第4回献血 ~鹿肉バーガーで景気付け~

そういえば全然献血に行ってない・・・
実に今年の1月以来、かれこれ11か月ご無沙汰となっている。

なぜここまでご無沙汰になってしまったか。
それは、そもそも献血が3か月に1回しかできないということに加え、「年3回まで」という制限があることが分かり、やる気が萎えてしまったから・・・ というところである。

でも逆に考えれば、年間に献血する月を4か月に1回に固定してしまえばいい、という考え方もある。
献血の良い所は、簡易健康診断的に検査結果を郵送してもらえるところである。

ということで、会社の健康診断の5月から前後2か月距離を置くように3月と7月にして、後は自動的に11月にも、ということにしようか。

・・・と、そんなことをなぜ今になって思いついたかというと、今が年の瀬だからである。
年3回献血に行くことができるというのに、今年は1回しか行っていない。
数日後である1月に行くとしたら、貴重な年3回のうち1回をそこで消費してしまうことになる。そのくらいなら年内に2回目としていった方がいいに決まっている。
という事で急遽、今日行くことにした。
プールのある田町から山手線に乗って・・・

・・・と思って改札内に入場すると、ベッカーズで鹿肉バーガーをやっている。
あのJR東日本のローカル線の運行の支障になるからと間引きした鹿を食用に系列ハンバーガー店に卸しているという噂のあの鹿肉バーガーが目の前にある。
11月10日に柏駅のベッカーズにはあったが(カロメ生活のためスルー)、12月16日に大宮のベッカーズの前を通りかかった時は無かったあの鹿肉バーガーが、今目の前にある。
決死モデル:チームR小沢

確かにカロメ生活は続行中であり、今日の水泳前には昨日比で1.1kg大増量したばかりの身ではある。
しかしこうして奇跡的に鹿肉に出会えている。
どうしたらいい?

結局、ベッカーズ田町店の中の人となっていたのであった。

柴咲コウに似た店員さんに聞いてみる。
「鹿肉バーガーってまだやってるんですか?」
「本当は11月までなんですが、今でもやってるんです」

やはり奇跡的な確率だったらしい。

鹿肉バーガーは単品で750円だったりナイフとフォークが付いてきたりと、やたら高級志向である。
ハンバーガーにナイフとフォークが付いてくるなんてまるでフーターズやハードロックカフェみたいではないか。

という事で「焼き上がるまでお時間10分頂きます」と言われて出てきた鹿肉バーガーを食べてみることに。
ああ。。。確かにちょっとジビエ特有の生臭さは感じるかもしれない。
そういえば新入社員で北海道にいた頃、会社の先輩が言っていた。「鹿肉なんて、仕留めた時点でちゃんと血抜きしないと固くてまずくて食えないんだ」。
なるほどねえ・・・

どうせなら年中出せばいいのに・・・ とは思ったものの、おそらく年中出したらレア感が薄れ、誰も食べなくなってしまうという営業戦略もあるのかもしれない。自分だって、いつでも食えるようなものであれば、わざわざこうやって食べたりはしないような気がする。

さて、食うだけ食ったら秋葉原を目指しますか・・・
ところで、秋葉原の献血ルーム「akiba:F」の営業時間は何時までだっけ・・・? とツイッターで「秋葉原 献血」で検索すると衝撃の事実が。

え・・・?
ちょうど今、鹿肉食ってきたばっかりなんだけど・・・

いや、ここで問題にしてるのは、ハンターが自分で仕留めて自分でさばいて食ってるようなケースであり、まさか大手企業の系列店でそんなヘマをするはずがない・・・ と思いたい。

風雲を孕んだ山手線E235系は秋葉原に到着する。
この時間になると、秋葉原も暮色が濃くなっている。
駅前では献血の呼び込みをやっている。とはいえ普通のジャンパーを着たおねいさんである。
これが献血ルームが歌舞伎町や池袋北口にでもあったら、半グレ系の客引きが「お兄さん、献血いかがっすか。人の役に立ちますよ」なんて言って呼び込みしないだろうか。

今日の献血ルームはやたら人が多い。
何事かと思ったら今日はコミケで、それに合わせたイベントがあるらしい・・・
献血ルームはやたら営業熱心である。

という事で通り一遍の血圧検査や問診。
「今年海外に行かれたことはありますか」
「はい。カンボジア中国・モンゴルベトナムタイ・・・」
受付のおねいさんの手が止まる。

「・・・中南米は無いですね」
「はい」

中南米はシャーガス病という感染症の多発地帯で、旅行して6か月経過しないと献血できないのだという。

そして番号で名前を呼ばれ献血へ。
看護師のおばさんが手際よく針を刺す。

「あなたはまだ若いから400mlで・・・」
「若い?」
「そうですよ。今は70歳まで献血できるんです。少し前までは65歳で卒業だったんですけど、少子化で献血してくれる人も少なくて、65歳以上の人からデータ取って、70歳でもいいってことになったんです」
「年取ると献血できませんかね」
「そりゃ体から水分を抜くわけですから」
「この御時世、長生きしたくないなら最後に人の役に立って死ぬというのもありかな」
「人間はそんなに簡単に死ねないですよ。苦しまないでポックリ逝けるならいいでしょうけどね」

そんな話をしてたら献血が終わり、看護師さんは手際よくパイプを焼きごてでキル作業をして終わり。

次回の献血は3月下旬以降となる・・・

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