稚内出張のはずが

まさに北海道を、前線を伴った低気圧が通過している最中。
(2022年9月14日しるす)

この日から2日間、稚内に出張となっていた。
それで、朝早く出発して7時48分の「スーパー宗谷1号」に乗って稚内をめざしていた。

そして旭川を出発。

そしたら、電話がかかって来た。
会社の係長からである。

「マカちゃん?稚内に向かってる?今スーパー宗谷の中?」
「はい。そうですけど」

自分は班長でも係長は年上。
それで口調は向こうが「マカちゃん」で、こちらは敬語となる。

「あのね、稚内の会議が中止になったんだって。だから戻ってきて」
「え?戻ってくるんですか!?」
「そう。今どこにいるの?」
「旭川出たところです」
「じゃ名寄?」
「いや、次は士別ですね。さむらい士別」
しべつという地名は、根室管内にも標津というところがあるので、北海道の人はそれぞれ「さむらい士別」「根室標津」と呼び分けていた。

それはともかく、士別で降りることになった。
士別はそれほど天気が荒れているわけではない。

突然お役御免になってしまったので、帰りの列車が来るまでの間、士別軌道のモノコックバスでも見て帰ることにした。
名寄ではなく士別で戻ることにしたのも、これがあってのことである。

士別軌道バスの本社営業所は、士別駅から歩いてほどない所にある。

士別軌道のバスは、3色のラインが入っているが、西武系列というわけではない。

例のモノコックバスも車庫にいた。

「士別~温根別」の行き先表示を出しており、スクールバスとして走っているようだった。

本社の建物も木造モルタルで、保存しておきたいような昭和物件である。

後は旭川行きの列車に乗り、旭川からは「スーパーカムイ」で戻るだけ。

一体何だったんだろう。

 

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