Lisaちゃんの右手にはこんな可愛い突起状の指が残っている。
小学校の頃のこと。
自分の周囲にもこうした先天的な四肢欠損の子はいなくもなかった。
彼は1つ上で、左手の手首から先がなく、Lisaちゃんのような突起状の指未満の何かが付いていた。
彼はスポーツは得意で、サッカー少年団に入っていたしドッジボールではキャプテンだった。
自分を含め周囲はといえば、その彼に手がないことは「触れてはいけないこと」という雰囲気になっていた。
中学校に上がってからもそれは変わりなかったのではないかと思う。
そんな彼に関し、当方の母上はといえば、
「あの子は左手が無いのに頑張っている。それに比べてあんたは。あの子を見習いなさい」
まあ田舎ではそういった反応が無くもないだろう。
彼の件が、現在に至る自分のフェチにどのくらい寄与したかといえば、全くゼロである。
しかしそれもまた「私的devotee史」。
さて、サッカーの得意だった彼の往時を偲んでみようか。
サッカーといえばキャプテン翼の聖地・四ツ木である。
作者である高橋陽一先生の出身地だからそうなっている。
ちなみに、氏の出身校である東京都立南葛飾高校は、隣の立石駅の近くにある。
今朝に限っては北総線経由で通勤することにして、四ツ木に寄ってみることとした。
普段は電車の本数が少ないことで知られる北総線も、奇跡的に接続が良かった。
何しろ、結構な数のJリーガーや海外で活躍中の日本人プロサッカー選手が「キャプテン翼」を見てサッカーを志したというほどの名作なので、駅全体がキャプテン翼まみれである。
さて、あとは通勤客として出勤することにしよう。
そんな水曜仕事。
今回の決死出演は1名(累計8名)。