事件現場はタイ

今回の「事件現場を歩く」は何とタイですよ!!!

そうかタイか・・・
で、その人肉食レストランはバンコクのどこで・・・?

どうやら、Lat Krabangらしい。
ラートクラバンと言えば、バンコクの国鉄中央駅であるフワランポーン駅からスワンナプーム国際空港に行く時、国鉄からARL(Airport Rail Link)に乗り換えるのがラートクラバン駅である。
その近くであると考えるのが良さそうだ。つまり空港のすぐ近く。
経済発展を歌うように林立する企業看板の脇で、凄惨な事件が発生していたという事のようですねー・・・

ともかくも羽田空港へGO!
決死モデル:チームWBナギサヤ

最近の羽田空港からのバンコクへの夜行便は充実しており、JALとANAだけで少なくとも3本はある。

ところで、どうも風邪気味なので、売薬でどうにか抑えて出発することにしたい。
コンタックと言えばかれこれバブル末期に 〽汗かいて~ 汗かいて~ と、白いハイレグレオタードで母娘が踊っている広告があって、今考えても分かりやすいセクシャル・マーケティングだったと思うことしきりだった。
今は広瀬すずが出ている。広瀬すずに往年の〽汗かいて~汗かいて~やらせようと思ったら、たぶん事務所が止めるだろう。

今回は全日空の便で行くことに。

そしてバンコクはスワンナプーム国際空港に到着。
イミグレの行列がやたら長いのは相変わらずで、荷物のピックアップはほとんど終わっていて、残り数個がレーンの外におかれている状態になっていた。
ということは、ほとんどの客がレーンが回っているうちに荷物を取れたということ?
まあ自分の席は後ろの方だったから・・・
ところで、税関の表示にロシア語があるのは何なんだろう。。。?
決死モデル:チームPメイ

さて、ARL(Airport Rail Link;空港鉄道)でラートクラバンを目指しましょう。
・・・と、こんなニュースが。

な、何と・・・!?
フェイクニュースという事は、そんなベジタリアンレストランは存在しないということ・・・?

ここまで来てしまった以上、別なものを見ることにしよう。

そのラートクラバンの国鉄駅。
ARTの高架の下にあり、向こうの3番線では区間運転らしきディーゼルカーがエグゾーストを鳴り響かせながら出発の準備をしている。
そして1日2本だけのカンボジア国境アランヤプラテート行きの客車列車の早い方が、国境を目指していく。
決死モデル:トルソーさんメア

こちらと言えばバンコク(フワランポーン)行きの列車で、待ち客も結構いる。確かに朝は通勤ラッシュである。
客車は、オープンデッキの車両もあれば、気動車のエンジンを外したような車両もある。いずれにしても通勤ラッシュで立錐の余地もない。

最初は、バンコク最大のバスターミナルであるモーチット・バスターミナル(別称北バスターミナル)を見ることにしたい。
ここからは、カンボジア国境アランヤプラテートまでのバスも走っている。

このモーチットバスターミナルへ行くためには、マッカサンで国鉄を降りてMRTに乗り換え、チャトチャック・パークで公園を横断すればいいのかな・・・?
いや、バンコクのバスの路線図のアプリをダウンロードして確かめたところでは、529番のバスなら乗り換えなしで行けるようである。
じゃちょっとそれで行っているか・・・

果たしてマッカサンで降りると、こんな所で降ろされることに。
やはりここはインドシナなのだ。インドシナらしいケンチャナヨが横溢している。
決死モデル:チームPペギー

マッカサンの駅自体は、棒線ホームながら短いホームと駅名標があるにはあった。しかしそれは短すぎるのだ。
また、表通りを見てみると、車が渋滞している。
これでは。北バスターミナルへ行くのに何時間かかるか分かったものではない。
そもそもバンコクは渋滞で有名な都市。そんな都市でのバスの使い方は、必要最低限だけに限る。軌道系交通機関で行けるなら行った方がいい。

ということでMRTに乗ろうと思う。
ただ、この際何回か乗るというのであれば、1回ごとにトークンを買うのではなく、ソウルのTモニのようなカードを買った方が良いかもしれない。
・・・ということで、MRTのカードを買う事に。
決死モデル:トルソーさんアハメス

バンコクの場合はソウルと違って、業者ごとに分かれておりスカイトレインはラビットカードを出しており、相互利用はできない。
ただ、今回の旅程はスカイトレインに乗ることはなさそうなのでMRTカードで事足りそうである。

