越南旅行に行ってみんとてすなり。
ベトナムと言って想像するのは、「ベトナム戦争」「枯葉剤」「ピューリッツァー賞」というあたり、あまりに偏見が過ぎるだろうか?
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ベトナム戦争を写しピュリツァー賞 などを受けた故 #沢田教一 さんの写真展 が東京・日本橋で開幕し、「安全への逃避」に母親に抱かれ写ったグエン・ティ・フエさんは「#写真 が戦争を終わらせる一つの力になったと思う」と話しました。(く) pic.twitter.com/ueqeVja9JY— 朝日新聞 映像報道部 (@asahi_photo) 2017年8月16日
松戸からだとスカイライナーなんて縁がない。幸か不幸か・・・
新鎌ヶ谷でスカイライナーを見送り、アクセス特急に乗る。
(決死モデル:トルソーさんの丸尾)
ところで、北総線というのは日中のひどい時は1時間に3~4本しか来ないのだが、これはどうしたことだろう?
確かに運賃は高額であるが、これでは悪循環にならないだろうか?
何しろ余りの高額さに、対抗措置をとってバスまで運行されているような始末である。
まあ別にあんまり使うわけじゃないから、こちらが気にしても仕方ないか・・・
さて、成田空港に到着である。
今回のターミナルは1タミ。
(決死モデル:トルソーさんのバラのタトゥの女)
キャリアはベトナム航空で、河内までの直行便である。
ところで、ベトナム航空のロゴは、蓮の花をかたどっている。
確かにベトナムは仏教が盛んなようで、ベトナムが南北に分断されていた当時は僧侶が焼身自殺したなどという事件もあった。
それが共産主義ではない方の南ベトナムである。
かたや共産主義の現在のベトナムでは、信教の自由はあるのだろうか。
少し調べてみると、一応信教の自由はあるようで、政府が管理しようと「ベトナム仏教会」というのができたようだが、それを嫌って「ベトナム統一仏教会」というのを結成したようである。要は、そんな事ができる程度には信教の自由はあるようである。
ちなみに、キリスト教に目を転じるとベトナムとバチカン市国の国交は無いようである。
さて、飛行機は河内内排空港に到着である。
大きな荷物は別送しているが、やたら待ち時間が長い。
(決死モデル:チームRナオミ)
かといって、機内持ち込みにするとセキュリティチェックの際に荷物を開けられて、衆人環視の前にTRS48メンが晒されるなんて言う憂き目を見ることになる。
結局は、どんなに待ち時間が長くなろうとも、こうしてターンテーブルで荷物を待ち続けるしかない・・・
さて、荷物が届いた所でお外に出ることにする。
バスで河内市内に出てもいいのだが、それでは芸がない。
あらかじめベトナム国鉄のHPで調べたのだが、河内から太原へ行くローカル線の東英という駅が、直線距離では最も近いらしい。とは言っても20kmぐらいはある。
そしてその東英から発車する1日1本の列車が、1時間弱の待ちで乗れるというのだ。
これは行くしかない。
ということでタクシーでその東英の駅に行ってもらう。
「駅東英!?どこだそれは?」
地図を見せて場所を指し示す。
「そうすると国路3(国道3号線?)かなあ・・・」
ブツクサ言いながらタクシーは東英を目指す。
果たして到着した東英の駅は、良い感じのローカル駅である。
(決死モデル:トルソーさんのナイ)
1日1往復しか来ないのに駅員がいる。
どうやってこの駅員に給料を払うだけの収入を稼ぎ出しているのか不思議な所である。
それはともかく、龍辺行きの鈍行列車が来たので乗ることとしたい。
北朝鮮の鉄道にも言える事なのだが、なぜか鈍行列車というのは首都の中央駅(ベトナムなら河内駅)まで行かず、その直前の駅止まりだったりする。
