能登半島一周(2日目)

土屋太鳳主演のNHK朝ドラ「まれ」の舞台となった能登半島外浦の旅ですよ。

能登半島の朝は蛸島のリゾートホテルから始まる。

とは言っても今はオフシーズン。
決モチームR真夜

近くには三セクっぽい日帰り温泉施設もあるが、このホテルから寒風に吹かれながら歩く気にはなれない。

兎も角もバス旅の始まりはここから。
鉢ヶ崎9:12のバスに乗れば能登半島最先端の狼煙に9:42に到着し、禄剛崎をちょっと見物したくらいにして、1日1本の曽々木口が11:15に出るという、そういう算段である。

北鉄奥能登バスは能登半島先端部の漁村を縫うように走る。

そして能登半島最先端の狼煙に到着。
決モトルソーさん霧島

曽々木口行きのバスまで1時間半あり、禄剛崎に行っても確実に時間が余るので、余った時間は道の駅で甘酒でも飲みながら過ごすことにする。

ところで、この狼煙はちょっとした漁村をなしているが、昭和な感じのドライブインがあったり郵便局(看板が宋朝体)があったりと、なかなかいい感じである。

さて、禄剛崎へは階段を登っていくことになる。

そして能登半島最先端の禄剛崎灯台へ。
決モチームY楼山

乗り鉄だけではこんな所に来ることもなかっただろうな・・・ という感慨が湧いてくる。
昨日、脇から七尾まで乗った北鉄能登バスの運転手とは、「蛭子さんとか太川陽介みたいなバス旅も面白いんですよね」と言うと、「つい最近も大学生のグループが来た」という。
路線バスの旅はもっと評価されてもいいのではないか。

さて、いいだけ禄剛崎を堪能したら今度は11:15の曽々木口行に乗ることにしたい。
ここからは能登半島の外浦ということになる。

そして曽々木口に到着。
曽々木口は能登半島外浦の交通拠点で、能登半島を横切って能登飯田に直通するバスもある。
決モチームY城ヶ崎

ここは、これまで乗ってきた狼煙までのバスとは違い、元々から北鉄のバス営業所だった所のようである。
確かに国鉄バスは、能登半島を一周して能登飯田から狼煙を経て輪島まで行っていたようであるが、輪島から木の浦(狼煙~曽々木口の中間にある)までは、北鉄バスも昔から走っていたようである。

さて、曽々木の海岸と言えば「波の花」である。

「波の花」とは何かといえば、

冬の能登の風物詩。11月中旬から2月下旬の海が荒れて波が高い、寒さの激しい日に現れます。海水中に浮遊する植物性プランクトンの粘液が岩にぶつかるたびに空気を含んで白い泡状になります。その泡のことを「波の花」と呼んでいます。主に「垂水の滝」・「曽々木海岸」・「鴨ヶ浦」で見ることができます。

・・・ということなのだそうな。(波の花|見る・感じる|観光スポット一覧|能登輪島観光情報 輪島ナビ

確かに波の花が盛んに立っていた。
しかし近づいてみるとやたら汚い。。。

さて、波の花を堪能するだけしたら、今度は輪島に向かうことにする。
「まれ」でも出た千枚田はこの途中にあるが、バスの時間を考えると途中下車することは難しい。

そして輪島に到着。
輪島駅の跡地が現在のバスターミナルとなっている。
輪島は朝市で有名であり、北前船で賑わった港町でもある。
決モチームTヤギー

その割には、能登半島の鉄道は穴水から珠洲へ行く路線ではなく、輪島までの路線が先に廃止になった。
輪島はもう、北鉄バスの金沢輪島特急があれば十分ということであろうか。

そして有名な「シベリア」の駅名標も残っている。
昔はここに急行「能登路」が来ていたのだろう。
北陸なんてお留守になっており、線路があるうちに旅行しなかったのが返す返すも悔やまれる。

あとはもう金沢に戻り、高速バスで東京に帰るだけである。
輪島からは穴水行きのバスに乗るが、確かにのと鉄道の穴水から輪島が廃止になったのが理解できるような閑散ぶりである。
というか、輪島~金沢という需要はあっても、輪島~穴水という需要が無いというだけだろうか、

バスは穴水に到着し、のと鉄道で和倉温泉を目指す。

途中、アニメ「花咲くいろは」で有名になった湯乃鷺温泉の舞台となった西岸駅を通る。
決モチームWBミサメグ

なかなかいい駅舎が現在でも残っており、列車交換で長時間停車でないのがつくづく惜しまれる。

能登半島のこの界隈は温泉も多いようである。

そして和倉温泉に到着する。
のと鉄道とJR西日本はここで別れることになっているが、のと鉄道の車両は1つ先の七尾まで直通することは、昨日触れた通りである。
決モチームPウメコ

この和倉温泉からは、特急「能登かがり火」で金沢を目指すことにする。
サンダバと同じ681系を使用した「能登路」の後裔とも言うべき列車である。

そして暗くなった七尾線を一路金沢を目指して走る。

そして金沢に到着し、後はグランドリーム金沢を待つばかり。
決モチームYジャスミン

この様に、金沢は何でもかんでも「輪の意匠」で攻めてくるような感じである。
そういえば数年前に職場でお仕えした女性上司は、「もし行くんだったら私は横浜支店長か金沢支店長で行きたいわ」ということを言っていた。
金沢ってそんなにいいものだろうか。たしかに女性に人気の観光スポットであり、ユーミンの「ビュッフェにて」も金沢旅行をモチーフに作った歌だとは聞く。
〽城下町の消印で カード書くわ
という歌詞の頃の金沢だと、東京からの交通機関は上越線経由の「はくたか」と信越線経由の「白山」、それとも東海道新幹線で金沢乗り換えで「しらさぎ」「くずりゅう」あたりだろうか。
食堂車ではなくビュッフェというなら、特急ではなく急行(475系)である可能性だってある。

さて、時間になったのでバスで東京を目指すことにしましょう。

 

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