チンチン騒ぎの渦中にあるモンゴルなうですよ。
痛いテレビ : 朝青龍コロコロに激怒 チンギスに落書き https://t.co/KsRuWPC4fc pic.twitter.com/3RnGFRobZH
— ざるとろ (@zarutoro) 2018年2月22日
ところで、ウランバートルのホテルが凄いと自分の中では話題に。
部屋が2つあるホテルなんて初めて泊まった。
(決モ:チームTフジアキ)
日本の衛星放送も見れる。かなりの高級ホテルである。
ただ、テレビ見る部屋と寝る部屋がイコールではないので、テレビ見ながら寝るという事はできず、テレビ見るか寝るかどっちかにせいという事になってしまう。
それでもかなり快適に過ごすことができた。
さて、翌朝は9:10のレールバスに乗りたい。
そこから昨日と同じトルゴイトで降りて、昨日と同じドラゴンバスターミナルの近くから15番のバスに乗って空港へ行きたい。
ただ、朝に寄りたい場所があるので7時台にチェックアウトして行動開始したい。
エンフタイワン(平和)通りという、ウランバートルを東西に横切る最も主要な通りがあり、昨日もトロリーバスの2系統で通ったのだが気になる建物があった。
モンゴルとソ連の国旗のレリーフが前庭に立ったその建物は、いかにもスターリンやチョイバルサンの時代を知っていそうな、1940~50年代の共産主義建築であった。
「УБТЗ-ын эмнэлэг」とあるその建物は、「УБТЗ」という事はウランバートル鉄道つまりモンゴル国鉄、「эмнэлэг」を昨日バスの行き先の関係上グーグルマップで調べたら病院という意味だった。
つまりこれは日本にもあるような「鉄道病院」。
おそらく、ここにはソ連で当時の先端医療を学んで帰ってきたモンゴルの医者が、社会主義科学の誇りをもって診療にあたっていたのではないだろうか。
「モンゴル人民共和国」の息吹を知ることができてよかった。
さて、あとは25番だかのバスに乗ってウランバートル駅に行きますかね・・・
と、いい具合に25番のバスが来たのである。
これは僥倖と飛び乗った。
しかし、これが悪かった。
渋滞で全く動かないのである。
ちょっとこれは気が気ではない。本当に9:10に駅に着くのか・・・?
そう思っていたのは他の客も同じだったようで、結局他の客と一緒に途中で降り、歩いてウランバートル駅を目指すことにした。
本当に間に合うだろうか・・・?
結論から言うと、ギリギリのところで間に合うことができた。
が、駅にはレールバスらしきものが全く見当たらないのだが・・・?
(決モ:チームWBノノナナ)
それとも3番線に止まってる長い列車がレールバスの代わりに北方面へ行くとか・・・?
「9:10の列車に乗りたいんだけど・・・?」
「9:10のは無いよ。10:00に出るよ」
「えー?」
駅に張り出されている時刻表を見る限りでは、ウランバートル駅はやはり9:10に出るようである。
今日だけは走ってないのかどうか分からないが、使えない時刻表なら貼りださないでほしい・・・
そうすると、今日やりたいことなんて何もない。
中心部のスフバートル広場にでも行ってみようかとも思ったが、この渋滞だし11:50の飛行機に間に合うかどうかわかったものではない。
仕方がないので、もう空港に行くことにした。
とりあえずウランバートルで学んだことは、目的のバスが頻繁に来るとは限らないという事である。
頻繁に来るものと早合点して、全然来なかったなんてことになったら泣くに泣けない。
ということで、歩いて陸橋を渡り、空港行きの9番のバスが出るバス停へ行くことに。
(決モ:チームR小沢)
渋滞は陸橋でも相変わらずで、バスもなかなか来ない。
アジアらしいといえばアジアらしいのかもしれないが、空港に行けないとなると洒落になっていない。
で、これについて結論を言いますと、程なく9番のバスが来て、渋滞も陸橋の近くを過ぎたら解消され、快調に郊外の草原を行くことができた。
果たしてボヤント・オハー空港に到着。
今では「チンギスハーン国際空港」らしいが、やはりこの空港は「ボヤント・オハー」の方が雰囲気がある。
(決モ:トルソーさんの霧島)
早く着きすぎたかと思ったが、すでにチェックインは始まっており、中国人を中心にワラワラと集まって受付をしている。
自分の受付になったとき、係員は「羽田ですね?」
「え?羽田?」 成田だと思ってただけにラッキー。
それにしても・・・
随分と寂しい空港であることよ。
本当はウルムとかホサムとかアーロールとか、そういうモンゴルチーズを買いたかった。
しかしそれどころではなく、食べ物自体は通り一遍のチョコレートしかない。
この寂しさは何だろう?
間違いなくヤンゴン空港以下で、アジアの各国の玄関としては、ここは最低レベルの空港ではないだろうか。
仕方がないので、その通り一遍のチョコレートを会社へのお土産に買ったくらいにして飛行機に乗る。
北京行きのCA機はホーイング737という中型機であり、真ん中の座席だった。
ナンデー・・・
北京に到着するとボーディングブリッジではなく、沖止めだった。
(決死モデル:チームP桃園)
何で沖止めなんだろう。空港のショボい・・・ つまり航空需要の低そうなウランバートル便だからということ?
まあ限界旅行オタク的にはゾクゾクするネタにはなるんだけど、disられてるような印象は否めない。
兎も角もランプバスに乗り空港へ。
やはりウランバートル便も羽田便も第3ターミナルで乗り換えは便利である。
とはいってもやり残した仕事は沢山あるので、空港内でノマドワークしつつ羽田便が出るまでの4時間をあわただしく過ごす。
羽田便もボーイング737で、真ん中の關だったがガラガラだったのでのびのび座ることができた。
そんなこんなで羽田に着いてみると、また沖止め・・・!?
(決モ:トルソーさんのメア)
この沖止めとかそういうのはどうやって決めるんだろう。
確かに沖止めの方がボーディングブリッジを使わないだけに着陸料は安そうである。
それでも最近の金満中国なんだろ・・・?
それとも、こういったところに金を使わないところが中国らしさなんだろうか。
まあ1日2回も沖止めを経験するなんてのはそうそうあるものではなく、楽しくはあるんだけど。
兎も角も無事に帰国してスタンプ帳に入国員が押され、モンゴル旅行もこれでおしまい。