手伝う事が好意とは限らない

去年の年の瀬、NHKの「バリバラ」で、「ここがずれてる健常者」という番組があった。

それは、障害者100人が集まり、健常者のずれてる点をトークしあうという、これまでにない番組である。

障害者は人一倍「余計なお世話」に遭いやすいという。
そこで、手に障害のある方が喫茶店の店員に扮し、打ち合わせの客として行った芸人の反応を見るというコーナー。

小松川事件の李珍宇・・・ではなく、ザブングルの加藤は、手伝おうとする。

しかし、当該の店員に扮した障碍者の女性にしてみれば、この反応は×なのだという。結局、李少年・・・ではなく、ザブングルの加藤は女性にビンタされてしまった。なるほど、余計なお世話はプライドを傷つけるのである。

・・・で、年が明け、つい最近の話。

当方が某新幹線駅で乗ろうと思ったら、降りる女性客(その人は障害者ではない。たぶん)が、重そうなスーツケースをドアからホームに下ろすのに難儀している。
当方からしてみれば「早よ降りい!」という気持ちもあり、その女性がスーツケースをホームに下すのを手伝った。

そうしたところ、女性は一瞬ギョッとした目で当方を睨んだ。

うん。その気持ちは分かる。
分かるから「手伝ってやったんだからありがたく思え」なんてことは言わない。

それはものの5秒程度の出来事だった・・・

ところで、欠損バーに行った時に、女の子に例のバリバラの話をすると、
「私だったら手伝ってもらったら喜びますけど」
一口に障害者と言っても、色々あるようで。。。

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