北海道の低気圧が発達して去っていった。
(回顧録;2022年9月18日しるす)
さて、今日はインドの最終日である。
それで、ヴァドーダラーの宿で毎日迎えに来てくれたムスリムのオートリキシャの運ちゃんと今日でお別れである。
今日もヴァドーダラー駅まで送ってくれたので、こちらは最後に「アッラーフ アクバル」と言って別れた。
さて、ここからは、シャターブティ特急でムンバイまで行くことになる。
シャターブティ特急は、インドの昼行列車の中では最高級で最速の列車だ。
しかし、この小便臭いホームで列車を待つと言うのもなかなかきついものがある。
…と思ったら、「AC客専用待合室」というのがあるではないか。
ACとはエアコンのこと。当然運賃も高い。
そういうのがあるなら、そういうとこで待ちたいではないか。
入ると、インドの中では身なりの良い男たちが列車を待っている。
おそらくは、家に帰れば、使用人を顎で起き使うに違いない。
ともかくも、列車が来たので、一路ムンバイに向けて走ることに。
ところで、この1等車、方向転換をすることができないようで、ずっと後ろを向いたまま走ることになる。
おそらく日本なら文句が出るのではないだろうか。インドのセレブたちはこういうのは気にならないのだろうか。
そして、さすがに1等車なので、飛行機の機内食のように食事が出るのである。
というか、基本的にインド国鉄には「食堂車」などと言うものはない。
一説には、インドはカーストの国なので、違うカーストの人が食卓を一緒にすることなどありえないからだと言う。
だから「厨房車」と言うものはあっても、食堂車は無いのだと言う。
このバターのメーカーの「Amul」のキャラクターが、sgutsさんのビデオの「幸子」(ちょーこ)ちゃんにそっくりなのだ。
どうせなら完全な状態で撮りたいではないか。
それで、自分の貧弱な英語力で隣の客に「ちょっともう半分を貸してくれ」と頼んでみた。
そしたら、その客は「大きい方が欲しいのか」と解釈したようだ。
「いやいや、珍しいバターのメーカーだから、写真に撮って日本で見たいのだ」といった。
そうすると、その客「おい!車掌!ここにバターを持ってまいれ!」
こういうことが当然のようにできる身分なのだろう。
なるほど・・・と感心させられた。
それはともかく、ムンバイに戻ったら、ムンバイメトロに乗ることにした。
メトロとは言っても、地下鉄ではなくタイのBTSのような高架鉄道である。
客層は、大学生のような頭の良さそうな客が多い。
そして、ここでも決死撮影すると、若い駅員に気づかれて、しばらく追われることになった。
どうも芳香ちゃんというのは、リアルバレしやすい星回りを持っているようだ。
ともかくも、後はムンバイ空港に行って帰るだけ。
これでインドの旅は終わった。