釜山だよおっ母さん

まるで慶尚道キョンサンドのどこかの田舎から外に出たことのない田舎者チョンタクが親孝行で釜山見物をさせるようなタイトルになってしまった。

今回の内容は概ねそれと変わりない内容であり、飛行機嫌いで海外旅行に行ったことのないお袋オモニが、突然「韓国に行きたい」と言いだしたのである。
それも、ニュースを見ては「慰安婦の話をいつまで言ってんだ」「レーダー照射は韓国が早く誤ればいいのに」と言って憚らない老齢性ネトウヨと化しているお袋オモニが、だ。

まあ別に行きたいものを止めはしないので、勝手に行けばいいのではないかと思っていたら・・・

「海外旅行はしたことがないし、言葉が分からないので連れて行ってほしい。金は出す」という。

そうか今回はスポンサー付きか・・・
とは言いつつ、両親プモの目を盗んで決死撮影はガッチリやるのであった。つまりは特殊決死となる。
決死モデル:チームRハナ

大宮から来た成田エクスプレス15号は順調に成田空港を目指す。
車内の空き状況は、2席占有してリクライニングもできる程度には空いていた。

そして成田空港へ。
Wi-Fiレンタルを借りたら意外に時間的余裕がなかったが、どうにかKE716便の中の人となることができた。
決死モデル:チームTフジアキ

機材は座席が3+3列のボーイング737よりまだ小さい、3+2列のエアバス220となる。
成田~釜山の需要なんてこんなもんか。

設備としては、USBの電源が申し訳程度に付いているという程度。
飛行高度もさほど高くはなく、山陰の町々が見える程だった。

そして釜山の金海空港に到着し、大韓民国の入国印を押される。
決死モデル:チームWB嵐山

基本的に、 決死撮影のタイミングとしては、向こうがトイレにっている間などを狙うしかない。
また、準備にかける時間も圧縮しないといけないので、赤丸部隊の出動と相成ることになる。

ともあれ、3人とも入国審査を終えて保安区域を出ることに。
今回は荷物を別送していないので楽ではあるが、VISAデビットが使えるATMがないので、手持ちの現金を両替に出すしかないということになる。

釜山空港に来るのは初めてなので、つまり金海軽電鉄を使うのも初めてということになる。
このような軽電鉄は議政府ウィジョンブなどにもある、仁川インチョンのは工事不良が見つかって開業せずに頓挫したようであるが、この釜山の軽電鉄は1992年に政府のモデル事業として行うことが閣議決定されたのだという。

日本だったらゴムタイヤ式の新交通システムになっていたところであろうが、韓国はこうして鉄輪式となっている。
そして運賃の収受はニューヨークなどの地下鉄と同じでトークン方式となっている。

そしてスポンサー様は「甘川カムチョン文化村」が見たいという。
そうすると地下鉄1号線の土城トソン駅になるが、そこからタクシーに乗るには近すぎる距離になる。

そうすると釜山駅で降りてそこからタクシーというのが良さそうなので、軽電鉄の終点・沙上ササン駅から韓国国鉄で釜山駅へ・・・と思ったが、その沙上駅が見つからないので、仕方が無いので地下鉄2号線と1号線を乗り継いで釜山駅を目指すことにした。

ところで、2号線と1号線の乗換駅である西面ソミョン駅のホームドアは壊れているがそのまま営業している。
こんなあたりが韓国のケンチャナヨを体現している。
決死モデル:チームR真夜

さて、釜山駅に到着しタクシーで甘川カムチョン文化村を目指すことにしたい。
駅前で待っているタクシーに声をかけて乗り「カムチョンマウル」とカタカナ韓国語で言うと一発で分かってくれた。

急な坂を上って甘川カムチョン文化村に到着。
こうして韓国外の一主婦が知っているだけに、世界中から観光客が集まっているようであった。

ところで、ここではやたらセーラー服を見かける。それも中学生や高校生とは思えないような年齢の女性が着ている。流行ってるんだろうか・・・?
決死モデル:チームWBノノナナ

ではここへきている韓国人はと言えば、目の子でハイティーンから20代前半が最も多いような気がする。つまり日本でいえば原宿のような客層ということになる。

ところで、甘川カムチョン文化村の入り口に「마약소세지(麻薬ソーセージ)」というのが売っている。
フランクフルトにカーリーフライが巻かれたものであるが、炭水化物に肉のコンボは、それは麻薬のようなものだろう。

そして、スポンサー様は「有名な観光地が見たい」ということだったので、釜山で有名な観光地というとチャガルチ市場になると思ったので、タクシーでそこへ行ってもらうことに。

チャガルチ市場というのは港町・釜山でも単に海産物市場にとどまらず、衣類や薬など何でも売っている、名実ともに「釜山の台所」と言っていい場所である。

海側へ行くと、魚の生臭い匂いが鼻をつく。
大きい蟹がそのまま生きて水槽の中にいる。

こういう風景の中で本当は 決死したいのだが、あいにく複数人で来ている旅行であり、なおかつ次のメンはリュックの中にいるという状態でおいそれと交代もできない。

結局、このチャガルチ市場で 決死撮影はできなかったのだが、このことを「チャガルチの後悔」として覚えておくことにしたい。

あとは日系のホテルに投宿するだけ。

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