やっぱりなにしろ「喜び組のフリークショー」と題して畸形の少女たちを閲覧に供している以上は、いつか行ってみたかった。
それは見世物小屋。
古い雑誌で見世物小屋一家の半世紀を発見。父親が病に倒れ蛇姫、くも女役に司会のMCも兼任になった裕子さん。若い男の子達の人気者で下着を贈られたり詩を書いてきたり動かないくも女を演じてたら一日ストーカーの様に見つめてる男や文通を6年した相手も。まるで現代の地下アイドルイベントのノリだ pic.twitter.com/m1ySfpq5TD
— 裏庭映画保存会 (@uraniwamoviecom) 2017年9月11日
それを、花園神社でやるというのだから、見に行かずばなるまい・・・!
11/5(日)-6日(月)、17(金)-18(土)、29(水)-30(木)東京・新宿の花園神社で酉の市(大酉祭)開催。縁起物の熊手を商う露店が立ち並び、深夜まで賑わいます。見世物小屋興行は「カッパ御殿」→https://t.co/A8KctzLBvL pic.twitter.com/hfsaAFO2LD
— イベントチェッカー製作委員会 (@event_checker) 2017年10月30日
花園神社です。
11月の酉の日にやるという酉の市は、今年は11/6、11/18、11/30に行われる。
そしてそれぞれの前日に、前夜祭をやるというのだが今日はその前夜祭。
早速、インスタ向けににしこくん仕事である。
(にしこくんの中の人:チームR園田)
それにしても前夜祭から凄い人出である。
神殿の上の方にはものすごい数の提灯。
丸井などが協賛しているようであった。
そして屋台の数も凄い。
日本の祭りで、これ以上大規模な屋台の数があるだろうかと言う程である。
もう年末まで2か月を切っている。
熊手などを売っているのがいかにも日本の年の瀬という感じでいい感じである。
屋台も、焼きそばやベビーカステラからモツ煮込み、おでん、牛串等なんでもござれという感じである。
さて、肝心の見世物小屋であるが、16時過ぎに1回目を開演するようであった。
小屋の前には既に凄い行列が並んでいる。
男女比にして3:7ぐらいで女性の方が多い感じ。
小屋の入り口はこんな感じになっている。
何やら「女」を全部捨てたような感じのオバサンがモサモサと写真を撮っている姿がフレームインしているが(本来なら肖像権の侵害であるところ)お許しいただくとして、この手描き感溢れる看板という看板が、異世界への入り口であることを暗示しているようである。
全体的にカッパをフィーチャリングしているような雰囲気である。
カッパの生態の解説からカッパのマネキン。
雰囲気はまさに「秘宝館」。
さて、開演になったので入ってみることにしましょう・・・
見世物小屋というのは、基本的に熱海の秘宝館とか八潮秘宝館のようなのを想像していたがさにあらで、むしろ演芸場のようにステージがあって、立ち見關のようになっていた。
自分は最前列の真ん中なのでラッキー・・・ と思ったのは最初のうちだけだった。
(ネタバレ防止のため、あとは色を反転させるので、ご覧になる時はat one’s own riskで・・・)
最初はベビードレス姿のデリシャスゥイートスのお姉さん3人による奇術ショー。(ただし、「デリシャスゥイートス」という自己紹介があったわけではなく、魔子・チャーマァ・チムニーのカッパの三姉妹という形)
・・・と、最前列真ん中であったために、MCのお姉さんに風船を膨らませる役に指名されることに。
そして名前を言わされた後も、実名込みで素人いじりされる羽目に・・・
「見世物小屋」と言えば変な動物が出たり、畸形児が出させられるというイメージを持っていたが、これを見る限りでは「舞台装置を限りなく昭和にした手品ショー」という感じだった。
次は和服姿の細身のまあまあ美女であるが、曰く「6代前のお婆さんが人魚」だったという女性。
火炎芸が得意のようで、ろうそくの火を飲み込んだり、口の中でろうそくの火を消したりなど。
最後は、「生首少女」で、MCの口上によれば「海水浴に行ったら、首から下をサメに食われた」のだそうな。
とは言っても、箱の奥から顔だけ出しているような感じ。
この子が「赤い花 白い花」(みんなのうた)を歌って、後は最初のデリシャの奇術ショーに戻るという感じ。
こういうのをエンドレスに続け、「見た所から見た所まで」でお代を帰りしなに払う、というのが一つの形式のようであった。
・・・というような見世物小屋でしたとさ。
後は屋台で色々食べるだけ。