東京チャオプラヤ

「二階建て電車」などと仰天アイデアで通勤混雑緩和をもくろむ小池百合子は今度は、船で通勤するというアイデアを打ち出してきた。
これはいいのではないだろうか。バンコクだってチャオプラヤ・エクスプレスという快速あり急行ありの舟運サービスを運行している。

ということで今日は御徒町から大江戸線に乗って勝どきを目指す。

上野御徒町から山手線の外側に向かう方向であるが、それなりに客が乗っている。
決死モデル:トルソーさんメア

環状線なので、都心へ向かう放射状路線の駅に到着する旅に客の流れが大きく変わる。
そんなこんなで、両国あたりで座ることができた。

それにしたって車内は小さい。まるで「軽便地下鉄」とでも言うべきか。
磁石のNとSだけで動くのでモーターが無いのである。

そして勝どきに到着。簡体字で書けば「胜哄」になるらしい
そして朝潮運河の方へ。

8:30の出発10分前だったが、まだ乗船開始していないようだった。

黎明橋を渡り、船着き場に着いた所で乗船開始。
決死モデル:チームWBノノナナ

これはあくまで社会実験なので、運賃は無料となる。
船内は3列となっており、2+2+2列となっている。
乗客は、それぞれ2人席が1人で占有できる程度の入りとなった。
それも、壁際の席はコンセントで充電できるというのが嬉しい。

8時30分、船は定刻に出発する。
周囲はタワーマンションが立ち並んでいる。

ルートとしては、朝潮運河を南下しいったん東京湾に出る形をとる。
月島ふ頭周辺は倉庫があるかタワーマンションがあるかという風景となっている。
決死モデル:チームPみく

ちなみに今日は8月2日で「パンツの日」。

この船は前か後ろのデッキに出てもいいようになっているので、もっぱら席にはいないで一番後ろからの決死撮影に勤しむ。
本当に通勤に使っている人はいるだろうか・・・?

墨田川の河口には浜離宮がある。

そして築地市場の脇を通る。
築地市場も取り壊しが進んでいる。

そして開閉可能な勝鬨橋をくぐって墨田川を北上する。
勝鬨橋は昭和4年に竣工し、都電も通っていたが昭和45年11月29日を最後に開閉はしていないのだという。

そして現在、開閉しようと思えばできるかといえば、できるのだという。
ひとたび開閉があれば、交通遮断があって大変かもしれないが、一度は見てみたいところではある。

そして永代橋をくぐり、豊海橋から日本橋川に入る。

日本橋川の両側からオフィスビルが迫ってくる。
名だたる企業の本社がここに集中している。
決死モデル:チームWB小津麗

そろそろこの船旅も終わりか・・・と思いきや、日本橋川でもいろいろな橋をくぐる。

豊海橋に始まって湊橋、茅場橋、鎧橋、江戸橋とくぐって最後は日本橋となる。
途中、左手に東京証券取引所があった。つまり兜町にある鎧橋ということ。

日本橋の船着場に到着しようとすると、報道各局のカメラの砲列が待っていた。
別に社会実験としては今日が初日ではなく、むしろ最終日だというのに・・・

一体何事かと思ったら、都知事の小池百合子が乗るらしい。
決死撮影としては、新鎌ヶ谷でも小池百合子に会ったことがある。
あの時は都知事選が終わった後で小池百合子フィーバーで、安倍首相をして「こんな人たちには負けない!」と言わしめたほど、自民党には逆風が吹いていた。
とはいえ小池百合子だって自民党の党籍があり、保守同士での戦いだったのだ。

帽子をかぶっているのが小池百合子で、浅葱色のスーツが涼やかである。
アナウンサー出身だけにファッションセンスは確かなものがある、ということなのだろう。
さすがに60の坂を越えて、いつぞやの週刊ポストの「ミニスカートの国会報告」みたいなことはなく、スカートは膝下丈だった。

 

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