荒海からの欠損充

関東の南海上には低気圧が横たわっている。
波は3㍍程度。

おがさわら丸の2等寝台で目が覚めたのは7時過ぎ位だろうか。
アナウンスでは、今日の竹芝桟橋の到着は1時間遅れで16時になると言う。

そうなると、色々と予定が変わってくる。
本来は、15時に竹芝に到着し、17時に欠損バーが始まるので、その間築地本願寺でも見ていようと思ったのだが、それも無理そうだ。

それも、デッキに出る事はできないという。
確かに結構揺れており、座っているのも難儀だというほどだ。

しばらく、7階のラウンジで座っていたが、あまりにも揺れるので、ベッドに戻ることにした。

9時前ぐらいに、電波が2本ぐらい立ったが、別にネットが見れるわけでもなし。

船は揺れて、朝食を食べる気力もなし。
「小笠原村 初代村長と校長の記録」は読み終わったので、電波の通じるところに出たら読書メーターに書き込むことにしよう。

結局、揺れる船の中で何もしないまま12時近くになっていた。

ロビーの案内を見てみると、竹芝到着は16時40分になると言う。
また遅れるらしい。
この調子では、欠損バー自体が遅れてしまいそうだ。
もはやどこに寄ることもできない。

ともかくも、昼食を食べることにしよう。
もはや重いものを食べることはできない。
850円のかき揚げそばでも食べることにしよう。

しかし、食券のために並んでいる時間自体がもう苦痛だ。

Suicaを使うことができたのだが、かき揚げそばを買ったら33円しか残っていなかった。

かき揚げそばはさっと食べてしまうことにする。
これでベッドに戻ると、また逆流性食道炎になってしまいそうなので、7階のラウンジで一休みすることにする。

右舷側、つまり房総半島側に陣取るが、電波は1本か2本しか入らず、インターネットを使うことができない。

こういう状態なので、電波復活するまでの間までに、シャワーを浴びてしまうことにしよう。
ということで、下に降りてシャワーを浴びることにする。

そして再び7階のラウンジに行く。
13時過ぎてもまだ電波は入らない。

仕方がないので、iPadで本でも読みながら時間を潰すことにする。

そんなことをしていると、向こうに房総半島が見えてきた。
海も十分に穏やかなので、デッキを解放しても良さそうなものだが。

みんなそう思っているのか、そのうちにデッキ開放のアナウンスが入る。
この船に乗って初めて、やっとデッキが解放された。

電波もだんだん復活してきたが、北見支店の生涯学習ニキからも入っていた。
北見から札幌の引っ越しで、40万円位かかるらしい。
どんだけ荷物持ってるのという話。

そのうち、東京湾の真ん中あたりに来たためか、電波が怪しくなってきた。

それと、7階のラウンジは15時15分で終わると言う。
それで、ベッドに戻るしかなかった。
それでなくても、iPhoneもiPadも充電が怪しくなってきているので、充電の必要がある。

しばらく、福祉センターの図書館で借りた「MOCTソ連を伝えたモスクワ放送の日本人」を読んでいることにする。
鉄のカーテンに残らざるを得なかった日本人、鉄のカーテンの向こうに飛び込んだ日本人について克明に取材している。

16時過ぎ、すでにレインボーブリッジのあたりを通ろうとしている旨のアナウンスが入った。
ということは、16時40分過ぎとかいうのは無いようだ。

結局、16時20分ごろに竹芝桟橋に到着する。
まずは700番台の乗客と、新幹線や飛行機のチケットを持っている急ぎの乗客から下ろすようだ。
こちらも「欠損バーに行く」と言う急ぎの用事では、なかなか降ろしてもらえないだろうか。

ほどなくして、400番台も下船が始まった。
今日は珍しく「階段を上ってください」と言う。
珍しい降り方だと思ったら、飛行機のようにボーディングブリッジから降りる方式だった。

それで、降りてすぐの決死はやりやすかった。
これからずっとこのようにやってくれるんだろうか。

ともかくも、浜松町駅から欠損バーを目指すことにしよう。

おそらく、浜松町駅で小便小僧を撮ることすらできないだろう。
東京タワーもどんどん見にくくなっている。

ただ、「広げよう納税の輪」の碑は撮ることができたので、それでよしとしよう。

ここから欠損バーまで、どのようにしていけばいいか。
基本的には、丸ノ内線の新宿御苑前なのだが、浜松町から神田で中央線に乗り換えて、四谷で乗り換えるか、あるいは東京駅で丸ノ内線に乗り換えるか。

今回は、東京で乗り換えることにしよう。

果たして東京で降りる。
そして、丸の内北口から出るが、丸ノ内線のホームは非常に遠い。
その間、東京駅と東京中央郵便局でにしこくん仕事ができたから、それでよしとしよう。

そして地下に下り、丸ノ内線のホームに近づくと、鉄粉の匂いがする。
これは第三軌条サードレールの匂いであろう。

丸ノ内線の発車は17時02分。すでに欠損バーは始まっている。

そして三日月に到着。
既に伊東さんとalcaさんが来ていた。
ハルナちゃんはこの日のためにドレスを新調したという。

玲さんは開口一番「痩せたね?」と。
色々ありましてね…と。

あとは障害者手帳の話など。
手帳があるとどういう特典が得られるかとかそんな話。

その他色々な話をする。

20時になると、ぽわんちゃんが来た。
すぐに同伴に連れていくのではなく、しばらく飲む。
ハルナちゃんは、一度POWANに来たことがあるらしい。

それで30分ぐらい飲んだくらいにして退店。

靖国通りを一緒に歩いて花園神社の近くの焼肉店へ。
地下にある焼肉店だが、なかなかの所。
ここで15,000円ぐらい費消。

そしてPOWANへ。
今日はさいちゃんと三ツ矢ちゃんが出勤。どちらも初めて。

そしてまた何やかや話す。
その後0時近くなったので退店。

ぽわんちゃんは元々休みだったので、送ってもらうことに。
「何かあったらLINEでなんでも言ってよ。一生仲良くしよう」と言ってくれたのは嬉しかった。
フェチとしての一つの到達点かな。

こちらは区役所前のカプセルホテルに投宿。

今日の決死出演は6名(累計14名)。

関連するエントリ(とシステム側で自動的に判断したもの)


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です