そしてMRTのチャトチャック・パークから186番のバスに乗りバスターミナルを目指すことにする。

という事で、北バスターミナルに到着。
聞きしに勝る巨大なバスターミナルであり、ここからチェンマイ・アユタヤ・ラオス国境・ベトナム国境やら色々な場所までバスが出ているのだ。
決死モデル:チームR園田

円弧状のその威容は、まるでヒットラーがナチスドイツの国威発揚のために建設したベルリンのテンペルホーフ空港のようである。

そこえ、日本では認められていない寝台バスが入ってきた。おそらくはラオス国境あたりから運転されてきたものであろうか。

バスターミナル内部は、各地へのバスの切符売り場が所狭しと並んでいる。

国鉄のフワランポーン駅には何回か行ったことがあるし、今からも行くのだが、明らかにこちらのバスターミナルの方が規模が大きい。
それと、床でゴロゴロ寝ながら待ってる人がいない。
タイでは、鉄道は貧困層のための乗り物だと聞いたことがあるが、本当にそうなのかもしれない。

さて、この先の予定であるが、13:05にフワランポーンからアランヤプラテート行きに乗る前に、スクムビット通りにある北レスに行っておきたい。ただしその北レスは11:30開店である。その開店丁度のタイミングで入店すれば、MRTでスクムビットからフワランポーンに行っても間に合うはずである。
ただし、それは北レスで食事がすぐに出てくればの話。
混んでるなどの理由で、少しでも長引いたら間に合わない可能性だってある。

ただ、そうなったらそうなったで、今回はアランヤプラテートに行くので裏技がないわけでもない。
スクムビットからMRTで逆にマッカサンに行けば、そこからも国鉄に乗れるのだ。
とはいえ、やはりそれは緊急手段であって、なるべくならフワランポーンから旅の情緒を味わいたいというもの。

そうと決めたらバスターミナルから、北レスに11:30に着くようなタイミングでKamphaeng PhetからMRTに乗れるようにバスに乗りましょう。
・・・と思っても、南へ行くバス停がない。いや、あるのだがそこで待っていても全然止まってくれない。もしかしてこのバス停は無効なのだろうか・・・
そう思って次のバス停まで歩く。それでもバスは止まってくれない。
仕方がないので、Kamphaeng Phetの駅が見える位置まで来たところでタクシーを拾っていく。
距離にして800m。たったこれだけの距離に35バーツも払った日本人客を、タクシーの運転手はどう思っただろうか?

ともあれKamphaeng PhetからMRTに乗り、スクムビットに到着。

スクムビット通りは日本人薬剤師のいる薬局があるなど、何でもあるような雰囲気である。まさに「バンコクのシャンゼリゼ通り」。

そしてしばらく歩き、11:32ぐらいになったところで北レス「平壌玉流館ピョンヤンオクルグァン」に到着。
決死モデル:チームTフジアキ

店には、まだ客はいないようで、自分がその日初めての客だった。
昼の北レスというのは、ホーチミン以来2回目となる。
ホーチミンでは、昼はほとんど客が入らないと見えて、店員もかなり気怠そうで当方が入るのも申し訳なく感じたほどだった。

基本、バンコクの平壌玉流館ピョンヤンオクルグァンでは店員はノースリワンピが普通のようである。
そして夜になればあのステージで歌って踊るのだ・・・

さて、玉流館と言えば平壌では冷麺の名店。ということで冷麺を頼みたい。冷麺であれば出来上がりも早いような気がする。少なくともチゲとかそういうのよりは・・・

案の定、冷麺はすぐに出てきた。
盛岡冷麺より細いが、腰が強すぎて噛み切れない感覚は同じ。

さて、北レスを堪能したらフワランポーンに急ぐことにしたい。
スクムビットから1時間あるので、十分間に合うはず。
という事で、MRTのフワランポーン駅へ。

ところで、MRTのフワランポーン駅は、正式に「フワランポーン」なのだが、国鉄のフワランポーン駅は、外国人旅行客を中心に勝手にそう呼んでいるだけ、という事らしい。
タイ国内では「クルンテープ駅」、英語表記では「Bangkok station」ということらしい。
決死モデル:チームY宇崎

そのフワランポーン駅も、近くバーンス―に東南アジア最大の総合駅ができれば、ターミナル機能はそっちに移転になり、こちらは廃止になると噂されている。
確かに、そちらの方が、例のモーチット・バスターミナルに近くはある。(とはいってもタクシーが必要な距離)

