開業鉄から葬式鉄まで(その1)

3月16日におおさか東線が開業したかと思えば、3月31日には夕張線が無くなってしまう。

であれば、この半月の間にそのどちらも経験することにしたい。
それも1枚の切符で。

そう思って、六反池にダークツーリズムすることもあり、新たに開業するJR野江から夕張への切符を買おうと思って津田沼駅に行ったら、JR野江は大阪市内なので「大阪市内から夕張」という扱いになるらしい。
駅員は「どの路線を経由しいただいても結構ですので」と親切そうに言う。
決死モデル:チームY楼山

「いや、開業鉄と廃線鉄の両方を経験したいので・・・」という趣旨を正直に説明して、それならと久宝寺(八尾市)からおおさか東線経由の切符を発行してもらったとそういういう次第である。

ところで、このおおさか東線、意外に難読駅名が多い。
「放出」は「はなてん」として、「衣摺加美北」を「きずりかみきた」と読むことはできないし、「城北公園通」を「しろきたこうえんどおり」と読むのは難しいだろう。

果たして新大阪に到着。

奈良に直通する幹線という感じでは無く、あくまで城東区や東成区を結ぶローカル線といった客層である。
それもそうか・・・ 奈良への直通快速は朝夕しか走っておらず、関空への「はるか」よりまだ少ないのだから。
JR東日本ならホームライナーにするところではないだろうか。

いや、JR東でも夕方になると「箱根ヶ崎行き」だの「武蔵五日市行き」なんてのが出現する。あれと同じようなものかね。

新大阪駅の駅ナカはなかなかに充実している。
最近の朝ドラ「まんぷく」でおなじみになったチキンラーメン専門の「チキラーショップ」まであるが、特段朝ドラを推しているとか、そんな雰囲気はなかった。
決死モデル:チームTエリー

そして新幹線の中の人となる。
夕張への切符と、鹿児島への車両が一緒の写真に収まるというのは新大阪駅ならではではないだろうか。

東京行きののぞみ372号は、新大阪発なのでさほどは混んでいないのでよかった。

のぞみ372号は順調に京都を抜け関ヶ原を越える。

そして高架を下りて地上区間になったと思ったら名古屋である。
最近話題の「サギダバ」か、651系が止まっている。
決死モデル:トルソーさんファラキャ

座席は山側だったので、本当は富士山も同じように撮影したかった。
しかし、徹夜案件後でもあり眠かったので、気づいた頃には既に「次は品川です」という。
かなり体力的には無理している。
いくら後悔しないためとはいえ、本当にこれでいいのだろうか・・・

さて、なつかしい東京ではあるが、今回の旅においては東京は途中駅に過ぎない。
15両編成を向こうに、こちらは北へと向かうだけである。
決死モデル:チームPペギー

品川を出ると、あとはどの客も降りる準備に余念が無い。
ところで、新大阪〜東京を通じて、隣に人が来なかったのはラッキーだった。

果たして17時03分、東京に到着。
ものすごい数の人が18番ホームに吐き出される。
新函館北斗行きのはやぶさ33号は17時20分なので、東京での乗り継ぎ時間はそれほどは無い。

新幹線同士の接続改札を使うのはこれが初めてかもしれない。

東北新幹線のホームは21番線。
同じホームの22番線には、金沢からの「かがやき」が入ってきた。
一挙にムードは東日本である。

ところで、同じ新幹線ホームでも、売店などの充実度は東海道新幹線つまり東海の方が上だと思うのだがどうだろうか。

ともかくも、はやぶさ・こまち33号は新函館北斗へ向けて定刻に出発する。
今回の車両は紫のラインの北海道車となる。

〽️北へ帰る人の群れは誰も無口で〜 トランヴェールを読んでいた〜
というのは、2ちゃんねるの誰かが作った替え歌であるが、あれはなかなか良かった。
そうそう。東北新幹線に欠かせないものそれこそが「トランヴェール」である。
決死モデル:チームRナオミ

2時間とおかず到着した仙台では客が大量に下り、それと同じくらい大量に乗り込んだので混雑度としてはそれほど変わらず。
盛岡ではかなりの数が降り、ガラガラになってしまったが、隣の親子連れが降りる気配はない。
多少うるさくはあるが、さほど躾が悪いとかそういうほどのものではない。

盛岡から先は、いわて沼宮内、二戸と細かく停車していく。
結局、親子が降りたのは新青森であった。

さっきに輪をかけてガラガラの状態で青函トンネルを通ることになる。
ちなみ、奥津軽いまべつや木古内にも細かく停車していくスタイルである。

そして新函館北斗に到着。
さすが北海道だけに風が肌寒い。

あとは函館行きの「はこだてライナー」に乗るだけ。
時間があれば、コンコースにある「明日への秘孔」像を撮ろうかと思ったが、そんな時間もなさそうである。
決死モデル:チームR真夜

それと、新函館北斗〜函館間は、今回の久宝寺〜夕張の切符の区間から外れるので、改めて切符を買わないといけない。
ということで、孤立した電化区間となる函館口の733系「はこだてライナー」に乗って函館を目指す。

そして函館に到着。
ホームではやたら中国語が目立つ。
彼らは成田まで飛行機で来て、ここまで新幹線で来たということだろうか。

さて、それはともかく函館に来た以上、ラッキーピエロかハセガワストアで食事したい。
ハセストは函館駅前には店舗がないようで、ラキピは最近閉店した棒二森屋の中にあって、現在でも営業しているので入ることに。
決死モデル:チームRハナ

・・・と、タクシーの運ちゃんが喧嘩している。
北海道は最近経済が冷え込んでいるが、タクシー業界も冷え込んでいるようである。
これで中国人観光客がいなかったらどうなることだろう?

それはともかく、ラキピで最も有名なチャイニーズチキンバーガーを頼むことに。

あとは駅前のホテルに投宿するのみ。

 

 

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