谷根千を行く

自分の中で空前の猫ブームとなっている昨今、こんどは谷中へ行くこととする。

散歩の始まりは日暮里駅の北口である。

日暮里は、山手線の外側である繊維街側へは比較的よく行くが、山手線の内側となる谷中へ行くのは初めてである。

まずは「鉄ヲタ橋」として名高い下御隠殿橋から。
決死モデル:チームR持田

仙台へ行くのか盛岡へ行くのか、E2系が北へ向かおうとしている。

さて、ここから西側はアップダウンの激しい街並みとなり、寺町となる。
平日ではあるが、観光客らしき姿も多い。
猫が多い街ということで売り出しており、猫をモチーフとした商店も多いが、まるで猫がいない・・・

どこかの家の軒下にやっと1匹いた。

しかし、寝てる最中だったので起こさないで写真を撮る程度に留めておく。

ちなみに、この界隈の猫は「地域猫」として、ボランティアが避妊手術を行い、計画的にエサを与え、残した分は環境破壊の無いように回収するという徹底した住環境との両立策を取っているのだそうだ。
それで、観光客がエサを与えること自体がご法度となっている。
マタタビは・・・ おそらく糞の量を左右するものではないだろうが、決してやっていいものではないだろう。

幸か不幸か、マタタビを使ってみたいと思えるような機会はついぞやってこなかった。

この階段は「夕焼けだんだん」と言うらしいが、「夕焼けニャンニャン」を意識して命名したものだろうか。

ちょっと職場へのお土産にと、この夕焼けだんだんの下のおかき屋さんでおかきを買い求めることに。
そのついでに「猫は?」と聞くと、
「夜になれば数匹集まるんですけどね・・・ 最近はめっきり減ってしまいました。ボランティアの人が避妊させるようにしてるので、増えることは無いんです」
とのこと。

こういうことを言って良いのかどうか分からないが、日本のどこかでは、農作業や園芸で野良猫の害に苦しんでいる地域もあるわけで(そしてそれを猫虐待の正当化に使われているわけで)、そんな地域から数匹貰ってきて谷中に放流するわけにはいかないのだろうか? 釣り堀や松茸取りのように・・・
少なくとも、猫を見に谷中に来る人が多く、猫で町興しをしているのであれば検討に値するのではないだろうか。

商店街自体も、庶民的な感じで観光客も多い。

中には、電話自動化前の(確か東京は昭和35年?)、2桁の市内局番を出しているような店もあった。

なかなかどうして楽しい地域であった。

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