三途の川を収鋲

北朝鮮KCTV「録画報道 高句麗時期の墓地と異物を発掘」より🇰🇵
黄海南道のどこだかで高句麗時代の遺跡を発掘したのだという。
高句麗とは紀元前から紀元後にまたがる時期で、日本で言えば弥生時代に該当する。

高句麗を建国したのは東明聖王であるという。
「両班も地主もいない」朝鮮ではそのような身分差別に満ちた君主制は完全に否定され遺跡もみな壊されているだろう… などといった文革期中国のようなことはなく、偉大なる首領金日成同志の指示により、このように東明王陵が整備されている。

本当であれば、今日は長野の別所温泉や丸子や長久保に行くはずだった。
そのためには、少なくとも5時半ごろに起きていなければならないはずだった。

しかし、起きてみれば、6時半ごろになっていた。
これで、長野案は消えた。

ではどこへ行く?
必要条件としては、18時には新宿に着いていたいと言うこと。
そしてなおかつ、梅雨前線の外に出たいと言うこと。

つまり栃木や群馬より来たと言うことになる。

であればどこがいい?
これを機に、国鉄バス白棚線に乗ろうか?
調べてみると、今すぐに出発すれば昼頃には磐城金山に着くようである。
戻りも、新宿には余裕で着くようだが、ただしそれはあくまで単純往復で新白河から戻る場合の話。
水郡線で郡山経由で戻ろうとすると、新宿到着が18時半過ぎになってしまう。
これでは結構余裕は無い。

では、大田原にしようか?
大田原で東野鉄道の跡を偲ぶのである。
しかし、これは自転車で行ったほうがより面白そう。
しかし、この雨の中を駅まで自転車を運ぶ体力は無い。
何より自転車が汚れてしまう。

いずれにしろ、北関東のどこかと言うことになりそうである。

では…
今日は「三途の川」へ行こうか。
三途の川は群馬県甘楽町にある。
これで甘楽町も収鋲できる。

そうと決まればあとは武蔵野線の中の人に。

車内は余裕でコーナーに座れるほど空いている。
そして、「梅雨前線を抜け出す」などとは言ったものの、すでに埼玉県に入ったあたりで雨は全く降っていなかった。
おそらく梅雨前線も南東に過ぎ去るだろうからこれ以上北で雨が降ると言う事は無いのだろう。
なんだか拍子抜けしてしまった。

そして南浦和に到着。
全然雨は降っていなかったものの、京浜東北線は大雨の影響で遅れていると言う。
大宮行きは、赤羽と川口の間にいると言う。
この調子だと、高崎に着くのもかなり先の話になってしまうだろうか。

そのうち電車が来たのだが、この電車自体は40分以上遅れていると言う。

京浜東北線の電車がやっと来て、浦和に到着。
浦和からの宇都宮線や高崎線の電車もまた雨で遅れていた。

特に高崎線は30分ぐらい待たないといけないようだった。
なんだかんだで宇都宮線沿線の方が人口が多いようで高崎線は頻度が低いようだった。

その間、決死作成に勤しむわけであるが、自動販売機のお茶の宣伝文句が振っていた。
基本的に、JR東日本の駅のホームの自動販売機はJR東日本系列の会社のものと決まっているようであるが、沿線の地産地消に努めているようである。

それでこの宣伝文句は、東北から東京へ出た姉への手紙と言う形態をとっているのだが、どう見てもこれは岩手県内陸部の方言である。
高崎線を待っている間に、ネイティブチェックをしてみたいところではあるが、何よりも、これは高齢者の使う方言である。
めんこい妹は70代、姉っちゃんは80代、母っちゃん上100歳overだろうか。

そして宇都宮線を2本やり過ごし、高崎行きが来た。
大宮でコーナーに座ることができた。

次は、北本市を収鋲したいのだが、一体全体北本市には何があると言うのか。
何もないような所であれば、北海道の恵庭市や北広島市のように駅を撮った位にして次へ行くことを検討したが、ウィキペディアを見ると面白いことが書いていた。

北本市は昭和46年に市制施行したと言うのだが、その時に、北本に拠点のある宗教団体・解脱会が「解脱市」として市制しろと言うふうに働きかけたのだと言う。

世が世なら「解脱市」になっており、北本駅は「解脱駅」だったかも知れない。

その解脱会は、北本駅から歩いて行けなくもない距離あるようだった。
ちょっと北本駅を降りて歩いて行ってみようか。

行ってみると、いかにも宗教施設らしく庭園が整備されている印象であった。
そしてその視線の先には、北本市役所と北本市文化センターがある。
世が世なら「解脱市役所」「解脱市文化センター」になっていたわけだ。

さて、見るだけ見たら次へ行きましょう。
12時16分の高崎行きで高崎を目指す。
この列車は10両編成であると言う。

13時21分に高崎に到着。
上信電鉄の発車は13時57分。
30分橋のところで昼食にしなければならない。
どうせなら高崎らしいもの食べたいところではあるが、どういうものが高崎らしいのかわからない。
とりあえず高崎駅に降りて駅ビルの表示を見てみると、マーボードーフの店がある。
とりあえず、チェーン店のようですぐに食べれそうなのでここにすることにする。

高崎に来てまだ食べるものではないのは確かだ。
なおかつ、山椒の入ったあの痺れ辛いの四川風のやつである。
時間もないのであまり贅沢は言っていられないのでもう食べてしまう。

ジョーシン電鉄のホームはそのマーボードーフ家の脇にあった。
いつもJRから乗り換えるので、そのローカル線の状況は感じられなかったが、ここから乗るとなかなかのローカル線情緒である。

