分身ロボットカフェ

今「分身ロボットカフェ」というのがあるのだそうな・・・
これは、全身の動かない障害者でも、ロボットを動かすことで喫茶店の接客が可能になるというカフェだという。

やってるんであればちょっと行ってみようか・・・。
ただ、クラウドファンディングした人が優先で入れるようになっているようで、当日券はその時になってみないと分からないという。
博動の時の例もあるし、まあ夕方に入れれば御の字ぐらいの感覚で行ってみることにしたい。

場所は大手町タワーの一角のイベントスペース。
何やら意識高そうな感じの場所である。

実際に当日券を申し込んでみると「12時から入れますよ」ということであった。
意外にあっさり入ることができた。

12時になるまでの間、指先や視線での意思伝達システムの体験をしてみることに。
指先での意思伝達は意外にすぐできたが、視線での意思伝達は難しい。

周囲では外国のテレビクルーが撮影している。つまり撮影されることを前提に諸々しなければいけないということ。
実際、注意事項にも「本日の様子を撮影して告知などに使わせていただきますことがありますのでご了承ください」と書いてある。これはまた・・・
決死モデル:チームRスマレ

今回はアンドロイドメンのスマレ(仮面ライダー555出身)に御登場願うことにしたい。

4人掛けのテーブルが6つぐらいある。
そこに1人を占有することができた。

12時になると、開発者の方が出て挨拶する。
「今日はびっくりするほど人がいない。昨日の混雑は何だったんだろうというほど」
主催者からしてみれば寂しいかもしれないが、こちらからすれば撮影しやすくてありがたい限りである。

障害者の方の操作するロボット「OriHime」は、テーブル上で注文を取る担当、テーブル間を動き回ってドリンクを配膳する担当(これは「OriHime-D」というらし)に分かれているようである。

まず、テーブルに着いたOriHimeが注文を取る。
「中の人」は、愛知県在住の脊髄損傷の主婦の方であるという。
また、もう1体OriHimeがいて、この中の人は茨城県で大学を卒業したばかりの難病の女性だという。
いずれも手は動くので、パソコンのマウスで操作しているという。

程なくして、OriHime-Dによコーヒーが運ばれた。
「中の人」は男性だということであった。

その「中の人」が3人も集まって、「中の人」同士での会話が始まった。
それもまたいいかと思い、「中の人」がお互いを見やすいようにロボットやスピーカーを近づけることにした。
「わざわざありがとうございます」と中の人は言う。

感じたのは、障害を持つことにより閉じこもりがちになるのかな、ということ。

生来のぼっちが嵩じて、どんな会話をすればいいのか分からなかったが、50分の時間はすぐに過ぎた。

なるほどねえ・・・ こんなのもあるんだねえ・・・

最後は、本日の決死にあたってのNGショット集。

関連するエントリ(とシステム側で自動的に判断したもの)


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