〽流氷とけて~ 春風吹いて~
・・・という宗谷岬を目指すわけですが・・・
稚内市内の停留所はどこにでも止まるというので、宗谷岬行きのバスを捕まえれるように、国道40号線と238号線との分岐点である潮見5丁目で降りることにする。
潮見5丁目はちょっとした「バス駅」の情緒がある。
(決死モデル:チームPウメコ)
事実、6時になると切符売りの係員が窓口を開ける。
ただし、売るのは定期券と回数券だけで、盛岡バスセンターのように乗車券まで売るわけではないようである。(札幌行きの切符は売る?)
そして大岬行きのバスで宗谷岬へ。
宗谷岬は風が強く、写真を撮るだけでも一苦労である。手もかじかむ。
宗谷岬と言えば間宮海峡だけに決死モデルは間宮菜月(チームY)。
事前に食べログで調べたところでは、宗谷岬には「柏屋」という店があり、朝7時から営業しているのだという。
これはありがたい!
・・・と思っていってみると、全然開く気配もない。
仕方ないので、寒いバスの待合室で震えながら1時間ほど待つと、何やら開く気配が。
バスの出発まではもう30分ぐらいしかないので入ってみると、「食べログ」に掲載されているくらいだから何か朝食でも食べれるのかと思ったら、単なるお土産屋さんにしか見えない。
お菓子ぐらいは置いているが、食べるスペースなんて何もない。
怒りのあまり、食べログにその旨を書いたら、後日食べログ運営に消去され、どうたらこうたらと言い訳がましい釈明をされた。
で、こうして今でも「食べログ」には載っている。
さすがに営業時間の方は訂正されているようである。
さて、宗谷岬からは音威子府行きに乗る。
これは天北線の廃止代替バスとなるが、現在では宗谷岬を通るのである。
車両は何の変哲もない2扉車。
これで音威子府まで行くというのは正直つらい。
ただし、浜鬼志別で3分か5分の休憩。
(決死モデル:トルソーさんのラ・バルバ・デ)
ここがかつての天北線の浜鬼志別駅のあった場所のようである。
ホタテで有名な猿払村の中心駅となる。
そしてなおもオホーツク海を左手に見てバスは進むが、全然流氷の気配はない。
果たして浜頓別に到着。
浜頓別のバスターミナルは、鉄道記念館のようになっている。
(決死モデル:トルソーさんのナイ)
また、窓口ではバスの乗車券も発売しており、枝幸までの切符を買うことにした。
さすがは天北線(いや、興浜北線)の代替バスというべきか。
浜頓別から枝幸へ行くバスもまた、オホーツク海を左手に見て走るが、まるで流氷の気配はない。
来る時期を間違えたのだろうか・・・
兎も角も枝幸のバスターミナル到着。
ここも北見枝幸駅の跡にある。
(決死モデル:チームTエリー)
さすがは南宗谷第一の都邑(とは言っても人口7000人)だけあり、バス乗り場も何番線かに分かれている。
そしてここから雄武行きのバスに乗る。
網走管内へ入ることとなるが、バス会社は宗谷バスの単独運行である。
宗谷バスは、網走管内にも路線を持っているということになる。
だから、群界あたりから雄武の高校とかに通う生徒は、宗谷バスで雄武町内を移動することになる。こういうの、なかなかいいではないか。
さて、バスであるが、相変わらず車窓から流氷は見えない・・・
ここからは紋別に本社がある北紋バスとなる。
雄武のバスターミナルは、やはり興浜南線の記念館となっていた。
さて、その北紋バスに乗って紋別を目指すことにしましょう。
左手の車窓には、相変わらず流氷は無い。
そして紋別のバスターミナルに到着。
ターミナルは、昔紋別駅があった場所とは微妙に別の所にあり、紋別駅があった場所は現在はショッピングセンターとなっている。
それでも、紋別駅の便を偲ぶ場所は残っていた。
紋別からは遠軽へ向かうバスの便もあるが、北見バスと共同運行のようで、北見バスが出発していた。
あとは近くのホテルに投宿するだけ。