高野山奥の院の腕塚から、南海高野線で数駅降りた九度山という駅に、「萱野家」という真田幸村ゆかりの旧家があり、そこはまた「大石順教尼の記念館」として一般にも開放しているので、一度行ってみることにしたい。
現在の九度山駅は、すっかり真田幸村ムードに包まれている。
この九度山駅から、アップダウンの激しい市街地を歩くこと10分で、旧萱野家に行き着くこととなる。
前述のとおり、旧家を記念館として一般の観覧に供しているので、門構えからして趣が深い。
(決死モデル:チームR園田)
玄関先には、大石順教尼の等身像が掲げられている。
こうしてみると大石順教尼は、TRS48メンのようなDSDではなく、DAEであったことが分かる。
ともかくも玄関からあがると、15分ほど大石順教尼の足跡に関するビデオを見ることとなる。
ナレーションの関西弁は、まるで大阪制作の朝の連続テレビドラマ小説を見ているようである。
受傷前は、堀江新地でも相当人気のある芸妓だったようである。
座敷内は、順教尼がデザインした晴れ着や、順教尼の揮毫になる書が飾ってある。
隣の部屋では、「堀江六人斬り」と、その下手人である中川万次郎に関する解説もあった。
元々中川万次郎は、実力のある貸座敷の主人であり、のちに順教尼となる妻吉こと大石米子も万次郎に憧れて山梅楼に入ったのである。
御興味のある向きは、九度山町観光情報の以下のページを当たって頂いた上で、訪れてみてはいかがだろうか。