今日の関東地方の午前中は、全体的に雲が広がる天気となっています。気温は18〜19度前後で、肌寒さはあまり感じられず、やや湿った空気が漂っています。日差しはほとんどなく、空一面が鈍い灰色に覆われ、外を歩いていても影がほとんどできないような空模様です。
一方、釧路の午後はおおむね曇りとなり、太陽はほとんど顔を出さず、上空には低い雲が広がっています。気温は13〜14度あたりをピークに、夕方以降は10度前後まで下がってくる見込みです。空気はひんやりとしており、夜には霜の注意報も出されています。日が傾くと風が冷たく感じられる時間帯となりそうです。
6時前に目が覚める。
トイレに行きつつnote小説をアップロード。
今日は第351話。
洗濯物を洗濯機に突っ込んでスイッチを押す。
Twitterを眺めると、公明党がいよいよ連立を離脱するというニュースが流れていた。
裏金議員に厳しい態度を取るのは当然のことだろうと思う一方で、その反動で自民党がネトウヨ寄りや新自由主義寄りに傾かないかが少し気がかりだ。
そんなことを考えているうちに洗濯が終わったので、部屋干しを始める。
わずかな時間でも静かになるのが落ち着かず、BGMにはふじわらのみいを流す。
この三連休は旅行に出る予定で、今日はバスで出発する。
出発時刻は8時36分。
今シーズン初めて、上着どころか、毛の上着を着ていくことにする。
時計を見ながら、少しずつ出発の気配が濃くなっていく。
外に出ると、すでに雨が降っていた。
ほぼ定時どおりにバスがやってくる。
乗り込んで窓の外を見ているうちに、つくばセンターに到着した。
出発まで十七分ほど余裕があるので、ファミマに立ち寄ってパンを買い、そのまま朝食にする。
食べ終えてホームに向かうと、九時十二分発の快速が入ってきた。
乗り込んだら、あとは秋葉原まで半分眠りながら揺られていくだけだ。
車内を見渡すと、オーバーコートの人もいれば半袖の人もいて、季節の狭間を感じさせる光景だった。
秋葉原に着くと山手線に乗り換える。
京浜東北線なら快速かと思ったが、まだその時間帯には運転していなかった。
ともかくも浜松町に到着し、東京モノレールに乗り換えて羽田空港へ向かう。
ホームのエスカレーターが点検中で止まっていたのだが、こういう整備は線路の点検のように夜間にできないのだろうか。
あるいは夜にやると金がかかるのかもしれない。
そんなことを考えながら階段を上り、空港快速の列に並ぶ。
幸い、発車までに座席を確保することができた。
改めて見渡すと、北海道〜関西が北ウィング、四国〜九州〜沖縄が南ウィングというのは、西日本方面の便がいかに多いかを物語っている。
もっとも東日本は新幹線でどうにかなる地域が多いのだから、そうなるのも無理はない。
ともかくも売店でカツサンドを買い、手荷物検査へ向かう。これが意外にあっさりと通過した。
そのまま充電スペースの近くに腰を下ろし、出発までの時間を過ごす。
昼食にはカツサンドに加え、つい肉そばまで食べてしまった。
旅の始まりからこれでいいのかと思いながらも、空腹はすっかり満たされた。
待合室のテレビでは、明後日にも台風が伊豆諸島に再接近する見通しだと伝えている。
ということは、帰りの中標津からの便がどうなるか分かったものではない。
釧路行きの便は十分ほど遅れるとの案内が流れたが、やがて搭乗が始まった。
十二時半過ぎ、釧路行きのJAL543便は静かに滑走路を走り出し、離陸した。今回は通路側の29C。
機内ではKindleで『ゴルゴ13』の四巻から五巻あたりを読むことにする。
ただ、このKindle版というのも、ただスキャンしただけのような作りで、せめて見出しぐらいつけてくれればと思う。
そうやってモノクロの画面を眺めているうちに、機体はゆるやかに降下を始め、着陸体制に入った。
そして釧路空港に到着した。
ひんやりとした空気が頬に触れる。
表の温度計は13.9度を示しており、関東とはまるで季節がひとつ違うようだ。
そのままレンタカーのカウンターへ向かう。
ここからの移動は車がないと始まらない。
この釧路空港は釧路市と白糠郡白糠町の境界に位置している。
せっかくなら白糠郡白糠町を「収鋲」してしまいたい。
ということで、まずは恋問自然観察公園へ行くことにする。ここなら確実に白糠町の範囲だ。
とはいえ、特に何があるというわけでもない。
海べりに風が吹き抜けているだけだった。
時間も限られているので、さっさと難読地名ロードへ向かうことにする。
空はどんよりとしており、日が暮れるのも早そうだ。
窓を開けて走ると、どこからともなく強い匂いが流れ込んできた。
周囲は牛舎が多く、どうやらこのあたりは畜産地帯らしい。
国道38号線は一般道のはずだが、車の流れは時速70キロから80キロほど。
みんなこのスピードで走っているのだから、驚かされる。「釧路新道」は市街地を避ける形で車を進める。
そしていよいよ国道272号線と国道44号線の分岐を抜け、「難読地名ロード」に入った。
針葉樹林が続く曲がりくねった道を進むと、「来止臥(キトウシ)」の看板が現れる。
この道沿いにはほとんど集落がなく、看板はどれも脇道の入口にひっそりと立っている。
そこから先に人の暮らしがあることだけが、静かな風の中でわずかに感じ取れた。
そんな感じで、十町瀬(トマチセ)、浦雲泊(ポントマリ)、跡永賀(アトエカ)、冬窓床(フイマ)、初無敵(ソンテキ)、入境学(ニコマナイ)、賤夫向(セキネップ)、分遣瀬(ワカチャラセ)、老者舞(オシャマップ)、知方学(チッポマナイ)といった難読地名の看板を次々と写真に収めていく。
基本的にこれらの看板は道路の海側に設置されており、どちら側にあるかとキョロキョロ探す必要はないのがありがたい。
この先、出張先の方向には「去来牛(サルキウシ)」という地名もあるが、さすがにそこまでは行かないことにする。
時間的に、幣舞橋の夕日を見られるかもしれないと思い、最短ルートで市内へ戻ることにした。
途中までは難読地名ロード、そこからは国道44号線を経由する。
だが、空は曇っており、夕日は望めそうにない。結局、日没には間に合わなかった。
釧路市街に戻り、さっさと駐車場に車を停めて、今日の宿へ。
ライダーハウスのような簡素な造りだが、全体的に清潔感がある。
フロントには若いスタッフがおり、いかにも北海道で「自分探し」をしていそうな雰囲気だ。
ここでnote小説の第352話をアップしておく。
そのあとは釧路の末広の夜に繰り出すことにした。
泉屋のスパカツを目当てに行ってみたが、残念ながら行列ができていた。
仕方なく、宿の近くにあるフィッシャーマンズワーフMOOの中の飲み屋に入ることにする。
ザンギを頼めば、それだけでもう釧路らしい夜になる。
ちなみに、ザンギと唐揚げの違いは、漬け込みの有無にあるという。
20時過ぎまで飲み、宿に戻る。ところで、釧路にもマンションがあるというのは少し意外だった。
移住先として釧路を思い浮かべることはなかなかないが、住めば都ということかもしれない。
宿に戻ってシャワーを浴び、2階のロビーで日記を追いつかせたりして過ごす。
しかしこの宿は22時で消灯となるため、部屋に戻る。
あとはもう寝ることにしよう。
今日の決死出演は4名、累計では29名となった。






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