ここにもいつか行こうとは思っていた。
「売春島」として知られている渡鹿野島。
ただし現在は衰退の一途であると言う。
一体どんな島であるか・・・
バスは名古屋駅新幹線口に到着。
大して寝られなかった。
(決死モデル:チームTレナ;ウルトラマンティガ出身)
体力の限界を感じつつ、名古屋駅の中を通り表口へ。
そして柳橋市場の磯丸水産でビンチョウ丼を食べたくらいにして近鉄名古屋駅を目指すことにする。
大阪だと新梅田の大阪屋で納豆ご飯、名古屋だとこの柳橋の磯丸水産でマグロ丼というパターンになっている。
Yahoo路線で調べると、9時台に近畿日本名古屋発の特急に乗ればいいようだが、それではあまりにタイト過ぎて、日永で決死する暇も無さそうである。
ということで、7時50分の特急にのることにした。
近畿日本名古屋からは賢島行きの特急。
近鉄の特急というのは列車名がないので、何時何分どこ発という指定の仕方しかできないのは何なんだろう。
(決死モデル:トルソーさんの霧島;仮面ライダー龍騎出身)
それでも充電のできる車両だったので幾ばくなりとも充電する。
特急は木曽三川を渡り三重県に入る。
桑名の次が近畿日本四日市となる。
近畿日本四日市からのあすなろう鉄道はしばらく時間があるので、駅内の喫茶店で写真のダウンロードしつつ時間を潰す。
昨日の欠損バーでも話題に上ったのだが四日市あすなろう鉄道は「日本でも数少ない線路幅が70cmしかない小さい電車」である。 欠損バーではまた「JRとか東武東上線は線路幅は1m、新幹線とか京急は1.4m、京王とか都電荒川線は1.3m」という話をしたのだった。
さてその「線路幅が70cmしかない電車」には高校生が結構な数乗っている。
高校生の需要で成り立っている路線なのだろう。
(決死モデル:チームT美川;ウルトラマンA出身)
途中、日永と泊で列車交換があり、それなりの頻度で走っている事を伺わせた。
なにぶん四日市から5.6kmなので、さほどの時間も要せず終点の日永に到着する。
同業者も何人か乗っていた。
内部の駅前にある郵便局は「小古曽郵便局」。
つまり、集落規模としては1つ前の小古曽の方が大きいということなのだろうか。
内部駅には内部線の車庫もあり、側線や検修施設もある。
ホームは地元の老人会が花を植えている。
(決死モデル:チームR持田;仮面ライダー響鬼出身)
内部での時間は10分。
程なくして四日市行きが出る。
泊でまた列車交換があり、ホーム上で決死ぐらいはできた。
そして日永に到着。
日永は八王子線の分岐駅で、浅野や吉良吉田や寺田や雀田のような三角ホームである。
(決死モデル:トルソーさんのナイ;魔法戦隊マジレンジャー出身)
ホームとしては3番線まであるものの無人駅であり、日本のナローゲージの駅としては最も番線数が大きいが無人駅ということになる。
これは、日本でも有数の無人駅ということになりはしないか。
さて、その日永駅であるが、陸上競技場が近いようで、来年の国体への案内看板がある。
ここからは西日野行きに乗るのだが、その間に西日野から戻って来る四日市行きと、内部行きが来た。
そして四日市から戻って来た西日野行きに乗ることに。
西日野行きの八王子線は日永も含めて交換駅は一切ないので、つまりは「全線1閉塞」ということになる。
全く時間も要せず終点西日野に到着。
(決死モデル:チームY城ヶ崎;電磁戦隊メガレンジャー出身)
そもそも、日永〜西日野だけの路線でなぜ「八王子線」なのか。
それは昭和49年まで西日野の先の伊勢八王子という駅まで走っていたからである。
しかし集中豪雨による不通から廃止になってしまった。
ところで、西日野駅には予備校の広告ばかり立っている。
そのくらい高校生の需要しかないのだろう。
少子化でどこのローカル私鉄もさらに経営が苦しくなるだろう。
さて、近畿日本四日市に戻り、この先は名伊特急となる。
アーバンライナーの1号車の特別席を取ってみた。
電源も取れるし快適である。
そして鵜方に到着。
鵜方は志摩スペイン村の最寄駅でもある。
(決死モデル:トルソーさんのアハメス;電撃戦隊チェンジマン出身)
到着する時のアナウンスが「情熱の国、スペインをモチーフにした志摩スペイン村の最寄駅となります」で、いつも思っていたが何故スペインは「情熱の国」なのだろう。情熱ぐらいどこの国の人だって持ってるだろう。例えば中国では「情热的国」というのか?韓国では「정열의 나라」と言うのか?