下仁田行きは元JRの107系。
既にもうオリジナルは1両も残っていないのだろうか。

高崎から上州新屋までは結構な駅数があった。
上州富岡にかなり近い。

途中、山名と言う駅を通るが、ここは高崎の硫酸事件の犯人の家の近くであるはずである。
大学教授の家に生まれ、東大を目指していた高校生の頃は、毎日上信電鉄に乗って高崎高校に通っていたのであろうか。

そして、吉井と言う駅は上州富岡に並ぶ有人駅であるが、なかなかいい感じの駅である。
願わくば、上信電鉄の各駅を乗り降りしてみたいものである。
車両はすっかり新しくなってしまったが、駅はなかなかどうして味のあるものがまだ残っている。

果たして、上州新屋に到着。
上州新屋は無人の棒線駅ではあるが、なかなか味のある木造駅舎である。

上州新屋駅に降りたことで、群馬県甘楽郡甘楽町は収鋲となる。

そしてなぜ上州新屋かと言うと、この駅の近くに「三途川」と言う川が流れているからである。
そう。「三途の川」。

駅からすぐ見えるところにそれは流れていた。
しかし、護岸工事の真っ最中で、河川事務所による立て札の辺りは立入禁止になっていた。

それでもどうにか立ち入れそうなところを選んで数枚撮ることにする。

これで今回の旅行の来意を果たすことができた。
後は戻るだけ。

というか、途中で本庄と桶川で収鋲することにしたい。
そう思って時刻表を見ると、本庄や桶川なんか寄ってたら新宿には18時近くに着くことになる。

いや、18時近くであれば、ぽわんちゃんの店に2時間ぐらい滞在できるのでいいのか。

そして15時55分、本庄に到着。
本庄は特に何と言うこともない高架駅である。
とりあえずこの駅に降りることで、埼玉県本庄市は収鋲しましたと。

駅前で撮った写真が1番良い光線状態だった。
やはり、屋外で撮るに限る。

さあ次は桶川を目指そうとしていたら、片言の日本語で声かけられる。
どうやらフィリピン人らしい女性なのだが、「ライターはないか」と言う。
ライターも何も、このホーム上は禁煙のはず。

「禁煙だよ。ノースモーキング」と言って見せても全く聞く様子がない。
とりあえず、晒しついでに写真だけ撮ることにした。

そしたら件のフィリピン女性、今度は「この電車は池袋に行くのか」と聞く。
次の電車は池袋に行かないけどその次の電車だったら池袋に行くよと答えた。

そしたら「ありがとうな」と言って去っていった。
あのフィリピン女性も、かなり孤独な人なのかもしれない。

そして次は、籠原も熊谷も飛び越えて桶川に到着。
これで桶川市も収鋲となる。

収鋲した方が良いのだが、桶川市に何があるのかわからない。
はっきり言ってしまうと、ストーカー事件のイメージしかない。

そのストーカー事件の現場となったマイン桶川がこの駅前にあるのだ。

この事件では、警察の対応の杜撰さが問題にされた。
結局、被害届を取り下げさせた警察署の担当官が懲戒免職になるなど、それ相応の処罰がくだったわけだが、警察の忙しさに付き合う事はしなかったのではないだろうか。
後の、佐世保や野田市の虐待事件における児童相談所や、浦和浦和最近の学校教員の忙しさだってそうである。
「プロなんだからやれ」「公務員なんだからやれ」で全て終わってしまう。
それってどのような本質的な解決があると言うのだろう。

ただ、公務員を減らせば政治家も国民も大喜びだ。
そうなるべくしてこのような事態になっているとも言える。

そして、桶川からは湘南新宿ラインの小田原行きに乗る。
1時間ちかく乗るそれなりの距離なので、グリーン車に乗ることにする。
こういうところでいちいち金を使うから、金がたまらないのだが。
赤羽を過ぎたあたりで車掌からのアナウンスがあった。
「ただ今入りました情報で、東海道線は大雨の影響で運休となっており、この列車は新宿止まりとさせていただきます」

Twitterでは、熱海の土石流の映像が盛んに流されているが、この様子では東海道本線も当然運行なんてできないだろう。
東海道新幹線や何かは運行できているのだろうか?

そしてこちらの方であるが、新宿駅の手前で足止めを食ってしまった。
「新宿駅のホームが満線です」とのことで。

結局到着したのは5番線。
高島屋タイムズスクエアの脇の、かなり離れにあるホームである。
普通ならここには成エクしか発着しないホームである。

それで、東京駅の京葉線ホームばりに長い通路を通って中央改札へ。
結構な時間のロスになってしまった。

ぽわんちゃんの店へ行く途中、沖縄料理店で「やんばる」でふーちゃんぷるー定食。
夕食期なので混んでいた。

そしてぽわんちゃんの店へ。
話し声が少し聞こえる。
これは女性客…?

と思ったら!

あのカルチャーギャップ欠損バーの時の人だった。
これは気まずい…

いや、この人はまあキャバクラ文化が強いというだけで、そんなに悪い人じゃないんだ。
最近のスナぽわブログでは、監視カメラをつけることにしたのだそうで、そのきっかけになるような客がいたのだという。
そりゃやばいね…

何だか気まずさのまま、閉店前に退店することに。
そして新宿駅を目指す。

そして例によって代々木上原経由で帰途に就く。
大雨の影響で、千代田線は小田急への直通を中止しており、全部が代々木上原始発だ。

それで、容易にコーナーに座ることができた。
後はもう帰るだけである。
明日の天気予報を、気象庁のホームページで見てみると、関東地方は1日中雨である。
明日はあまり外に出ないような収鋲を入れようか。

もうほとんどとゆうか全く雨は降っていなかった。
それで、駅から帰る時は、ブログの下書きを音声入力しながら歩いて帰る。
こうして、ブログのエントリがどんどんどんどん長くなっていくわけだ。

 

 

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