韓国行きの航空券がものすごい勢いで値崩れしているらしい。
それもこれも、これまでに無い日韓関係の冷え込みによるものであろうが、このチャンスを逃す手はない。
徹夜案件後であったが、居てもたってもいられず午後の便を検索してみる。
・・・そうしたら、さすがに1000円の便は無かったが大韓航空で3万ぐらいのはあった。
これが燃油サーチャージだの空港使用料だのを入れると5万いくらになり、ホテルまで入れると6万いくらになり・・・
結局普段の旅と変わらないじゃないかっていう・・・。
しかし、当日思い立って海外旅行なんてさすがに初めてである。
平日でもあるためか大韓航空のカウンターはガラガラである。
ただ、向かいのジンエアー(韓国系LCC)は長蛇の列で、さほど日韓関係の冷え込みは感じない。
さて、チェックインを終えて搭乗ゲートへ向かうことにしましょう。
大韓航空002便、栄えあるトップナンバーの帰りの便である。
そのKE002便は17:20発で登場開始は16:50から。
今日申し込んだせいか席はかなり後ろであった。
機材はワイドボディ機のA330で、真ん中の席は結構空きがあった。いつもであれば満席になるのだろうか。
結局離陸したのは日が暮れかかった頃であった。
埼玉や山梨を通るころには、雲海の中から富士山を綺麗に望むことができた。
あとはソウルを目指すだけ・・・
「Dokdo」を越え、韓国領内に入り、街の灯りが見え出すといよいよソウルである。
そして仁川空港に到着。
降機を待つ間が結構長くて、そういうことであれば日本からレンタルWi-Fiを持っていけばよかったかもしれない。
入国審査の列がやたら長い。これは日韓関係の冷え込みによる嫌がらせか・・・?
空港高速は運行終了しており、一般列車で行くことになった。
(決死モデル:チームWBナギサヤ)
ところで、機内においてあった朝鮮日報を見ると、日本関係の記事は内閣改造のことが載っていた。
「右翼団体『日本会議』のメンバーが、20人中15人いる」と言ったようなことが書いていた。
とはいえ、感情的な文面ではなく、朝鮮日報らしい淡々とした文面であった。
さて、一般列車は金浦空港など各駅に停まりながら客を乗り降りさせていく。
とはいえそれほど客が多いわけではない。
そしてソウル駅に到着。
今日の宿は1号線の鐘閣駅の近くにあるので、1号線の駅に向かうことにするがやたら通路が長い。
ところで、韓国の駅表示は変な所でやたらスタイリッシュである。
(決死モデル:トルソーさんの霧島)
1号線の駅に着くと、例のファンファーレが鳴っていた。
しかしソウル駅で例のファンファーレ(ラッパ)は龍山・水原方面なので反対側。
こちらはチャイムとなる。
さて、ソウル駅から鐘閣へ行き、ホテルへと向かうことにしたい。
その途中、飲み屋街があるのでちょっと晩酌でも。
「お客さんは中国の人?ああ、日本の人なの。日本には福岡と大阪に行ったよ。最近日本の観光客が少なくてねえ… アベのせいかねえ。目玉焼きサービスしとくよ」
「アー、アベヌン アンデンダ」
韓国流のおもてなしは相変わらずだった。
それでも、日韓関係に関して韓国人から愚痴めいたことを聞いたのは初めてだった。
そのくらい影響は及んでいるということらしい。
それにしてもビール1本で10000ウォンって高くないか。
さて、飲んだらホテルに戻りましょう。