それはともかく、鵜方から三重交通のバスに乗る。
三重交通のバスは安乗崎灯台行きで、そのうちの何本かが渡鹿野渡船場を経由する便となる。
ドコモの電波も入らないような鬱蒼とした森の中を通ったと思ったら海が開けてそこが渡鹿野渡船場だった。
駐車場には車がたくさん止まっている。
小かなコンクリートの渡船場待合室があり、対岸の渡鹿野島までを結んでいる。
(決死モデル:チームWBノノナナ;忍風戦隊ハリケンジャー出身)
渡船には時刻表というのは特にないようで、対岸で人が待っているようであれば人を乗せる、というスタイルになっているようだった。
ちなみに1回200円。
島に行き来する客は中高年の男性が多い。
もしかして・・・
ただ、一緒に渡し船に乗ったのは幼い子供を連れたお母さんで、家族連れもそれなりに楽しめる島にはなっているようだった。
周辺は、小さな島であるにしてはホテルやスナックなどが立ち並んでおり、往年の活気を偲ばせる。
ただし、ほとんどは現在は営業していない。
営業していると思しきものは民宿と温泉ホテルぐらい。
メインストリートであったと思われる通りも、まるで人通りが無い。
言うなれば「ピンクの夕張」。
(決死モデル:チームR園田;仮面ライダー555出身)
ひと頃は、カメラすら出せない雰囲気であったというが、今では単なる廃墟だけである。
さて、帰りのバスは15時15分だというので、結構な時間がある。
営業している数少ないレストランでコーヒーでも飲みながら、14時過ぎまで粘ることにした。
さて、14時半が過ぎたので戻ることにしましょう。
程なくして渡し船が迎えに来て、渡船場に到着。
あとはバスで鵜方駅に戻るだけ・・・
では、どの列車で戻ろうか?
15時35分の名古屋行き特急は間に合うかどうかギリギリ、その次の15時45分はしまかぜで、おそらくは満席。
そうなると、15時35分に間に合うなら間に合いたい。
果たして、バスが鵜方駅に到着したのは15時33分だった。
これならワンチャンまにあうかもしれない。
エスカレーターを登ったら特急券売り場は有人の窓口1つしか無い。
そのただ1つの有人の窓口では、女子中学生が定期券の更新をしているではないか・・・!
詰んだ。
ホームからは15時35分の特急が出て行く。
仕方がないので、大人しそうなその女子中学生を舐め回すように鑑賞するしかない。
お母さんからもらったであろう2万円を窓口で出す。そして学生証の提示を求められる。
マスクに包まれたぷっくりした頬に小麦色の脚。素顔が一番可愛い時期である。
こういう子にブルマを履かせたら似合うだろう。
結局、15時45分のしまかぜにも乗れず、15時50分の伊勢中川行きの各駅停車に乗るしかなかった。
結局、鳥羽発16時40分の名古屋行きの特急に乗ることに。
(決死モデル:チームR真夜;仮面ライダーキバ出身)
途中、津の1950年台建築の市営アパートでも見ようと思ったが、もう夕暮れも近づいている。
案の定、津ではモイ日が暮れていた。
あとはブログでも付けながら旅を振り返るだけ。
新幹線の切符をex予約で予約したいが、しかし夕食に味噌カツを食べるとすれば並ぶのは必至で、いつ終わるか読めないところはある。
とりあえず名古屋駅でそれは考えることにしよう。
路線が3線(JR、近鉄、あおなみ線)となり、近畿日本名古屋に到着する。
さて、近畿日本名古屋から名古屋駅方向にはレストラン街がある。
もうここで食べてしまおうか。
ということで、味噌カツではなく味噌煮込みうどんを食べることにした。
一応並ばされたが、比較的すぐに入ることができた。
はじめての味噌煮込みうどんであるが、うどんはコシが強いというかまるで煮てもいないような芯がある。
(決死モデル:トルソーさんの丸尾;超力戦隊オーレンジャー出身)
さて、全旅程が終わったので、いよいよ「のぞみ」で帰りますか…