全部入りの構図

さて、陰惨なダークツーリズムの後は北海道のへそを横断することとしたい。

帯広のコインランドリーは予想より少し早く終わった。
あとは帯広駅に歩いて行って「おおぞら4号」乗るだけである。

今回のGoToフリー切符で指定席を頼めるのは4回のみ。
それで、無駄な指定席は頼むまいと自由席中心に旅行することにする。

新得への移動は特に何ということも無い。
十勝清水に止まるわけでもなく、帯広の次が新得というシンプルな旅行である。

そして新得に到着。
隣にはコンテナ貨物列車が停まっており、単線ながらも「本線」を感じさせる。
決死モデル:チームPメイ恐竜戦隊ジュウレンジャー出身)

駅前にはSLの投炭手の銅像。
ここは狩勝峠越えの機関区があった駅で「鉄道の町」を象徴するものである。

ここから東鹿越へ行く代行バスはふらのバスが担当する。

代行バスであるが、4~5人程度であった。
客層は・・・ はっきり言って「同業者」だらけである。

ふらのバスの観光型の車両は国道38号線の狩勝越えに挑む。
ところで、新得から東鹿越へは、落合、幾寅の2駅であるが、そのほかにもサホロリゾートに停まる。

代行バスとしてはイレギュラーのような気がするが、これは「鉄道をやめてバスにすればこんなに自由にできますよ」という世論誘導であろうか?

狩勝峠のサミットにはバイクがたくさん停まっている。
ツーリングの聖地である。

そして後は下るだけ。
つまり十勝管内から空知管内に入ったということである。

そして空知管内に入った最初の駅は落合になる。
石勝線が開業する前は日本一駅間距離が長い区間であった。
決死モデル:トルソーさん丸尾超力戦隊オーレンジャー出身)

ここでは時間調整のため3分ほど停車する。
それで撮影の時間があったが、駅構内はすっかり草に覆われていた。
ひたすら物悲しい・・・

そしてバスは南富良野町の市街地に入る。
南富良野町略してナンプの中心は幾寅駅という棒線駅である。
かつて「鉄道員(ぽっぽや)」のロケ地として有名になったこの駅にも、おそらく列車が来ることはないだろう。

そこから細い道に入り、右手に金山湖が見えてくる。
そういえば前に、ライダーがここで身投げして自殺した。
ライダーの聖地の暗部というか・・・

そしてその金山湖が見える位置に東鹿越駅がある。
ここで根室本線に乗り換える。
しかしせめて幾寅まで復旧できなかったのだろうか。

ところで、東鹿越ではどうにか列車・駅名標・駅舎・ホームがすべて入った構図の写真が撮れないだろうかと思ってどこに陣取ろうか迷っていた。
あとは光線状態は運次第なのだが、にしこくん衣装でうまく撮影することができた・・・と思う。
自分にしては。
決死モデル:チームTアンヌウルトラセブン出身)

そして東鹿越からはキハ40で富良野を目指す。
ところで、「行ったことがない」ことを目指す旅行の上で「車内撮り」というのは重要になって来るのではないかと思う。
有難いことに、オリンパスのTGシリーズは、GPSから位置を取ってくれる。
これさえあれば、撮った位置はGoogleマップに記録されるわけで、「点」と「線」にすることができるはずだ。

さて、列車は富良野に到着。
富良野は1番ホームに駅舎があるとかいう構造ではなく、鳥栖駅とか小牛田駅のように、駅舎とは別に島式ホームがあるという構造であった。

ところで向こうにはDF200が停まっている。
富良野駅は旅客駅ではなく一般駅なのだ。なかなか侮れない。
決死モデル:チームRナオミ仮面ライダー電王出身)

本当は富良野でゆっくり昼食でも食べたかったが、その余裕もなさそうである。
次の旅程に行きましょう。

富良野駅の裏にある富良野協会病院から、占冠村営バスが出ている。
占冠村営バスというだけに、占冠に行くバスである。
決死モデル:チームR天美仮面ライダー響鬼出身)

旅行者はこんなルートそうそう使わないだろう・・・ と思ったら、検索してみると結構いろいろな人が使っている。

富良野駅から金山までは国道38号線を南下する。
つまりさっきまでキハ40できた道を戻って来るということになる。
しかし金山だと何の店も無かったので富良野まで来たのである。

そして金山からは国道237号線を南下して占冠へ行くことになる。
国道237号線と言えば、おととい紫雲古津まで歩いて行ったのも国道237号線である。
妙な所でつながった。

そして金山峠を越えると後は占冠村である。

石勝線の線路に合流すると、人家が少し増えてくる。

そして占冠駅に到着。
占冠駅は昭和57年に開業した鉄建公団情緒のある駅舎である。

駅前には占冠村物産館や人家があるにはあるが、それ以外は何もない。
占冠村としても、市街地からは少し離れた所にあるのだ。
そりゃまあ札幌と帯広を結ぶのがメインですからね・・・

やはり、占冠駅でやるべきことと言えば「構図取り」である。
少なくとも、駅名標と閑散とした風景は入れたい。
それで、この構図は基本としてスノーシェッドの入った写真と、「おおぞら」の入った写真を撮ったが、今回は「おおぞら」の写真にしてみた。
決死モデル:チームTフジアキウルトラマン出身)

今回も前よりの自由席に陣取る。

石勝線はほとんどトンネルばかりでWiMAXどころかドコモ自体が入らない。
そういう砂をかむような旅行である。

そう言えば夕張線が廃止されてかなり経つ。
夕張線のためだけに使っていた3~4番線は今はどうなっているだろうか。
ちょっと撮ってみようか。

日本の鉄道は左側通行なので、新夕張に到着するときは駅舎よりの1番線に到着するはずだ。
ということはホームから3~4番線が見渡せるはず・・・

そう思いつつ新夕張に到着してみると、なんと2番線。
そうか新夕張は一線スルーか・・・

ともかくも、新夕張の3~4番線のホームは健在で、3番線側はレールが錆びていた。
ただ、4番線側はレールが光っており、使っている気配があった。
保線用とか?

そして南千歳で北斗に乗り換える。
南千歳のホームの乗車位置はABC・・・で別れているが、それぞれがほっかいどうらしく、例えば「F」が狐(fox)、「L」がライラック(lirac)、「M」がメロン(melon)の意匠が描かれている。
決死モデル:トルソーさん霧島仮面ライダー龍騎出身)

ちなみに、北斗の切符は指定席を取った。
おそらく指定席は、最終日である明日以外は取らないだろう。
だから1回ぐらいは取ろうと思ったのだ。

そして順当に登別に到着。
実は登別温泉は生まれて初めてである。
決死モデル:チームTレナウルトラマンティガ出身)

あ、なんか代行バスで一緒だった人がいるんだけど・・・
この人は滝川廻りできたのだろうか。

それはともかく、室蘭からのバスは2分遅れで来た。
そして後は登別温泉へ行くだけ。

 

関連するエントリ(とシステム側で自動的に判断したもの)


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です