そういえば中国でも、直快(急行)列車以上は北京駅に行くが、鈍行列車は北京南行きだったり北京東だったり・・・
社会主義モードだったりするのだろうか。
はたして列車は龍辺に到着。
(決死モデル:トルソーさんのアハメス)
普通、ターミナル駅と言えば、ホームが何本もある壮大な駅を想像しそうなところである。
しかし、この龍辺駅は何と交換設備すらない。棒線駅なのである。
確かに、こういうタイプであれば乗る場所に困ることは無いだろう。
日本でも、名鉄名古屋とか美祢駅はこの発想でホームの本数が少ない。
駅の外に出ると、最近のベトナムと言ってイメージする車𣛠(バイク)の群れ。
さすがはアジアンカオスという感じである。
龍辺駅の前には、抗戰挵美救渃(ベトナム戦争)で何度も爆撃された龍辺橋である。
こちら側が龍辺駅、向こう側が、さっき乗ってきた東英や中国の南寧の方である。
それにしたって車𣛠(バイク)が多い・・・
さて、この龍辺駅で降りると、河内から芽荘へ行く寝台列車の切符を予約してくれた旅行会社にも近く、歩いていける距離である。
広い陳光啓通りへ出ると、これがまたものすごいバイクの群れである。
車道には走ってる車𣛠、歩道には止まってる車𣛠という感じである。
(決死モデル:チームTフジアキ)
ここから路地を1本入り、中国風の門をくぐってすぐに旅行会社である。
日系の旅行会社なので、色々話がしやすくてラクである。
ここで芽荘までの列車の切符を受け取る。
さてその後どうしましょうかね・・・
確か、河内には北朝鮮レストランがあったはず。
ちょっと行ってみようか。。。
龍辺駅から歩いてきた方向とは逆方向の、線路の北側すぐに𡍣車buýt(バスターミナル)がある。
「バス」という外来語は、𡨸喃にしようがないようで「buýt」と表記するしかないようである。
ちなみに「駅」も「Ga」と言うが、それはフランス語の「Gare」をそのまま借用語にしたようで、対応する𡨸喃は無い。
さて、首尾よくバスに乗り、河内の南西郊外を目指す。
新都心とでも言うべき地域で、韓国人街になっているようであり、「노래방」(歌房=カラオケ)や何かが立ち並ぶ地域である。
(決死モデル:チームTエリー)
ところで、日本のネトウヨさんたちは、慰安婦問題の意趣返しにベトナム戦争での韓国軍の虐殺問題や𤳆大韓の問題を持ち出してくる。
現在のベトナムにおけるそこら辺の感情はどうなっているのか、差し当たって知る由もないが、ベトナム人が一番嫌いなのは韓国人より中国人なのだという。
確かに、中国とも領土問題があったり一筋縄ではない。
そもそも国境を接した国が仲が良かったら国境などないだろう。
国境を接した国が仲が悪いのは、それはある意味当然の理ではないだろうか。
まあいいや。旅行に来てまでそんな話は。
さて、河内の北レスは「평양관」(平壌館)というようである。
現地読みすると「Bình Nhưỡng Quán」で、𡨸喃読みするようである。
韓国政府からは「北レス入店禁止」のお触れが出ているようで、ここでの客層の中心は外ならぬ日本人のようであった。
自分の他の客もやはり日本人であった。
自分は大同江ビールや鴨肉を頼む。
20時になるとショーが始まるというが、20時を回っても始まる気配もない。
接待員同志(韓国で言う所の「アガッシ」)は近づいてきて色々な話をする。
一応、当方も旅行で使う程度には朝鮮語は分かる。
「どこから来たのか」
「結婚してるのか」
さて、30分遅れぐらいでショーが始まる。
歌は何と日本の歌で「北国の春」だの「栄光の懸け橋」だの・・・
やっぱり日本人客はここの北レスでは馬鹿にできない数いるようである。
結局、日本円にして2,000円強という、ベトナムではかなりの大金をはたいて店を出ることに。
あとはバスで河内の中心部に戻り、ホテルに投宿するだけである。
明日は3時起きしないといけないので、早めに寝ようかね・・・