスモークを使えば、どうにか表現できるのではないか。

さて、ではばらしてみましょう。
決死撮影で色々な所に連れて行ったので、結構汚れが目立つことが分かります。

まずはサフ吹きします。

次に、肌色を塗ります。
筆塗なので、あまりきれいじゃないのよね・・・

でも、ここまではとりあえず問題はありません。

 

 問題はここから先です。

タミヤカラーのスモークを筆塗します。
無精しないで、ちゃんと薄めればよかったかもしれません。
もっと言うなら、筆塗りよりスプレーの方が良かったかもしれない。。。

一晩乾かしてみた。

全く基礎的なところがおろそかになっており、ふくらはぎの所が新聞紙に付いてしまっていたのである。
慌てて紙ヤスリで削って塗り直し。

他の部分はというと、爪を立てるとはげるという感じ。
肌色に比べて心もとない感じはする。

試しにスカートをはかせてみると、何かまるでビニールでも履いているような光沢感である。
これは艶消しのトップコートが必要だ・・・。

スプレーで塗って一晩おくと、何やらヤバイ状態に・・・
試しに、腰のあたりに爪を立ててみると、塗る前以上に剥げやすい状態に。
おいおい大丈夫か・・・?

 あと、例えばこれが首尾よくいったとして、決死撮影を繰り返していれば、いずれはまた剥げてくるだろう。
そうした時に再塗装が必要になる。

もはやこれだけの手間をかけて、どれだけいいものができるのか、という話になる。
決死撮影向けには、もう透け感などにこだわらず、110デニールなり160デニールなりの「暖かそうな」ものにするのが保守を考えるうえでも楽かね・・・

もう一回重ね塗りして干してみると、またぞろビニールを履いたような形になってしまった。
そして少し爪を立てたら剥がれる・・・

 これではもう決死撮影には使えない。

ここに、本作業の失敗を宣告することにする。

薄め液で戻して、フラットブラックで塗って160デニール(裏起毛)にするしかないな・・・

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