カンボジア国境のアランヤプラテートまでの100km強で、運賃は48バーツという事なので、日本円にして150円もしない程度である。

8番線から出発する車両は日本製のディーゼルカーで4両編成。席は全部埋まる程の盛況である。
ホームには物売りがひしめいていてアジアらしい情緒を醸し出している。

その中を、13:05定刻にエグゾーストも轟ろに出発する。
フワランポーンからしばらくはスラムのような家々を縫うように走る。
そこからラートクラバンまでは、空港連絡鉄道ARTの高架の下を走る。まるで新幹線の高架の下を走る在来線のように。

ラートクラバンを過ぎると、農村風景の中を走る。

そして30分延程度でチャチューンサオに到着。
なぜかテレビクルーが撮影している。
決死モデル:チームPさくら

本来はここで列車交換のために8分程度止まる予定だったのが、こちらが遅れているので前の駅で列車交換が終わってしまい、ここの停車はわずか。

ちなみに、このチャチューンサオ駅は、タイ最大の貿易港であるレームチャバン港への支線の分岐駅でもあり、貨車が止まっていたりする。

そして東本線の列車はこの駅で北に向きを変える。

そしてクローンシップカオに到着。
決死モデル:チームWBミサメグ

このクローンシップカオはレームチャバン港からバンコクを経由せずに東北本線(ラオス国境方面)や北本線(アユタヤ・チェンマイ方面)方面への貨物短絡線で、旅客列車は走っていないのだという。
こうしてどんどんタイの経済も発展していくようである。

そして東本線はまた東に向きを変える。
アランヤプラテートへは17:35の到着であるというが、30分の遅れが引き続いているので、明るいうちに到着するのはおそらく無理であろう。
満員だった客も、どんどん減っていき、暗くなった頃にはボックスが1つ占有できる程になっていた。

・・・と、ドア近くのロングシートの汚らしいオッサンが絡んでくる。
「ワッチュアネーム?」

どう答えたらいいの・・・?
「アイドンノー」
「オオ、アイドンノー」

何が分かったのか分からなかったのか分からないが、そのオッサンは終点の1つ前のフワイドゥアで降りて行った。
決死モデル:チームWBノノナナ

さて、あとは降りる準備である。
アランヤプラテートでの国境越えに関し、ネットで得た情報では、ビザ代ぼったくられたりするとか・・・?
ただ、それは事前にビザを取得しなかった人がその場でする場合であって、自分の場合はそうでもないだろう。
あと、カンボジア側は治安が悪いという。そういう事であれば、荷物はなるべく1つにして、手持ちの荷物を少なくしよう。

そして18時過ぎ、終点アランヤプラテートに到着。
大きな秤があるのが、タイの地方駅のデフォルトのようである。

さて、終着駅情緒を味わう暇もなく、トゥクの運ちゃんが付きまとってくる。
「ボーダーか?」
「いくらで行ってくれるんだ?」
「100」

そうすると300円か・・・ まあいいか。出国するのにバーツ中途半端に持ってても仕方ないし、使い切るつもりで運ちゃんにくれてやるか。
それにしても、ネットで調べる限り、ここの国境越えはそうそう甘いものでもないらしい。
それでも旅行に来ている以上、最低限決死はしたいし・・・
やるなら台座なしのにしこくんタイツで、右向きメンで行くしかない。

・・・と、国境に到着して拍子抜けした。
物凄い数の人という人が、国境方面に吸い込まれていくように流れているのである。
決死モデル:チームR真夜

実際は、人の往来はかなりあるらしい。
タイ人とカンボジア人は、パスポートではなくラミネートパウチされた黄色い身分証明書みたいなもので往復できるようである。
外国人だけは冷房の効いた検問所でパスポートチェックを受けることになる。

そして、カジノ目当てのタイ人の流れのままにタイとカンボジアの国境の橋を抜け、いざカンボジアの国境検問・・・が無い!?
普通、タイ側を出てカンボジアに入ったら入国審査ぐらいしない?

ということは、カンボジアのビザが無くても入れたということ?
だったらネットに乗ってた「賄賂」だの「行列」だのとか言う話は何だったの?
第四世界とはいえ、あまりにケンチャナヨ過ぎるだろ・・・

それはともかく、ゲロ臭いわ物乞いの子供はやって来るわ、あまりに世界が違いすぎる。
そもそも、このカンボジアの国境の街・ポイペトはタイの客を当て込んだカジノで成り立っている町である。

それで、このような広壮なカジノの前に物乞いの子供がいたりとか、貧富の差があまりに露骨な形で見えているのである。

そして自分の泊まるホテルはそのカジノの中にある。
ここは売店もバーツ払いが可能なので、バーツを使い切るべく明日の長旅に備えて豆などを買い込んで寝る。

ところで、このホテルの前の線路はタイ~カンボジアを結ぶ路線という事でOK?

 


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