寂しい出港

北朝鮮KCTV「録画報道:温室野菜の新たなる生産を目指して社会主義競争集会を開催」より。
咸鏡南道咸州郡の連浦温室農場にて。
大体この手の集会のフォーマットは決まっている。

これが温室農場。
少なくとも37棟はあるようで、かなり大規模。
看板には「革新の火の道」と書いている。

仕事がきっかり定時に終わり、生協への道を艮瘋ごんぷうで急ぐことにする。

そして生協に到着し、キャベツ、納豆、キムチ、鳥ささみ肉・・・と買っていく。
19時からは硫黄島への旅が控えているので、一刻の猶予も許されない。

大急ぎで帰宅して、夕食の準備をする。
キムチ鍋はどう見ても無理なので、いつもの非常食のわかめご飯・キャベツ・ツナ缶・スープ。
食べるだけじゃなくて、生ごみの処理もしないと、この暑い夏に何かとトラブルの原因になってしまう。
それで急いで処理までしてたら、18時25分を過ぎている。

急いで出発する。
日はどんどん暮れている。

おがさわら丸の受付の締め切りは、18時40分だと言うので、ギリギリ間に合うことができた。
ここで、乗船手続きを行い、乗船券を受け取る。

そして、いよいよ乗り込むが、いつものおがさわら丸とは違って、見送りの人がそんなにいるわけではない。
日が暮れそうになっており光線状態の悪い中をヤギーで決死

今日はいつもの二等寝台とは違って、カーペットルームである。
そんなに金は使えないので。

そしたら、いつも4階ではなく、2つ下の2階だった。
窓があるわけではなく、まるで地の底のようだ。
たぶん水面より下なのだろう。

電波のあるうちに、アップロードできるものはすることにしよう。

そして、すっかり日が暮れてしまい、電波も途切れてしまったので、2階のマス席に移動することにしよう。

同じ2階には、小笠原中学校の旅行団が陣取っており、そこは通り抜けができないのだと言う。
まぁ、このご時世、いろいろあるからね…

さて、こちらはというとiPadやカメラを充電しつつiPhoneに入れた本でも読むことにする。
なんでiPhoneなのかと言うと、iPadは充電に出しているからである。

iPhoneに入れている本とは言っても、せいぜい佐藤栄作日記ぐらいしかない。
昭和28年ごろ、広川弘禅がどうたらとか。

ところで、最近海底での潜水艇の爆縮だか圧壊だかがあったわけだが、この船底で、どのような救命設備があるだろうか。
一応、各スペースの上に救命胴衣はあるようだ。

ちょっとここで決死してみようか。
幸い、216号室には乃公おれ以外誰もいなくなっている。

とはいっても、、カメラは充電に出している。
カメラを充電する時、何回か1回かしか充電に成功しないので、充電コードを外すのは、明日の朝にしたい。
だから、iPhoneで撮ることにした。

さすがにiPhoneなので、背景までくっきり撮ることができない。

そのうち、男性客数名が部屋に戻ってきた。
何やら恋バナを始めると言う。まるで修学旅行のようなノリだ。

こちらは、夜食がてら7階の展望ラウンジに行くことにしよう。
非常食などを3食分持ってきたが、カロリーメイトは全く持ってこなかった。
船の中でもカロリーメイト売ればいいのに。

ともかくも、7階の展望ラウンジで佐藤栄作日記を読もうと思ったら、後ろのおじさんおばさんのグループがトランプをやっているのだが、酔っているのかやたらハイテンションである。
島の人なのか、内地の人なのかわからないが、よくもまあそんな声が出るものである。
そうかと思えば赤ちゃんの泣き声が聞こえてくる。

それでも、クレーム中年ではないので、こちらはこちらで、メロンパンでも食べながら読書に勤しむことにしよう。

ところで、ここは21時で閉店なのだと言う。
それですぐに追い出されてしまった。

仕方がないので、4階のロビーで引き続き佐藤栄作日記なんか見てる。
それと、母島が近いためか、スマホの電波が何本か立っている。

その電波も途切れたら、後は寝ることにしよう。
また船底のマス部屋に行って寝る。

ここまでの決死出演は3名(累計7名)。

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