まともに桜島観光

台風14号が過ぎ去ったと思ったら、南西諸島にはすでに次の熱帯低気圧が出始めている。
それでも今日の鹿児島は、曇りで推移し、最高気温は29℃まで上がると言う。

さて、ダークツーリズムが終わり、17時55分の飛行機まで何もやることがないとなったら、まともに桜島でも観光することにしたい。

ということで、高見馬場から市電で水族館前まで。
考えてみれば、今回の鹿児島旅行では、新幹線以外のJR九州には全く乗っていないのだ。

果たして、水族館前から桜島フェリー乗り場まで。

桜島フェリーは、24時間運航しているのだと言う。
なるほど、時刻表を見ると1時間に何本も運航している。
ノープランでいくらでも乗れる。

そしてまた、チケットは降りてから払えば良いのだと言う。
確かに、2点間だけの往復なので、どちらか一方に切符を扱う場所があれば良いのは確かであろう。

そして、フェリーに乗り込む。
そうしていると、向こうから桜島から来たフェリーがやってきた。
車も積んでいる。

そしてこちらのフェリーも出航する。
雄大な桜島がこちらに近づいてくる。
あまりにも雄大すぎて、もはや迫力すらない。

ほどなくして、桜島の桟橋に到着する。

そういえば、桜島に到着したのは良いのだが、どのように観光すればいいのやらさっぱりわからない。
レンタカーやレンタサイクルで巡ればいいのだろうか。

やることもないままにバス乗り場に行ってみると、垂水行きのバスがあると言う。
確かに、桜島と言うのは垂水側とは地続きなのだ。

やることもないままにこの垂水駅に乗ってみようか。
垂水に行けば、鹿児島市の鴨池港に行くフェリーが1日に何本も出ているはずだ。

と言うことで、垂水行きのバスの中の人となる。
バスはキュービックだった。

まずは、錦江湾を右手に走っていく。
錦江湾の雄大な風景もそこそこに、こちらもこれまでの写真の整理をしている。

そんなことをしていたら、早くも垂水の市街地に入る。
もしかしたら、大隅線の垂水駅の跡には何か良いものがあるだろうか。
そう思って調べてみたら、一応鉄道公園にはなっているものの、たいしたものがないようだ。

では、そのまま垂水港に行ってしまおう。

果たして、垂水港に到着。
平成の初めごろ建てたとおぼしきターミナルは、いい感じにくたびれている。

鴨池港へのフェリーは、出発まで40分以上あるので、決死することにしたい。

アングルとしては、フェリーを手前にして、桜島をバックにして取りたい。
おそらく、これが今日1番良いショットではないだろうか。

また、これを以って鹿児島県垂水市は収鋲としたい(収鋲率:鹿児島県39.5%、全国53.4%)

さて、後はフェリーの出発を待つだけ。
このフェリーは、バスと同じでで鹿児島交通が運営してるようであるが、「生活路線」というものを感じる。

果たして、出発時間がやってきた。

垂水港を出発したフェリーは、桜島を右手に見ながら穏やかな錦江湾を順調に走っていく。

船は、若い人のグループが多い。観光客だろうか。

鹿児島の市街地からとは違って、桜島を南側から見ることになるので、桜島の火砕流の流れる方向をつぶさに見ることができる。
このような桜島は、なかなか見ることができないのではないだろうか。

そして、前の方を望むと、鹿児島の市街地が迫ってくる。

そして、終点の鴨池港に到着。
鴨池港のターミナルビルは、おそらくは昭和に建てたものではないだろうか。
いい感じでくたびれている。

Google マップで調べる限りでは、鴨池港からのバスは、30分にイッポンしか走っていないかと思ったら、バスターミナルには何台ものバスが並んでおり、頻繁に出発しているようだ。
その中の1台に乗ることにする。

鴨池港からのバスは、あちこち停車し、甲突川を渡って鹿児島中央駅に到着する。
穏やかな甲突川の流れは、まるで「水の都」を思わせる。

そして、例の観覧車が近づいてきて、鹿児島中央駅に到着する。
鹿児島中央駅の前では、「若き薩摩の群像」があり、その下ではPCR検査を行っている。

そしていよいよ、本当に鹿児島を去る時が来た。

鹿児島中央駅から、駅前の道路1本を隔てて、バスターミナルがある。
ここで、空港行きのバスのチケットを買って、バスを待つことにする。
空港行きのバスは減便してるようで、それでも1時間に3本は走っている。

