みんな一緒にしあわせになろう

今や「渦中のグループ」となってしまい、出演するだけで物議を醸す存在になってしまったNGT48。
「世界の人へ」のMV収録は、新潟市の姉妹都市でもあるウラジオストックで収録された。

最近は、ロシアのビザが緩和され、日本や韓国から「東アジアから最も近いヨーロッパ」として観光客が増えているのだという。
そうか・・・ ビザが緩和されたというなら行ってみようかな・・・

ということでスカイライナーの中の人となる。
今回の旅の始まりは京成上野から。
決死モデル:トルソーさんナイ

松戸なんかに住んでいると意外にスカイライナーなんて乗らないものである。
ただし今日は仕事だ何だで都内にいたので、たまには趣向を変えてスカイライナーに乗ることにしたのである。

さすがにスカイライナーは速い。
ものすごいスピードで印旛郡の田畑の中を駆け抜けていく。

そして成田空港に到着。
アエロフロートなので第1ターミナルとなる。
搭乗ゲートは28A。
ということは・・・?

案の定、沖止めでタラップからの搭乗だった。
決死モデル:チームWB小津麗

乗客としては日本人が圧倒的に多い。それも女性客が多い。
さすがは「日本から一番近いヨーロッパ」というだけのことはある。

ところで、案内や搭乗券はアエロフロートであったが、実際の機材は「オーロラ」という航空会社だった。
それはどこだ? LCC?

実際に乗ってみると、サンドイッチ程度ではあるが機内食も出る。
ということはLCCではない?
Wikipediaで調べてみると、オーロラという航空会社は、ウラジオストック航空とサハリン航空が合併したものであるという。つまり、アエロフロートの極東支社とサハリン支社が分社してまた合併・・・ という、一応LCCではなくレガシーキャリアではあるようだ。

そしてウラジオストック空港に到着。
思えばウラジオなんて20年ぶりぐらいになるだろうか。
あの頃は新潟~ウラジオ便のTu-154で、でこぼこの滑走路に着陸すると拍手が沸き起こったものだ。

滑走路もターミナルもすっかり新しくはなったが、通路の貧相な感じはやはり「ロシア」を感じさせるものだった。
そして入国審査の行列は相変わらずである。
決死モデル:チームY城ヶ崎

ロシアがいかに外国人を信用していないかが分かろうというもの。
もっとも、日本だって稚内の入管もたいがいだったが・・・
結局、入管を出たのは18:30過ぎだった。

そうなると、国鉄のアエロポルト・エクスプレス(17:30が最終)は使えないので、107番のミニバスで行くことにする。

空港の外に出ると、山下清のような恰好でいるのは厳しい気温になっていた。

107番のミニバスは30分毎に出ている。そして、10人強の定員になると「もう終わり!」と言って乗せてくれないのだ。何ともはや・・・

兎も角もミニバスはウラジオストックの市街地に向けて走る。
ウラジオの空港はかなり遠い所にある。
ロシアは東南アジアの国々同様、経済成長のさなかにあった。

ウラジオストックの駅前に到着した頃には、すっかり暗くなっていた。
一旦、ウラジオ駅近くのホテルにチェックインして旅装を解いた後に北レスに行くことにしよう。

数軒あるウラジオの北レスのうち、今日は岬に近いベルフネ・ポルトーバヤ通りにある「平壌館」に行くことにする。

ロシアのタクシー配車アプリ「Gett」でタクシーを予約しようと思ったらバッテリー切れ。

仕方が無いのでフロントにタクシーを呼んでもらうことにした。
平壌館まで205₽。
ロシアのタクシーにはメーターはないので、事前交渉性ということになる。空港にもプリペイドタクシーのスタンドがあった。

果たして平壌館に着くと、舞台らしきものも無く普通の韓国料理屋という風情である。
決死モデル:チームWB嵐山

アガッシ・・・いや、接待員同志チョプテウォントンムに聞いてみる。
「ノレ ムデ オプソ?」(歌の舞台は無いの?)
「オプスムニダ」(ありません)
「テドンガン メクチュ オプソ?」(大同江ビールない?)
「オプスムニダ」(ありません)
「トトリソジュ オプソ?」(どんぐり焼酎ない?)
「オプスムニダ。ピョンヤンソジュガ いっすむにだ」(ありません。平壌焼酎ならあります)
「オルマニャ?」(いくら?)
「チョンルーブリムニダ」(1000ルーブル)

現在、1ルーブルは1.6円。してみれば1600円・・・?
ちょっと高くない?

仕方が無いので適当なビールを頼んで、あとは鴨チゲや豚キムチでも頼むことにする。
向こうには日本人グループがいる。ウラジオの北レスでは、日本人は結構なお得意様らしい。
料理を持ってきた時「おいしく召し上がって下さい」と日本語で言っていた。
「イルボンマル チョア」といっておいた。
ただ、写真撮影にはナーバスになっていた。やはりこういったところも北レスならではであった。

あとはホテルに帰るだけ。

スマホのバッテリーも充電されたこととて、ちょっとGettで頼んでみたい。
操作は非常に簡単だった。
ただ、ホテルで予約した時と違って245₽であるという。
40₽はアプリの会社にアガリとして入るのだろうか。

そしてホテルに戻ってシャワーを浴びていると電話。
何だ? テレビの音がうるさいとか?

「ア、アリョー?」
「もしもし」 日本語…?
「はい?」
「かわいいと若いの女の子が要りませんか?」
「要らない!ニェ ナーダ!」

ロシアは経済成長していると思ったが、日本人と分かるやホテルにこんな電話が掛かって来るとは、相変わらずロシアというのは発展途上国だな・・・

 

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