原作を都合よく変える自由、批判する自由

オリンピックを翌年に控え、その影響で4日間開催となった今回のコミケ96(C96)は熱中症患者を多数出し「野戦病院」とまで言われる状況となったが、その傍らで露出レイヤーがまたぞろ叩かれることになった。

「進撃の巨人」のサシャがなぜかズボンを履き忘れ、ハイレグ衣裳で登場したばかりか「アヘ顔ダブルピース」まで作る始末。

ちなみに自分自身も「進撃の巨人」を分かっていなくて、原作はこんな感じらしい。

物凄く叩かれてはいるが、個人的にはこれは「あり」だと思っている。

だって「艦これ」なんてどうなる?
あれは鉄の塊である戦艦がなぜか女の子になってるんだよ?
(そのことを叩いている軍ヲタもいるけど)

あと「ガールズ&パンツァー」なんてどうなる?
女の子があそこまで都合よく戦車を操るか?

このように、誰でも「自分に都合よく設定を変える」「自分に都合よく現実を変える」ということはしているのだ。

・・・と、「戦隊ヒロインやウルトラヒロインやライダーヒロインの両腕を奪って勝手にアイドルグループにしている」自分としては思うのである。

それでも、自分のやっていることが世間的にどれだけ叩かれるのか?
それを確かめるために、2012年頃、フィギュアを投稿するSNS「fg」でアカウントを取って、うちの子たちを投稿したことがある。

一度に何枚も投稿したので、トレンドに「四肢欠損」が出るまでになってしまった。

そして、このことで2ちゃんねるでも反応されることになった。
決死モデル:チームY楼山

曰く、

  • 四肢欠損怖い。
  • 吐き気がした。
  • 星島容疑者?
  • すげ替えが問題。

最近別の所で話題にもなっているが、暴力の中でも「正義を背負ったもの」は特に、際限なくエスカレートする傾向にあるという。
確かに、こちらを批判している側は「反差別」を旗印にして批判している者もあった。
正義を盾にしているのだから、どれだけ叩いてもいい」そんな雰囲気を感じた。

相手は2ちゃんねらーである。いつしか個人情報まで拾い出されて叩かれるなんて事態になる前に、アカウントは削除することにした。

ただ、どのようなポイントで世間は叩くのか、ということについて貴重な情報収集ができたと思っている。
そうかそうか。「すげ替え」ってそんなに叩かれることだったのか・・・

ところで、このSNS「fg」なのだが、現在は存在しない。
そればかりかWikipediaの項目すらない。
このような事情になるのは、大荒れに荒れて編集合戦になった場合ではないだろうか。(他の例では「田端信太郎」など)

ピクシブ百科事典には「fg」という項目があるのでこちらが往時を偲ぶよすがになっているが、2012年の4月頃に自分がアカウントを作った時点で既に運営難となっており他社に譲渡する、ユーザーインターフェースの改悪でユーザーが離れる、といった状態になっていたらしい。

そして、ピクシブには「fgでやれ」というタグもあり、そもそも荒れやすい土壌はあったようである。
あ、いや、この場合pixivが荒れてるのか・・・

ただ、このような批判する行為自体も「荒らし」同然に扱われており、「正義を背負った強烈な批判」が無条件に「表現の自由」の名の下に許されているわけではないということは分かった。

とはいえ、批判されるのは精神衛生上良いものではない。
2016年の欠損松騒動の例だってある。
そうなると、「ゾーニングしましょう」というのが現時点での最適解になりそうである。

 

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