そこで、14時40分のバスに乗ることにした。
バスが来ると、すでにある程度席が埋まっている。
どうやら、天文館の方を先に通ってきたようである。

ともかくも、後ろのほうの座席に陣取って鹿児島空港を目指す。

そして、高速道路でも40分強バスに乗って、鹿児島空港に到着する。

かつては、鴨池に空港があったのだと言うが、昭和47年に現在の溝辺に移転したと言う。
昭和47年と言うと、高速道路が開業していたかどうか微妙な時期である。その頃であれば、もっとかかったのだろう。

それはともかく、17時50分発の飛行機は、18時55分に変更になったと言う。
もっとも、鹿児島空港と言えば大空食堂の鶏飯なので、それを食べることができるのであればいくら遅れたって構わないと言う事情はある。

ともかくも、待っている間は、1階のドトールでコーヒーでも飲みながら、回顧録でも書いていることにする。
今回は、2012年12月、139記事まで書いた。

また、직맹がらみで思い出したことがあった。
それも、火曜日にやらなければならないことを今募集をかけているのである。
我ながら馬鹿なことをしている。

さて、チェックイン開始の17時25分になった。
チェックインに並ぶことにしよう。

リュックの重量は、薩摩硫黄島飛行場で測った時は10kgギリギリだったので、7kgはゆうに超えている。

ともかくも、チェックは無事に完了。
後は、18時半ごろまでに、検査を終えていれば良いが、今の時刻は17時55分ごろ。
大空食堂で鶏飯を食べるには、結構微妙な時間である。
それでも、10分あればいけるかな。

と言うことで、大空食堂へ行き、大急ぎで鶏飯をかき込む。
これで18時13分位。
そして、大急ぎで保安検査に行くことにしよう。

そして保安検査を通り過ぎ、後は悠々と関西空港行きのピーチ198便に乗るだけになった。

ところが、飛行機がさらに遅れ、19時15分ごろの出発となると言う。
そうなると今度は、23時の大阪駅発の高速バスに乗れるかどうかと言うことになる。

19時15分の出発と言うことであれば、関西空港では20時25分に到着すると言うことにはなるが、念のため、バスを23時50分ごろの出発に変更することも考えなければいけない。

そして、搭乗の時間になった。
今回はかなり前のほうの席なので、かなり楽である。

そして19時15分、やっと鹿児島空港を出発。
機内では、ずっと「不機嫌な作詞家 阿久悠日記を読む」を読んでいた。
やはり、日記と言うものは時代と土地と人生を書くものだなぁと思う。

そしてちょうど1時間10分後である20時25分、関西空港に到着する。

さすがにピーチは格安外車だけに、ボーディングブリッジではなくタラップで降ろされて空港の中を歩くという形になり、長い通路を通らされる。

そして、かなり久しぶりにターンテーブルで荷物を受け取ると言うことになるのだが、そこに書いているのは「ご桃乗おおきに」。
うまいことを書くものである。

ともかくも、荷物が戻ってきてターミナルの外に出ることにする。
もうターミナルの中は、発着する飛行機は出払っており全く寂しい雰囲気である。

ところで、このターミナルはターミナル2らしい。
駅のある方向に行くためには、バスでターミナル1まで行かなければいけないと言うのである。
こりゃたまげたね。

Google マップで調べると、関空島はもう1個できているらしい。
それで、隣の島に行くような感覚でバスに乗らなければいけないのだ。
それは全く以て恐れ入った。
この壮大さは、成田空港の第3ターミナルの比ではない。

ともかくも第一ターミナルに到着。
21時06分には、ラピートが難波に行くと言うが、今回は21時25分発の「はるか58号」に乗ってみることにした。
「はるか」であれば、大阪駅に直接行けるだろう。

そう思って切符を買おうと思ったら、天王寺の次は新大阪であるという。つまり宮原の北方貨物線を通るらしい。
少しも乗り掛かった船。今回は「はるか」で乗ると言う方針は変えないことにしよう。

そして、4番線に入っている「はるか58号」へ。
昨今の「はるか」は、ハローキティとコラボしているらしい。

後はもう、新大阪に向かって走るだけ。
惜しむらくは、「はるか」には、電源がないのである。
今の「ラピート」がどうだかわからないが、おそらく高速バスで電源付きの車両が出たら、競争力としてはひとたまりもないだろう。

ともかくも、宮原の北方貨物線を通ると、ほどなくして新大阪に到着する。

新大阪からは、1番早い20時20分の西明石行き各駅停車に乗って大阪駅へ。

大阪駅では、バスの車内で食べるチーズなどを買ってバスを待つ。
焼酎も買いたいところだったが、最近酒が全然飲めないのだ。

今日もまた3連休の始まりであるせいか、若者を中心に多くの客がバスを待っている。

そして23時が近づき、ドリームルリエ22号がやってきた。

あとは一路東京を目指すだけ。

今回の決死出演は9名(累計20名)。

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