前の記事で「ペドフィリア」だの「ネクロフィリア」だのに関する件を書いていて思い出した。
極めつけのネクロフィリア事件があったのだ。
それは「クラブきっず事件」。
何年前だっただろうか・・・
東南アジアの国の津波で亡くなった子供の死体画像を、神経を逆なでするような文章を添えてアップしていたのは覚えている。
中途半端に頭がいい為か? 胸糞の悪くなる文章だったのは覚えている。
「いや、別に心配してたつもりですので」と言ってしまえばそれでも通ってしまうような、巧妙に追及をかわすような嫌な文章だった。
そしてアップしていた男の職業は、小学校の教諭だったというのである。
(探偵ファイルの記事も参照)
なんでも、小笠原の小学校に勤務していた頃から盗撮を覚えたらしい。
そして、事故で亡くなった子供の画像を、遺族のHPから転載してアップしていたのに飽き足らず、2004年のスマトラ津波では居ても立ってもたまらなくなったようで、何と子供の死体を撮るためにスマトラ島まで行くという離れ業をやってのけたという。
結局この男、小学校の教諭であるという正体バレしたばかりでなく、盗撮の余罪が発覚するやら、父親が警察庁のキャリア官僚であり不祥事を起こしたばっかりであることが発覚するなど、ネットで大炎上することになる。
結局、懲戒免職となり、その後はトラックの運転手をしていたらしい。
が、小学校の運動会に父兄でもないのに入り込んでいたところを怪しまれ、建造物侵入の廉でまた逮捕される。
もはや死ぬまで直らない病気だったのだろう。
正義の名の下に、この男を責めるのは簡単である。
しかし、世間的に見てこの男の「子供」、自分の「欠損」と、本質的になんらの違いがあろうか・・・ と悩んでしまうことがある。
だったら自分一人、足を洗えば? ということにもなる。
逆に、子供好きで悩んでる人がいたとして、それに対して同情的な気持ちになれるか…? 結局、他人は他人でしかないのだ。どういう意味でも。
あの男の「病気」を、自分も抱えているという、この宿痾・・・